おばあちゃん (お笑い芸人)
おばあちゃん | |
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本名 | 沖原タツヨ[1] |
生年月日 | 1947年2月12日(77歳)[2] |
出身地 | 日本・東京都国分寺市[2] |
身長 | 155 cm[2] |
言語 | 日本語 |
最終学歴 | 放送大学 |
出身 | NSC東京校24期 |
芸風 | 漫談[3] |
事務所 | 吉本興業 |
活動時期 | 2019年 - [4] |
同期 | そのこ 金魚番長 小虎など |
公式サイト | 公式プロフィール |
おばあちゃん(1947年2月12日[2][3] - )は、吉本興業に所属する[2]日本のピン芸人。
略歴・人物
[編集]東京都国分寺市出身。身長155 cm、体重70 kg、血液型O型。4人きょうだいの第2子、長女[5]。趣味は近場の温泉へ行くこと。お笑いは子供の頃から好きで、本人によると中田ダイマル・ラケット、花菱アチャコ・横山エンタツ、京唄子・鳳啓助などのしゃべくり漫才を聞いて育ったとのこと[6]。中学卒業後は進学を希望するも親の反対に遭い、家の生活のために中学卒業後に就職して造船所の設計部などに勤務[5]。その後働きながら通信制高校に通い(学費が払えなかったことで中退していた期間あり)、短期大学を卒業[7]。
38歳の時に乳癌のステージ4を宣告される[6]など、30代から40代にかけて複数の癌を経験した[3][4]。47歳で放送大学に入学[3]し、乳癌手術後患者の衣類の快適性に関する研究で卒業論文を執筆し[3][4]、その後も第50回日本家政学会年次大会(1998年)[8]で2つの研究発表を行った[3]。64歳で定年退職後は高齢者劇団で不定期に“助っ人”という形で活動する[7]。そして、一度舞台の基礎から勉強してみたいと思っていたところ、友人の息子からよしもとクリエイティブアカデミーの放送作家コースを教えられ、そこで舞台の勉強をしたいと伝えて、NSCを紹介され入学に至る[7]。
2018年、吉本総合芸能学院東京校(東京NSC)に24期生[2][3][4]として入学。NSCのある授業で、ホワイトボードに芸名を書く時に本人は特に芸名を考えておらず、ホワイトボードの前で考え込んでいると後ろから「(芸名は)おばあちゃんでいいよ!」といった同期の誰かの声が聞こえて来て、周りのみんなも「おばあちゃんがいい」と言ってくれたということでそのまま芸名をおばあちゃんとした。そのため、本人は芸名の名付け親を「NSCの同期」としながらも、誰が付けてくれたかはわからないとしている[9]。なお、NSCに在学していた当時は吉本興業に「オバアチャン」というトリオが所属しており、NSCの講師から「既に先輩が使用している名前のため、NSC卒業後は『おばあちゃん』という芸名は使えない」と言われていた[10]。卒業後の芸名をどうするべきか悩んでいたところ、プロデビュー日の前日をもってそのトリオが解散することになり、現芸名をそのまま使用することができるようになった[10]。
2019年3月にNSCを卒業し、同年4月1日にプロとしてデビュー。デビュー時の年齢は72歳[3][4]。2023年には神保町よしもと漫才劇場の所属メンバーとなった[3][4]。所属事務所によると76歳での劇場デビューは過去最高齢とされる[3]。
ネタ中には、年寄りの日常を綴った得意の「シルバー川柳」を披露することが多い[6]。自らオチを忘れがちと分析し、事前にオチの川柳を書いた川柳を用意しておくことでそれを解決している、綾小路きみまろを手本として「女きみまろ」を目指しているという[11]。
出囃子
[編集]出演
[編集]テレビ
[編集]- 火曜は全力!華大さんと千鳥くん(フジテレビ、 2021年5月11日)[13]
- 激レアさんを連れてきた。(テレビ朝日、2023年8月14日)[14]
- ぴったりにちようチャップリン(テレビ東京、2023年9月9日)
- まつもtoなかい(フジテレビ系列、2024年1月14日)
- Dearにっぽん「いま わたしの舞台(ステージ)で〜77歳の“若手芸人”〜」(NHK総合、2024年3月25日)[15][16]
- 「Grandma Takes the Mic」として、英訳版も配信[17]。
- 白黒アンジャッシュ(チバテレ、2024年3月26日 - 4月2日)
ラジオ
[編集]- パーソナリティー担当
- その他
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- 生島ヒロシのおはよう一直線(TBSラジオ、2023年7月14日[6])
- 日本郵便SUNDAY’S POST(TOKYO FM・JFN、2024年5月19日)
CM
[編集]- 吉本興業 FANY ID プレミアムメンバーWebCM「医者と患者」(2024年2月9日 - )[19]
- SMBCコンシューマーファイナンス「プロミス」(2024年4月20日)
ライブ
[編集]- 2024年2月12日 - 祝77歳!芸歴5年目おばあちゃんの喜寿をお祝いする会(神保町よしもと漫才劇場)[20]
書籍
[編集]- おばあちゃん『ひまができ 今日も楽しい 生きがいを - 77歳 後期高齢者 芸歴5年 芸名・おばあちゃん -』ヨシモトブックス、2024年3月12日。ISBN 978-4-8470-7426-4。
脚注
[編集]- ^ 「古希超えて 芸人の夢開花 波乱の半生「おばあちゃん」 言い訳したって仕方ない。生きてる今を楽しみたい」『東京新聞』2023年8月24日。2023年11月18日閲覧。
- ^ a b c d e f おばあちゃん プロフィール - 吉本興業株式会社
- ^ a b c d e f g h i j 『76才、芸歴5年目の吉本興業所属のお笑い芸人「おばあちゃん」神保町よしもと漫才劇場 最高齢で初所属決定!!』(プレスリリース)、吉本興業株式会社、2023年6月14日。2023年7月6日閲覧。
- ^ a b c d e f 「神保町よしもと漫才劇場に最高齢76歳で所属、芸歴5年目のピン芸人おばあちゃん」『お笑いナタリー』2023年6月14日。2023年6月14日閲覧。
- ^ a b 「「年だからって逃げない、人や時代のせいにしない」76歳の若手芸人「おばあちゃん」が貧乏、乳がん、介護生活を経て笑いにかける夢」集英社オンライン、2023年7月27日。2023年7月28日閲覧。
- ^ a b c d 「神保町よしもと所属、76歳ピン芸人おばあちゃんが生島ラジオで「笑って生きられるのは幸せ」」日刊スポーツ、2023年7月14日。2023年7月14日閲覧。
- ^ a b c 「76歳ピン芸人「おばあちゃん」高校中退で造船所に勤務 乳がんを乗り越え72歳でデビューした半生」『CHANTO WEB』主婦と生活社、2023年9月5日。2023年9月6日閲覧。
- ^ 「日本家政学会第50回大会 研究発表要旨集」『日本家政学会』2023年6月14日。2023年6月14日閲覧。
- ^ 「「おばあちゃん」は76歳の芸人さん おばあちゃんに介護のお話を伺います【前編】」みんなの介護、2023年7月21日。2023年7月22日閲覧。
- ^ a b おばあちゃん 2024, p. 64
- ^ 「76歳の芸人「おばあちゃん」の歩みに若林「『だが、おばあちゃんである』ドラマ化してほしいね(笑)」(激レアさん)」『QJweb』太田出版、2023年8月15日。2023年8月16日閲覧。
- ^ 『大舞台で響かせたい』太田出版、2024年1月30日、32頁。ISBN 978-4-7783-1913-7。
- ^ 「5月11日(火) | 火曜は全力!華大さんと千鳥くん | 関西テレビ放送 カンテレ」『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』。2021年6月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月19日閲覧。
- ^ 「72歳で芸人デビュー!芸名は「おばあちゃん」、超遅咲きで夢を叶えた異色の半生」『テレ朝POST』。2023年8月15日閲覧。
- ^ 「おばあちゃんをNHK「Dearにっぽん」が特集、幼い頃から封印していた思いと命の危機とは」『お笑いナタリー』2024年3月23日。2024年3月26日閲覧。
- ^ 「お笑い芸人「おばあちゃん」が教えてくれた 人生を楽しむヒント - #教えて推しライフ」『NHK みんなでプラス』2024年3月22日。2024年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月26日閲覧。
- ^ 「Grandma Takes the Mic」『NHK WORLD-JAPAN』。2024年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月26日閲覧。
- ^ 「芸歴5年目、76歳の芸人おばあちゃんがMCに!『おばあちゃんのシルバーラジオ』2024年1月より配信開始!」『FANY Magazine』2023年12月26日。2024年7月3日閲覧。
- ^ 「マヂラブ野田がCMでタクシー運転手役、令和ロマンらが乗客に シシガシラや囲碁将棋も登場」『お笑いナタリー』2024年2月9日。2024年2月9日閲覧。
- ^ 「77歳おめでとう🌟『2/12(月)18:00「祝77歳!芸歴5年目おばあちゃんの喜寿をお祝いする会』」『神保町よしもと漫才劇場』2024年2月13日。2024年2月14日閲覧。
外部リンク
[編集]- おばあちゃん プロフィール - 吉本興業株式会社