アフター (映画)
アフター | |
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After | |
監督 | ジェニー・ゲージ |
脚本 | スーザン・マクマーティン タマラ・チェストナ ジェニー・ゲージ |
原作 | アナ・トッド『AFTER』(小学館) |
製作 | メドウ・ウィリアムズ ジェニファー・ギブゴット アナ・トッド マーク・キャントン アーロン・レヴィッツ コートニー・ソロモン デニス・L・ペリーノ |
製作総指揮 | ニコラス・シャルティエ ジョナサン・デクター デヴィッド・ダイナースタイン エリック・レーマン スコット・カロル ジェイソン・レスニック アダム・シャンクマン スウェン・テメル |
出演者 | ジョセフィン・ラングフォード ヒーロー・ファインズ=ティフィン シェーン・ポール・マギー サミュエル・ラーセン |
音楽 | ジャスティン・バーネット |
撮影 | アダム・シルヴァー トム・ベタートン |
編集 | ミシェル・ハリソン |
製作会社 | シネロウ・フィルムズ オフスプリング・エンターテインメント Wattpad ヴォルテージ・ピクチャーズ ダイアモンド・フィルム・プロダクションズ |
配給 | アヴィロン・ピクチャーズ |
公開 | 2019年4月12日 |
上映時間 | 106分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | 1400万ドル[1] |
興行収入 | $67,562,243[2] |
次作 | アフター -壊れる絆- |
『アフター』(原題: After)は2019年にアメリカ合衆国で公開されたドラマ映画である。監督はジェニー・ゲージ、主演はジョセフィン・ラングフォードとヒーロー・ファインズ=ティフィンが務めた。本作はアナ・トッドが2014年に発表した小説『AFTER』を原作としている。
日本では2019年7月12日にNetflixで配信が始まった[3]。
あらすじ
[編集]テッサ・ヤングは名門大学への入学を果たした。学期が始まって早々、テッサはハーディン・スコットと名乗る男にナンパされた。真面目な優等生として生きてきたテッサにとって、女遊びに興じるハーディンは不快なチャラ男でしかなかった。ところが、ハーディンに何回もちょっかいを出されているうちに、テッサは彼に不思議な魅力を感じるようになり、ついには彼に愛されたいと願うようになった。そんなテッサの様子を見て、ハーディンは「身持ちの堅い女がついに俺になびいた」と喜んだが、彼女と交流する中で、ハーディンにも心境の変化が起きた。
キャスト
[編集]- ジョセフィン・ラングフォード - テッサ・ヤング(吹替:朝井彩加)
- ヒーロー・ファインズ=ティフィン - ハーディン・スコット(吹替:小林千晃)
- シェーン・ポール・マギー - ランドン・ギブソン
- サミュエル・ラーセン - ゼッド・エヴァンス
- ハディージャ・レッド・サンダー - ステフ・ジョーンズ(吹替:鹿野真央)
- スウェン・テメル - ジェイス
- イアンナ・サーキス - モリー・サミュエルズ(吹替:櫻庭有紗)
- ピーター・ギャラガー - ケン・スコット(吹替:谷昌樹)
- ジェニファー・ビールス - カレン・スコット
- ピア・ミア - トリスタン(吹替:小見川千明)
- メドウ・ウィリアムズ - ソトー教授(吹替:山口由里子)
- ディラン・アーノルド - ノア・ポーター(吹替:窪塚俊介)
- セルマ・ブレア - キャロル・ヤング(吹替:樋口あかり)
製作
[編集]構想
[編集]2013年、アナ・トッドはWattpadで『After』と題した小説を発表した。同作はワン・ダイレクションのハリー・スタイルズをモデルにしたファン・フィクションであり、のべ数百万回閲覧された[4]。その結果、同作は書籍化されることとなったが、その際に主人公の名前がハリー・スタイルズからハーディン・スコットに変更された。『AFTER』が出版されるや否や、各種メディアで次々と取り上げられ、ついにはベストセラーとなった[5]。
2014年10月16日、パラマウント映画が『AFTER』の映画化権を購入したと報じられた[6]。ところが、2017年に本作の製作が暗礁に乗り上げたため、映画化権はアヴィロン・ピクチャーズに売却されることとなった。その際、タマラ・チェストナとジェニー・ゲージの手によって、パラマウントが用意していた脚本はリライトされた[7]。
キャスティング
[編集]2018年8月5日、トッドの意向を踏まえ、ジュリア・ゴルダニ・テレスとヒーロー・ファインズ=ティフィンを主役に起用したとの報道があった[8]。7月9日、スケジュールの都合でテレスが降板し、ジョセフィン・ラングフォードが代役として起用されることになり、スウェン・テメルの出演も決まったと発表された。[9]。11日、ピア・ミアに本作への出演オファーが出ていると報じられた[10]。16日、シェーン・ポール・マギーとハディージャ・レッド・サンダーがキャスト入りした[11]。19日、メドウ・ウィリアムズが本作に出演するとの報道があった。なお、ウィリアムズが演じたソトー教授は原作小説では男性だったが、本作では女性に変更されている。本作の登場人物の男女比を調整するための変更であった[12]。27日、ピーター・ギャラガーとジェニファー・ビールスのキャスト入りが発表された[13]。30日、セルマ・ブレアの出演が決まったと報じられた[14]。
撮影
[編集]本作の主要撮影は2018年7月16日にジョージア州アトランタで始まり、同年8月25日に終了した[15]。
マーケティング・興行収入
[編集]2018年11月21日、本作のティーザー・トレイラーが公開された[16]。2019年2月14日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[17]。
本作は『ヘルボーイ』、『Little』、『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』と同じ週に封切られ、公開初週末に400万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[18]、実際の数字はそれを上回るものとなった。2019年4月12日、本作は全米2138館で公開され、公開初週末に600万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場8位となった[19]。
評価
[編集]本作は批評家から酷評されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには27件のレビューがあり、批評家支持率は15%、平均点は10点満点で3.65点となっている[20]。また、Metacriticには8件のレビューがあり、加重平均値は30/100となっている[21]。なお、本作のCinemaScoreはBとなっている[22]。
続編
[編集]2019年5月19日、ヴォルテージ・ピクチャーズが本作の続編の製作に乗り出し、主演2人も続投する予定だとの報道があった[23]。8月7日、ロジャー・カンブルが続編の監督に起用された。その際、続編のタイトルが『After We Collided』に決まったとの発表もあった[24]。8月5日、ディラン・スプラウスの出演が決まったと報じられた[25]。14日、本作の公式Twitterがジョン・ジャクソン・ハンターの起用を発表した[26]。15日、チャーリー・ウェバー、ロブ・エステス、キャンディス・キング、ルイーズ・ロンバードらがキャスト入りした[27]。2020年9月2日よりイギリスなどを含む5ヶ国で公開が始まった[28]。
出典
[編集]- ^ “‘Shazam!’ To Hit $100M Before Friday; ‘Little’ Mighty With $15M+; ‘Hellboy’ Extinguished; ‘After’ Works Overseas – Sunday AM Update”. Deadline.com (2019年4月14日). 2019年4月18日閲覧。
- ^ “After”. Box Office Mojo. 2019年4月18日閲覧。
- ^ “After”. Netflix. 2019年6月29日閲覧。
- ^ “The "After" Movie Trailer Is Out And People Have A Lot Of Feelings”. Buzzfeed News (2018年11月23日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “Fantasizing on the Famous”. New York Times (2014年10月21日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “‘After’ Movie: Paramount Acquires Rights To Wattpad Book By Anna Todd”. Deadline.com (2014年10月16日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “Interview with Screenwriter and Producer Tamara Chestna”. Screencraft (2018年4月5日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “Julia Goldani Telles, Hero Fiennes Tiffin to Star in Romance ‘After’”. Variety (2018年8月5日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “Josephine Langford Set To Star As Tessa In ‘After,’ Movie Adaptation Of Anna Todd’s YA Phenom Novels”. Deadline.com (2018年7月9日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “Exclusive: YouTube Star Pia Mia in Talks to Join Anna Todd’s YA Movie ‘After’”. Collider (2018年7月11日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “‘After’: Shane Paul McGhie, Khadijha Red Thunder Cast In Film Adaptation”. Deadline.com (2018年7月16日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “‘After’ Movie Cast: Meet Landon, Steph And Professor Soto”. IB Times (2018年7月19日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “Peter Gallagher And Jennifer Beals Join ‘After’ Movie”. Deadline.com (2018年7月27日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “Selma Blair Set To Co-Star In ‘After’ Film Adaptation”. Deadline.com (2018年7月30日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “Holy crap. IT'S A WRAP”. Instagram (2018年8月25日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “‘After’ Trailer: Your First Lusty Look At The Adaptation Of Anna Todd’s Best-Selling YA Novel”. Deadline.com (2018年11月21日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “‘After’ Trailer: The Movie Based On a Harry Styles Fan Fiction is ‘Fifty Shades’ For Teens”. /Film (2019年2月14日). 2019年3月15日閲覧。
- ^ “'Shazam!' Poised for Second Weekend at #1, Topping 'Hellboy' & 'Little'”. Box Office Mojo (2019年4月11日). 2019年4月18日閲覧。
- ^ “April 12-14, 2019”. Box Office Mojo. 2019年4月18日閲覧。
- ^ “After”. Rotten Tomatoes. 2019年6月30日閲覧。
- ^ “After (2019)”. Metacritic. 2019年6月30日閲覧。
- ^ “‘Shazam!’ To Hit $100M Before Friday; ‘Little’ Mighty With $15M+; ‘Hellboy’ Extinguished; ‘After’ Works Overseas – Sunday AM Update”. Deadline.com (2019年4月14日). 2019年6月30日閲覧。
- ^ “Voltage Heats Up ‘After’ Sequel; Josephine Langford & Hero Fiennes Tiffin Returning – Cannes”. Deadline.com (2019年5月19日). 2019年6月30日閲覧。
- ^ “‘Cruel Intentions’ Director Roger Kumble Takes On ‘After’ Sequel ‘After We Collided’ Starring Dylan Sprouse”. Deadline.com (2019年8月7日). 2020年1月6日閲覧。
- ^ “Dylan Sprouse Will Play 'F-cking Trevor' In The After Sequel”. W Magazine (2019年8月5日). 2020年1月6日閲覧。
- ^ “午前3:46 · 2019年8月15日 by@aftermovie”. Twitter. 2020年1月6日閲覧。
- ^ “‘After We Collided’ Rounds Out Cast With Charlie Weber, Louise Lombard, Candice King & More”. Deadline.com (2019年8月15日). 2020年1月6日閲覧。
- ^ インスタグラムの投稿