アラゲタデ
アラゲタデ | |||||||||||||||||||||
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アラゲタデ Persicaria attenuata subsp. pulchra | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Persicaria tomentosa Willd. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
アラゲタデ |
アラゲタデ(荒毛蓼、Persicaria tomentosa、シノニム:Persicaria lanatum、Persicaria attenuata subsp. pulchra)とは、タデ科イヌタデ属の草本。
概要
[編集]日本では沖縄県の大東諸島(北大東島・南大東島)のみに、日本国外では朝鮮、台湾、アジアの熱帯地域、アフリカと広く分布する。湿地に生育する。大東諸島が北限。
多年草で、高さ60~100cm。基部は匍匐し、上部は斜上し、長さ2m程度まで成長する。葉は互生、披針形~長披針形で、長さ5~10cm、先端は尖る。葉の両面に白い絹毛を持つ。花は穂状花序で、茎頂や葉腋から長さ3~7cm花軸を出し、その先に白色の花を蜜につける。
日本では生育地が限られる他、自生地である湿地の開発、除草剤による影響で個体数が減少している。
保護上の位置づけ
[編集]絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト)
生育地である下記の地方公共団体が作成したレッドデータブックに掲載されている。
- 沖縄県:絶滅危惧IB類
参考文献
[編集]- 沖縄県文化環境部自然保護課編 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』、2006年。
- 多和田真淳監修・池原直樹著 『沖縄植物野外活用図鑑 第7巻 シダ植物~まめ科』 新星図書出版、1989年。
外部リンク
[編集]- J-IBIS絶滅危惧種情報 - 環境省版RDBでのアラゲタデの解説
- oNLINE植物アルバム - アラゲタデの写真