ケリー・マリー・トラン

ケリー・マリー・トラン
Kelly Marie Tran
Kelly Marie Tran
2017年
本名 Trần Loan / 陳鸞
生年月日 (1989-01-17) 1989年1月17日(35歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州サンディエゴ
民族 ベトナム系アメリカ人
身長 157cm
職業 女優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 2011年 -
主な作品
映画
スター・ウォーズ/最後のジェダイ
ラーヤと龍の王国
テレビドラマ
Sorry for Your Loss
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ケリー・マリー・トラン: Kelly Marie Tran: Trần Loan / 陳鸞1989年1月17日 - )は、アメリカ合衆国女優

2017年公開の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に出演し、広く知られるようになった[1]

略歴

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1989年1月17日にカリフォルニア州サンディエゴに生まれたベトナム系アメリカ人[2]。両親はベトナム戦争後にアメリカに移住したベトナム難民である[2]

Tran(: Trần)は、ベトナム語では「チャン」と発音するが、日本のメディアでは英語表記をアルファベット読みした「トラン」と表記される。

サンディエゴウェストビュー高校英語版からカリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) を卒業[2]短編映画やTVシリーズに出演後、2015年に『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年公開)のローズ・ティコ英語版役に抜擢され[2]2019年公開の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』にも同役で出演した。

人物

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『スターウォーズ/最後のジェダイ』に出演した際、インタビューで「『スター・ウォーズ』のファンだったかって?実は違うの。高校の授業のとき『エピソード4』を見せられたんだけど、何とも思わなかった。」と答えている[3]

誹謗中傷

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『スターウォーズ/最後のジェダイ』は商業的に成功したものの、その賛否が分かれる内容やキャラクター設定から、インターネット上でのヘイトスピーチが問題となった[4]

この騒動はケリー・マリー・トラン個人に対しても飛び火し、Wookieepediaにある記事で彼女が演じたキャラクター、ローズ・ティコの名前を「Ching Chong Wing Tong」というアジア系の蔑称に改変する嫌がらせ[2][5]、「ハイル・ヒットラー、私がどうしてSWのようなグッド・ムービーにキャストされたのか分からないわ」といった役者としての姿勢を茶化す書き込みがされた[2]

また、彼女のSNSの個人アカウントにスレンダーな韓国系アメリカ人女優と彼女の太った体格を比較する投稿など、誹謗中傷のコメントが殺到した結果[2]2018年6月にはインスタグラムのアカウントの投稿を全削除するまでに発展し[6]ライアン・ジョンソン監督らも遺憾の意を表明した[7]

主な出演作品

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映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
2012 The Cohasset Snuff Film Christine Chan
2016 XOXO Butterfly Rave Girl
2017 スター・ウォーズ/最後のジェダイ
Star Wars: The Last Jedi
ローズ・ティコ英語版 冠野智美
2019 スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
Star Wars: The Rise of Skywalker
2020 クルードさんちのあたらしい冒険
The Croods: A New Age
ドーン・ベターマン 声の出演
日本劇場未公開
潘めぐみ
2021 ラーヤと龍の王国
Raya and the Last Dragon
ラーヤ 声の出演 吉川愛
2023 ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-
Once Upon a Studio
ラーヤ 声の出演

テレビ

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放映年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
2018 スター・ウォーズ/フォース・オブ・デスティニー
Star Wars Forces of Destiny
ローズ・ティコ 声の出演
第2シーズン第3話「シャトル・ショック」
冠野智美
LEGO スター・ウォーズ/オールスターズ
Lego Star Wars: All-Stars
声の出演
計2話出演
2018-2019 Sorry for Your Loss ジュール・ショウ 計18話出演
2020 LEGO スター・ウォーズ/ホリデー・スペシャル
The Lego Star Wars Holiday Special
ローズ・ティコ 声の出演
テレビスペシャル
冠野智美
2021 The Croods: Family Tree ドーン・ベターマン 声の出演
計6話出演

脚注

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  1. ^ LAWRENCE YEE (APRIL 14, 2017). “Meet Rose, the ‘Biggest New Part’ in ‘Star Wars: The Last Jedi’”. variety. https://variety.com/2017/film/news/star-wars-the-last-jedi-rose-kelly-marie-tran-1202030883/ 2019年6月23日閲覧。 
  2. ^ a b c d e f g 岡田敏一 (2018年6月21日). “【エンタメよもやま話】スター・ウォーズ曇らせる“有毒”ファン シンデレラ女優インスタ閉鎖”. 産経新聞 (産経新聞社). https://www.sankei.com/article/20180621-X6FAGBJHHZPTFML53JC7RJGINQ/ 2019年9月1日閲覧。 
  3. ^ mari (2017年12月16日). “今語られる「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の全貌!注目キャスト4人の貴重な証言!”. SCREEN (近代映画社). https://screenonline.jp/_ct/17135544 2019年9月1日閲覧。 
  4. ^ 中谷 直登 (2017年12月19日). “『最後のジェダイ』を正史から外せ ─ スター・ウォーズ・ファン憤り、監督は「気にしない」「ほぼ肯定的な意見」”. THE RIVER. 2019年6月25日閲覧。
  5. ^ ANNA MENTA (2017年12月19日). “RACIST ATTACKS AGAINST KELLY MARIE TRAN POSTED TO ROSE TICO'S 'WOOKIEEPEDIA' PAGE”. Newsweek (IBT Media). http://www.newsweek.com/racist-rose-tico-wookieepedia-page-753063 2019年9月1日閲覧。 
  6. ^ “「最後のジェダイ」批判の半数以上がロシアのボットか政治的な目的”. 映画.com (カカクコム). (2018年10月5日). https://eiga.com/news/20181005/8/ 2019年9月1日閲覧。 
  7. ^ 稲垣 貴俊 (2018年6月6日). “『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ローズ役女優がインスタグラムの全投稿を削除、差別や攻撃受け ― 監督がコメントを発表”. THE RIVER. 2019年6月25日閲覧。

外部リンク

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