コトパクシ山
コトパクシ山 | |
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コトパクシ国立公園から撮影 | |
標高 | 5,897 m |
所在地 | エクアドル、コトパクシ県 |
位置 | 南緯0度40分50秒 西経78度26分16秒 / 南緯0.68056度 西経78.43778度 |
山系 | アンデス山脈 |
種類 | 成層火山 |
初登頂 | 1872年 |
プロジェクト 山 |
コトパクシ山(コトパクシさん、Cotopaxi)はエクアドル中央部、アンデス山脈中にある活火山。山頂の標高は5,897m。
概要
[編集]コトパクシとは、ケチュア語で「光る巨大な物」を意味する。別名コトパヒ山[1]。富士山に似ていることから、「エクアドルの富士山」と日本人が呼ぶことがある。エクアドル国内ではチンボラソに次いで二番目の高さである。首都キトの南方55kmの高原上にある比高3000mの成層火山で、常時噴煙が見られる[1]。火口は東西500m以上、南北700mと推定されている。雪を頂き、標高5000m以上の部分は氷河となっている。初登頂は1872年[1]。
「世界一高い活火山」[1]などと表記されることがあるが、現在の活火山の定義(概ね過去1万年以内に噴火した火山)のもとでは、オホス・デル・サラード山(6,893m、直近の噴火:400年~1000年ごろ)又はユヤイヤコ山(6,739m、直近の噴火:1877年)とされるため、正しくない。
主な噴火記録
[編集]- 1532~33年、噴火したという記録が残されている。
- 1698年、大噴火。南西の町ラタクンガに大きな被害が出た。
- 1744年、大噴火。800km以上離れたコロンビアのオンダまで爆音が聞こえたという。
- 1877年、噴火[2]。
- 1903年、大噴火。
- 2015年8月14日、噴火。上空8000mに達する火山灰を噴き上げ、周辺地域の警戒レベルを中程度に引き上げた[2]。翌15日にはエクアドルの大統領・ラファエル・コレアが非常事態宣言を出し、周辺住民が避難した[3]。
脚注
[編集]- ^ a b c d コトパクシ[山](コトパクシ)とは - コトバンク・2015年1月6日閲覧。
- ^ a b “エクアドルのコトパクシ山が噴火、約140年ぶり”. AFPBB News. (2015年8月15日) 2015年8月15日閲覧。
- ^ “火山噴火で非常事態宣言、周辺住民は避難 エクアドル”. AFPBB News. (2015年8月16日) 2015年8月17日閲覧。