ザック・スチュワート
レッドソックス時代(2012年9月30日) | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | テキサス州ウィチタ郡ウィチタフォールズ |
生年月日 | 1986年9月28日(38歳) |
身長 体重 | 6' 2" =約188 cm 205 lb =約93 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2008年 MLBドラフト3巡目(全体84位) |
初出場 | MLB/ 2011年6月16日 ボルチモア・オリオールズ戦 KBO/ 2015年6月23日 起亜タイガース戦 |
最終出場 | KBO/ 2016年10月7日 KTウィズ戦 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について |
ザッカリー・ロバート・スチュワート(Zachary Robert Stewart, 1986年9月28日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ウィチタ郡ウィチタフォールズ出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。
経歴
[編集]プロ入りとレッズ傘下時代
[編集]テキサス工科大学在学時の2008年、MLBドラフト3巡目(全体84位)でシンシナティ・レッズから指名され入団。この年は大学で防御率4.98と不振だったが、プロ入り後は傘下のA級デイトン・ドラゴンズとA+級サラソタ・レッズで24試合にリリーフ登板して防御率1.04を記録し、評価を上げた。
ブルージェイズ時代
[編集]2009年は7月31日にスコット・ローレンとのトレードで、エドウィン・エンカーナシオン、ジョシュ・レニキーと共にトロント・ブルージェイズへ移籍[1]。シーズンオフの「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングでは球団内で最高の評価を受けた[2]。
2010年はAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツで初めてフルシーズンを先発投手として過ごした。
2011年は打者天国として知られるAAA級ラスベガス・フィフティワンズを避ける形でAA級ニューハンプシャーに残留。6月15日に不振のカイル・ドレイベックと入れ替わる形でメジャー昇格を果たし、翌日のボルチモア・オリオールズ戦でメジャー初登板(7回2失点で勝ち負けは付かず)[3]。
ホワイトソックス時代
[編集]2011年7月27日にブルージェイズ、シカゴ・ホワイトソックス、セントルイス・カージナルス間での三角トレードで、ジェイソン・フレイザーと共にホワイトソックスへ移籍した。
レッドソックス時代
[編集]2012年6月24日にケビン・ユーキリス、550万ドルの金銭との交換トレードで、ブレント・リリブリッジ外野手と共にボストン・レッドソックスへ移籍した[4][5]。シーズン終了後の11月20日にDFAとなった。
ホワイトソックス傘下時代
[編集]2012年11月28日にトレードで、ピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[6] 後、2013年1月24日にウェイバーで古巣・ホワイトソックスへ復帰した[7]。
この年はメジャー登板は無く、傘下のAAA級シャーロット・ナイツでプレーし、28試合に先発登板して6勝14敗・防御率4.25・122奪三振の成績を残した。
ブレーブス傘下時代
[編集]2014年3月10日に金銭トレードで、アトランタ・ブレーブスへ移籍した[8]。この年もメジャー登板は無く、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブレーブスとAAA級グウィネット・ブレーブスでプレーし、2球団合計で22試合(先発16試合)に登板して7勝5敗・防御率4.58・61奪三振の成績を残した。
エンゼルス傘下時代
[編集]2015年1月29日にロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムとマイナー契約を結んだ。開幕後は傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズでプレーした。
NCダイノス時代
[編集]2015年6月10日に、不振により退団したチャーリー・シレックの代役として韓国プロ野球のNCダイノスと契約を結んだ。同年はNCで8勝を記録し,年俸大幅増で2016年の再契約も結ばれた。2016年は12勝を記録したが同年限りで退団した。
オリオールズ傘下時代
[編集]2017年1月20日にオリオールズとマイナー契約を結んだ。シーズンでは開幕から傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズでプレーしていたが、5月2日に自由契約となった[9]。
独立リーグ時代
[編集]2018年3月20日に独立リーグ・アトランティックリーグのニューブリテン・ビーズと契約した[10]。11試合に先発登板して4勝3敗・防御率3.42・42奪三振の成績を残した。
ブルージェイズ傘下時代
[編集]2018年7月5日にブルージェイズとマイナー契約を結び、傘下のAAA級バッファロー・バイソンズ[11] へ配属された[9]。オフの11月2日にFAとなった。
独立リーグ復帰
[編集]2019年4月24日にニューブリテン・ビーズと再び契約した。その後5月21日に現役引退を表明した。
投球スタイル
[編集]投球の大部分を最速96mph(約154.4km/h)のシンキング・ファストボール(先発時は89~93mph)とスライダーが占めており、チェンジアップはまだ発展途上である。沈む速球でゴロを打たせる投球スタイルであったが、ゴロアウト率は年々減少傾向にある[12][13]。
大学時代はリリーバーで、プロ入り後も先発とリリーフで起用方が定まっていなかった。2010年からは先発投手として起用されており、まだ目立った成績は残せていないがスカウト陣の評価は高い。球種が少ないため、先発ではなくクローザー候補として期待する声もあった。2015年6月から契約しているNCダイノスでは、先発として安定した投球を見せた[12][13]。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 | 球 団 | 登 板 | 先 発 | 完 投 | 完 封 | 無 四 球 | 勝 利 | 敗 戦 | セ 丨 ブ | ホ 丨 ル ド | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ 丨 ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2011 | TOR | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 75 | 16.2 | 26 | 2 | 5 | 1 | 1 | 10 | 1 | 1 | 9 | 9 | 4.86 | 1.86 |
CWS | 10 | 8 | 1 | 1 | 0 | 2 | 5 | 0 | 0 | .286 | 222 | 50.2 | 64 | 9 | 13 | 1 | 1 | 35 | 1 | 0 | 35 | 35 | 6.22 | 1.52 | |
'11計 | 13 | 11 | 1 | 1 | 0 | 2 | 6 | 0 | 0 | .250 | 297 | 67.1 | 90 | 11 | 18 | 2 | 2 | 45 | 2 | 2 | 44 | 44 | 5.88 | 1.60 | |
2012 | 18 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | .333 | 134 | 30.0 | 41 | 10 | 4 | 0 | 0 | 16 | 0 | 0 | 26 | 20 | 6.00 | 1.50 | |
BOS | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 34 | 5.2 | 17 | 4 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 14 | 14 | 22.24 | 3.00 | |
'12計 | 20 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | .200 | 168 | 35.2 | 58 | 14 | 4 | 0 | 1 | 19 | 0 | 0 | 40 | 34 | 8.58 | 1.74 | |
2015 | NC | 19 | 19 | 0 | 0 | 0 | 8 | 2 | 0 | 0 | .800 | 488 | 117.2 | 116 | 7 | 26 | 0 | 6 | 109 | 4 | 1 | 37 | 35 | 2.68 | 1.21 |
2016 | 27 | 27 | 0 | 0 | 0 | 12 | 8 | 0 | 0 | .600 | 653 | 150.0 | 160 | 11 | 55 | 1 | 8 | 118 | 4 | 0 | 79 | 76 | 4.56 | 1.43 | |
MLB:2年 | 33 | 14 | 1 | 1 | 0 | 3 | 10 | 0 | 0 | .231 | 465 | 103.0 | 148 | 25 | 22 | 2 | 3 | 64 | 2 | 2 | 84 | 78 | 6.82 | 1.65 | |
KBO:2年 | 46 | 46 | 0 | 0 | 0 | 20 | 10 | 0 | 0 | .667 | 1141 | 267.2 | 276 | 18 | 81 | 1 | 14 | 227 | 8 | 1 | 116 | 111 | 3.73 | 1.33 |
背番号
[編集]- 56(2011年 - 同年途中)
- 48(2011年途中 - 2012年途中)
- 47(2012年途中 - 同年終了)
- 31(2015年 - 2016年)
脚注
[編集]- ^ Reds acquire Rolen for Encarnacion. ESPN(英語). 2011年6月17日閲覧
- ^ Rode, Nathan(2009-12-15). Toronto Blue Jays: Top 10 Prospects. Baseball America.com(英語). 2011年6月17日閲覧
- ^ Millson, Larry(2011-06-16). Stewart's impressive debut not enough. bluejays.com(英語). 2011年6月17日閲覧
- ^ Merkin, Scott. “White Sox acquire Youkilis from Red Sox”. MLB.com. 24 June 2012閲覧。
- ^ Rosecrans, C. Trent. “Zach Stewart a trade piece once again”. CBS Sports. 24 June 2012閲覧。
- ^ Pirates Acquire Zach Stewart MLB Trade Rumors
- ^ “White Sox claim Zach Stewart off waivers from Pittsburgh”. MLB.com White Sox Press Release (January 24, 2013). March 11, 2014閲覧。
- ^ Chris Cotillo (March 10, 2014). “Braves acquire Zach Stewart from White Sox”. MLB Daily Dish. March 11, 2014閲覧。
- ^ a b MLB公式プロフィール参照。2018年7月6日閲覧。
- ^ “Pair of Big League Arms Head to New Britain” (英語). nbbees.com. (2018年3月20日) 2018年7月6日閲覧。
- ^ 2013年よりブルージェイズ傘下
- ^ a b Germain, Mat(2011-02-26). Top 50 Jays Prospects #3 Zach Stewart. Jays Journal(英語). 2011年6月18日閲覧
- ^ a b Sickels, John(2011-06-16). Prospect of the Day: Zach Stewart, RHP, Toronto Blue Jays. Minor League Ball(英語). 2011年6月18日閲覧
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 選手の各国通算成績 KBO
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、Baseball-Reference (Register)
- Zach Stewart stats MiLB.com