ミカエラ・シフリン
ミカエラ・シフリン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2019年 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
名前 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本名 | Mikaela Shiffrin | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
基本情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | アメリカ合衆国 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種目 | 回転、大回転 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所属 | Burke Mountain Academy | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1995年3月13日(29歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生誕地 | アメリカ合衆国、コロラド州、ベイル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 170cm | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ワールドカップ戦歴 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
デビュー年 | 2011年 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
総合優勝 | 4回(2016/2017年,2017/2018年,2018/2019年,2021/2022年) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
通算成績 | 通算74勝、表彰台回数120回、種目別優勝8回(回転:2012/2013年,2013/2014年,2014/2015年,2016/2017年,2017/2018年,2018/2019年、大回転:2018/2019年、スーパー大回転:2018/2019年) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミカエラ・シフリン(英語: Mikaela Shiffrin, 1995年3月13日 - )は、アメリカ合衆国出身のアルペンスキー選手。
技術系(回転、大回転)のレーサーで、2013年世界選手権、2014年ソチオリンピック、2015年世界選手権、2017年世界選手権と4大会連続で回転を制し、ワールドカップでは、2012/2013年シーズンから3季連続を含む計6度の回転種目総合の女王となった[1]。
来歴
[編集]コロラド州ベイル生まれ。国際スキー連盟(FIS)公認レースの出場年齢資格を満たすとすぐに、自身のスキー選手としてのキャリアを築き始めた。2010年12月にカナダ・ブリティッシュコロンビア州のパノラマで開催された、ノース・アメリカン・カップのスーパー複合で、同大会の出場年齢資格ぎりぎりの15歳で優勝する。同大会では、スーパー大回転、 大回転、回転も立て続けに制した。1か月後にスイス・クラン=モンタナで開催された世界ジュニア選手権では、試合前日に胃腸炎を患ったにもかかわらず、回転で銅メダルを獲得した[2]。
2011年3月にワールドカップデビュー。16歳の誕生日を迎えて間もない同年4月には、コロラド州ウィンターパークで開催された全米選手権の回転で、大会史上最年少の王者となる[3][4]。同年12月のワールドカップ2011/2012年シーズンの回転第5戦(オーストリア・リエンツ)で、彼女は初の表彰台に立つ。1回目は40番目のスタートで、さらに中間地点でシンガード(脛当て)を失うアクシデントに遭いながらも12位に入り、2回目は同レースで最速のタイムをマークして3位入賞を果たした[5][6][7]。
2012年12月、シフリンはスウェーデン・オーレで開催されたワールドカップ2012/2013年シーズンの回転第3戦で、初優勝を飾る[8]。17歳9か月でのワールドカップ制覇は、アメリカ人選手では史上2番目の若さであった[9]。2週間後にクロアチア・ザグレブで開催された回転第5戦[10]、さらにその11日後の回転第6戦(オーストリア・フラッハウ)でも勝利をおさめる[11]。
2013年2月にオーストリア・シュラトミングで開催された世界選手権に出場。大回転では6位に入賞し、その2日後に開催された回転では優勝を果たす[12]。同年3月にスイス・レンツァーハイデで開催されたワールドカップの回転最終戦も制し、彼女は2012/2013年シーズンの回転で種目別優勝を果たした[1]。
2013/2014年シーズンは、オーストリア・ゼルデンで開かれた大回転初戦の6位(同種目自身ベストタイ)で幕を開け、続く回転の初戦(フィンランド・レヴィ)で優勝する。続く大回転第2戦では2位に入り、同種目では初の表彰台に立った。2014年1月の回転第4戦は、悪天候のためにクロアチア・ザグレブから翌日にイタリア・ボルミオに会場が変更になるアクシデントに見舞われながらも優勝を果たした。同年2月のソチオリンピックでは、大回転で5位、回転では金メダルを獲得した。
2014/2015年シーズンもワールドカップでは回転で種目別優勝を果たした。また、ビーバークリークで行われたアルペンスキー世界選手権の回転で2大会連続となる金メダルを獲得した。
2015/2016年シーズンは、12月に大回転の練習中に故障したことで約2カ月間戦線離脱してしまい、3季連続で獲得していたワールドカップの回転の種目別タイトルを逃した。
2016/2017年シーズンはワールドカップで11勝を挙げ回転の種目別タイトルを奪回し、大回転の種目別順位で自己最高の2位に入り、自身初の総合タイトルを獲得した。アルペンスキー世界選手権では大回転で銀メダルを獲得し、回転で大会3連覇を達成した。
2017/2018年シーズンはワールドカップの滑降で優勝1回を含む3度の表彰台入りを果たし、技術系スペシャリストからオールラウンダーへの成長を見せ、元々得意としていた技術系種目でも平昌五輪までに回転で7勝、大回転2勝とこちらも好調で、五輪での個人種目5冠達成の可能性が取り沙汰された[13]。1月下旬にやや調子を落とし、イタリア・コルティーナ・ダンペッツォで行われたスーパー大回転第6戦からスイス・レンツァーハイデで行われた回転第9戦にかけての4レース中3レースで途中棄権した。平昌オリンピックではアルペンスキー女子の最初の種目の大回転で金メダルを獲得した。続いて出場した回転は世界選手権、五輪で4連勝中だったがまさかの4位に終わり連覇を逃した。回転の試合直前に嘔吐していたこともあり、感染症に罹患したとの憶測もあったが本人は試合後否定している[14]。滑降、スーパー大回転には出場せず、アルペン複合で銀メダルを獲得した。オリンピック後のワールドカップで2勝し、ワールドカップ12勝、総合タイトルと回転種目別の連覇を達成した。
成績
[編集]シーズン | 総合 | 種目別 | |||||
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DH | SG | GS | SL | AC | PL | ||
2011-2012 | 43位 | 49位 | 17位 | N/A | |||
2012-2013 | 5位 | 19位 | 1位 | ||||
2013-2014 | 6位 | 7位 | 1位 | ||||
2014-2015 | 4位 | 3位 | 1位 | ||||
2015-2016 | 10位 | 39位 | 21位 | 4位 | 23位 | ||
2016-2017 | 1位 | 36位 | 24位 | 2位 | 1位 | 6位 | |
2017-2018 | 1位 | 5位 | 28位 | 3位 | 1位 | ||
2018-2019 | 1位 | 25位 | 1位 | 1位 | 1位 | ||
2019-2020 | 2位 | 5位 | 7位 | 3位 | 2位 | 20位 | |
2020-2021 | 4位 | 2位 | 2位 | ||||
2021-2022 | 1位 | 26位 | 3位 | 3位 | 2位 |
年度 | 種目別 | ||||||
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DH | SG | GS | SL | AC | PL | TE | |
2013 | 6位 | 1位 | N/A | ||||
2015 | 8位 | 1位 | |||||
2017 | 2位 | 1位 | |||||
2019 | 1位 | 3位 | 1位 | ||||
2021 | 3位 | 2位 | 3位 | 1位 |
年度 | 種目別 | |||||
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DH | SG | GS | SL | AC | TE | |
2014 | 5位 | 1位 | N/A | |||
2018 | 1位 | 4位 | 2位 | |||
2022 | 18位 | 9位 | DNF1 | DNF1 | DNF2 | 4位 |
脚注
[編集]- ^ a b Mintz, Geoff (March 16, 2013). “Shiffrin comes from behind to claim season slalom title”. Ski Racing.com. February 15, 2014閲覧。
- ^ “Shiffrin goes from sick bed to podium at Junior Worlds”. Ski Racing.com (February 3, 2011). February 15, 2014閲覧。
- ^ “Granstrom, Shiffrin take U.S. National slalom titles; Ford, Schleper win combined”. Ski Racing.com (April 3, 2011). February 15, 2014閲覧。
- ^ Alpine Young Guns: Mikaela Shiffrin.
- ^ FIS Results – World Cup – women's slalom – 2011-12-29
- ^ Universal Sports – video – Mikaela Shiffrin – first World Cup podium – 2011-12-29
- ^ Williams, Eric (December 29, 2011). “Shiffrin third in Lienz slalom, Schild wins again, Schleper retires”. Ski Racing.com
- ^ Mintz, Geoff (December 20, 2012). “Shiffrin wins first career World Cup”. Ski Racing.com. February 15, 2014閲覧。
- ^ “Teen Mikaela Shiffrin wins”. U.S. Ski Team (December 20, 2012). February 15, 2014閲覧。
- ^ Mintz, Geoff (January 4, 2013). “Shiffrin picks up second career win at Zagreb, Croatia”. Ski Racing.com. February 15, 2014閲覧。
- ^ Mintz, Geoff (January 15, 2013). “Shiffrin picks up third win in Flachau, as first-run leader Hoefl-Riesch clips gate”. Ski Racing.com. February 15, 2014閲覧。
- ^ Mintz, Geoff (February 16, 2013). “17-year-old Mikaela Shiffrin your 2013 slalom World Champion”. Ski Racing.com. February 15, 2014閲覧。
- ^ “シフリンがW杯滑降初V、平昌5種目出場は「高望み」と否定” (December 3, 2017). March 21, 2018閲覧。
- ^ “回転女王シフリン、スタート前に嘔吐 4位に沈み連覇逃す” (February 16, 2018). March 21, 2018閲覧。
外部リンク
[編集]- アメリカ合衆国スキーチーム公式ページ内のプロフィール
- SHIFFRIN Mikaela - 国際スキー連盟のプロフィール
- ミカエラ・シフリン - Olympedia