ヴェリキイ・ウスチュグ
座標: 北緯60度46分 東経46度18分 / 北緯60.767度 東経46.300度
ヴェリキイ・ウスチュグ(ロシア語: Великий Устюг、ラテン文字転写: Veliky Ustyug)は、ロシア連邦ヴォログダ州の河港都市。人口は2万8670人(2021年)[1]
スホナ川とユグ川が合流し、北ドヴィナ川が始まる地点に位置する。州都ヴォログダから北東に623km。
造船業が盛んなほか、銀細工で有名。 1999年より、ロシアでは、ヴェリキイ・ウスチュグがマロースじいさん(ロシア版サンタクロース)の故郷であるということになっており、クリスマスの時期には多くの観光客が訪れる。
歴史
[編集]古い歴史のある都市であり、1212年の年代記にはじめてヴェリキイ・ウスチュグへの言及が見られる。重要な交易路が交わる場所として、16世紀から17世紀にかけては一帯の商業の中心地として栄えたが、以後、ロシアの交易の中心がバルト海に移るにつれて衰えた。
有名なこの町の出身者に、17 - 18世紀の探険家セミョン・デジニョフ、エロフェイ・ハバロフ、ウラジーミル・アトラソフ、ソビエト海軍軍人セルゲイ・プレミーニンがいる。
脚注
[編集]- ^ “city population”. 5 May 2023閲覧。
外部リンク
[編集]- ヴェリキイ・ウスチュグ市公式サイト(ロシア語)