仙台市民会館

トークネットホール仙台
TOHKnet Hall Sendai
地図
情報
通称 市民会館
正式名称 仙台市民会館
旧名称 仙台市公会堂
完成 1973年11月
開館 1909年5月18日
客席数 大ホール:1,265席
小ホール:500席
延床面積 12,800.22m²
用途 コンサートホール・会議室・展示室
運営 東北共立陽光ビル企業体(指定管理者[1]
所在地 980-0823
宮城県仙台市青葉区桜ケ岡公園4番1号
位置 北緯38度15分55秒 東経140度51分46.5秒 / 北緯38.26528度 東経140.862917度 / 38.26528; 140.862917 (仙台市民会館)
アクセス 仙台市地下鉄南北線勾当台公園駅の公園2番出口から徒歩10分
仙台市地下鉄東西線大町西公園駅の西1番出口から徒歩10分
外部リンク 仙台市民会館
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北西側(広瀬川側)から見た仙台市民会館(2012年9月)。写真の中心で、光が当たって白く浮き上がって見えている5階建て建物が仙台市民会館(ホール棟)。その右側の仙台桜ヶ岡団地(17階建て)の地下1階から地上2階部分も仙台市民会館の一部(会議室・展示室などが入る)。その左側に駐車場棟が一部見える。

仙台市民会館(せんだいしみんかいかん)は、宮城県仙台市青葉区桜ケ岡公園(西公園)にある、コンサートホール会議室・展示室などの複合施設である。市民からは「市民会館」と省略されて呼ばれている。

東北インテリジェント通信(TOHKnet)が命名権を取得しており2017年(平成29年)4月より「トークネットホール仙台」という愛称を持っている。

概要

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仙台市民会館の歴史は、桜ヶ岡公園(現西公園)にあった料亭「挹翠館」(ゆうすいかん)を市が1909年明治42年)に買収し、「仙台市公会堂」としたことから始まる。その後、西公園の中で移転・新築を繰り返して現在に至る。座敷しかない料亭が市の公会堂に転用できたのは、当時の仙台において集会は椅子席ではなく座敷席で行われるのが一般的であったためと考えられる。仙台市公会堂は1916年大正5年)5月擬洋風建築に建て替えられるが、民間では1932年昭和7年)12月開館の「仙台日活館」が仙台初の椅子席劇場とされる。

現在の市民会館は、西を広瀬川、南を西公園、東を西公園通に囲まれており、入口前の広場は定禅寺通の西端に位置するなど、仙台市を代表する景観に隣接する。施設は、都市基盤整備公団が整備した17階建ての仙台桜ヶ岡団地の地下1階から地上2階部分(会議室や展示室などが入る)と、それに連結する5階建て相当の建物(ホールが入る)、および、駐車場棟からなる。便宜上、地下階も存在するが、同館の西側は広瀬川の六兵衛淵に面する段丘崖上にあり、地下階でも西側の窓から採光が可能となっている。また、西窓からは青葉山や広瀬川も眺められる。

館内最大の施設は大ホール(1265席)であり、東京エレクトロンホール宮城等と並び、仙台市を代表するコンサートホールの1つとなっている。館内にはその他に会議室や展示室などの施設もあり、仙台市戦災復興記念館青葉区)、広瀬文化センター(青葉区・旧宮城町地区)、若林区文化センター若林区)、太白区文化センター(たいはっくる太白区)、泉文化創造センター(イズミティ21。泉区)と共に、「区文化拠点施設」の1つとして位置づけられている[2]

2020年11月、仙台市は老朽化のため仙台市民会館を将来的に廃止する方針を固めた[3]。旧耐震基準の建物でホールからの音や振動が漏れるため大小のホールが同時に利用できないなどの問題があるが多額の改修費用がかかること、「広瀬川の清流を守る条例」に基づく高さ規制があることなどから建て替えは困難と判断された[3]

施設

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エントランス前の広場は、南側の約2/3が都市基盤整備公団が整備した仙台桜ヶ岡団地に所属している「避難広場」であり[4]、北側の約1/3が市民会館に所属している。両者の間は植栽で区切られ、舗装も異なる。

ホール

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2階・1階
  • 大ホール(1階967席、2階298席、合計1265席。803m2
地下1階
  • 小ホール(500席。370m2
  • 展示室(300~500名収容可。491m2

会議室

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2階
  • 第7会議室
  • 第6会議室
  • 第5会議室
  • 第4会議室
  • 第3会議室
1階
  • 第2会議室
  • 第1会議室
地下1階
  • 特別会議室

応接室

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1階
  • 特別応接室
  • 応接室

その他

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2階
  • 和室1(30畳)
  • 和室2(30畳)
地下1階
  • 第1教養室(音楽室)
  • 第2教養室(美術室)
  • 視聴覚室(飲食不可)
  • 調理実習室

沿革

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西公園 (仙台市)も参照
前史
「仙台市公会堂」時代
「仙台市民会館」時代

利用者数・決算

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仙台市に提出された指定管理者評価シート[12]に記載されているデータによると、近年の利用者数は年間33万人~35万人程度である。


2005年度[13] 2006年度[14] 2007年度[15]
利用者数 346,400人 328,176人 329,796人
市の支出 指定管理者費用 2億2227万円 2億2157万円 2億2177万円
その他 310万円 125万円 268万円
市の収入 使用料 8832万円 9439万円 8523万円
その他 72万円 72万円 72万円

アクセス

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脚注

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  1. ^ 公の施設の管理運営を行っている指定管理者の一覧
  2. ^ 仙台市民会館指定管理者募集要項 (PDF) (仙台市)
  3. ^ a b 仙台市民会館と戦災復興記念館、老朽化で廃止へ 新音楽ホールに機能を集約”. 河北新報 (2020年11月28日). 2020年11月28日閲覧。
  4. ^ 仙台市民会館 1F (PDF) (東北共立)
  5. ^ 仙台市民会館改修工事について
  6. ^ a b c d e 公立文化施設の被災状況一覧 (PDF)地域創造 2011年9月27日)
  7. ^ 仙台市民会館の施設の一部を再開します(仙台市 2011年5月6日)
  8. ^ 復興の調べヴァイオリンコンサート(仙台市民会館 - 東北共立・陽光ビル企業体)
  9. ^ 仙台市民会館を再開します(仙台市 2011年7月26日)
  10. ^ 仙台市民会館のネーミングライツ(施設命名権)の優先交渉権を取得 - 共同通信PRワイヤー、2017年2月9日
  11. ^ 仙台市民会館のネーミングライツ(施設命名権)を取得 ~新名称は「トークネットホール仙台」~”. 東北インテリジェント通信 (2017年3月29日). 2017年5月9日閲覧。
  12. ^ 指定管理者による公の施設の管理運営状況に係る評価について(仙台市)
  13. ^ (平成17年度)指定管理者評価シート 仙台市民会館 (PDF) (仙台市)
  14. ^ (平成18年度)指定管理者評価シート 仙台市民会館 (PDF) (仙台市)
  15. ^ (平成19年度)指定管理者評価シート 仙台市民会館 (PDF) (仙台市)

関連項目

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外部リンク

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