北大東中継局

北大東中継局
送信波 地上デジタルテレビジョン放送
偏波面 水平偏波
送信放送局 NHK沖縄放送局(テレビ)
琉球放送(テレビ)
沖縄テレビ
琉球朝日放送
空中線電力 3W
受信元 南大東中継局
指向性 南方向
放送区域 北大東村の一部
受信世帯 240世帯
開局 1998年4月1日
設置場所 901-3902 沖縄県島尻郡北大東村字中野
北緯25度56分54.4秒 東経131度18分44.7秒 / 北緯25.948444度 東経131.312417度 / 25.948444; 131.312417座標: 北緯25度56分54.4秒 東経131度18分44.7秒 / 北緯25.948444度 東経131.312417度 / 25.948444; 131.312417
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北大東中継局(きただいとうちゅうけいきょく)は、沖縄県島尻郡北大東村北大東島)中野にある地上波テレビジョン放送の中継局である。

沖縄県大東地域は、1984年NHKの衛星放送が試験放送を開始したのに合わせ、南大東島に中継局が設けられ、これを地元放送局の代わりとして域内で視聴していた。

その14年後、小笠原諸島向けの通信衛星回線を利用した放送波送信に相乗りする形で、県内の放送系統に対応した地上波の放送を送信するために開局したのがこの中継局である。テレビジョン放送の完全デジタル化に伴う1年余りの休止期間を経て、送信波がそのままデジタルに変わるという珍しいケースとなった。

なお、ラジオについては南大東中継局がカバーしている。

放送区域

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  • 北大東島(港地区の一部は南大東中継局のエリア)

放送波の送受信

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デジタル放送

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沖縄本島から海底光ケーブルで送られてくる信号を南大東中継局で受信し、そこから放送波中継によって再送信。

アナログ放送

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東京タワーからの放送波をテレコムセンター東京都江東区)で受信。ここから通信衛星経由により南大東中継局で受信してUHFに変換、以後はデジタル同様に放送波中継で伝送。

沿革

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  • 1998年4月1日 - 開局。1996年通信衛星を使用して開始された、小笠原諸島向け中継波を利用していたため、NHK・民放とも沖縄の放送局ではなく東京(関東広域圏)の番組が放送されていた。民放は東京キー局のうち、沖縄に系列局のある放送局を中継していた。
  • 2010年6月30日 - テレビ放送の完全デジタル化に伴う措置として、在京局の放送をBSによるセーフティネット放送に移行し、在京局の再送信中継局を廃止したため、一旦当局の運用を中断。送信所の統廃合を除けば、事実上全国初のアナログ停波。
  • 2011年7月22日 - 在沖4社5系統による地上デジタル放送中継局の開局により、ほぼ1年余りで再開した。これによりセーフティネット放送の対象から外れ、ようやく地元テレビ局を視聴出来るようになった。

テレビジョン放送送信設備

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デジタル

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開局日:2011年7月22日

リモコンキーID 放送局名 物理チャンネル 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
1 NHK沖縄総合 42 3W 8.9W 沖縄県 240世帯
2 NHK沖縄教育 40 全国
3 RBC琉球放送 44 沖縄県
5 QAB琉球朝日放送 48
8 OTV沖縄テレビ放送 46

アナログ

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チャンネル 放送局名 空中線電力 ERP 放送対象地域 緊急時対応地元局
40 NHK東京教育 映像10W/音声2.5W 映像29W/音声7.3W 全国 NHK沖縄放送局
42 NHK東京総合 関東広域圏
44 TBSテレビ RBC琉球放送
46 CXフジテレビジョン OTV沖縄テレビ放送
48 EXテレビ朝日 QAB琉球朝日放送
  • 通信衛星から受信した信号を地上波(UHF)に変換して放送。
  • 本島などで系列局がない日本テレビ放送網(NTV)とテレビ東京(TX)は、アナログ終了まで対象外だった。
  • 沖縄の地元局からは、ローカルニュースや気象情報(特に台風情報)などが、電話回線を通じて字幕(台風情報の場合は画像も)表示された。
  • 放送区域は北大東村。

関連項目

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