友部謙一
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研究機関 | (機関)一橋大学 |
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研究分野 | 日本経済史、数量経済史、歴史人口学 |
母校 | 慶應義塾大学(学士、修士、博士課程単位取得) |
受賞 | 日経・経済図書文化賞(2007年) |
友部 謙一(ともべ けんいち、1960年 - )は日本の経済学者。専門は日本経済史、数量経済史、歴史人口学。慶應義塾大学教授、大阪大学教授、一橋大学教授を歴任。大阪大学名誉教授、一橋大学名誉教授。現在、一橋大学特任教授。
来歴・最終学位
[編集]- 1984年3月 芝学園をへて慶應義塾大学経済学部卒業
- 1986年3月 慶應義塾大学大学院経済学研究科修士課程修了
- 1989年 慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
- 1990年4月~徳山大学経済学部 専任講師、助教授(1997年3月まで)
- 1995年4月~一橋大学経済研究所 客員助教授(1996年3月まで)
- 1997年4月~慶應義塾大学経済学部 助教授、教授(2007年3月まで)
- 2006年1月 博士(経済学)大阪大学(『前工業化期日本農村における小農家族経済と市場経済:経済学と人類学的思考の接点から)Doctor of Philosophy (Ph.D) in Economics, the Osaka University
- 2007年4月~2017年3月 大阪大学大学院経済学研究科 教授
- 2017年4月~現在 一橋大学大学院経済学研究科 教授
編著書
[編集]- 『歴史人口学のフロンティア』 速水融、鬼頭宏、友部謙一編著(東洋経済新報社、2001年11月)
- 『前工業化期日本の農家経済:主体均衡と市場経済』 友部謙一著(有斐閣、2007年3月)
- 『生命というリスク』 川越修、友部謙一編著(法政大学出版局、2008年5月)
- 『ワークショップ社会経済史:現代人のための歴史ナビゲーション』川越修・脇村孝平・友部謙一・花島誠人著(ナカニシヤ出版、2010年9月)
- 『市場経済の世界史:見えざる手をこえて』 加藤博、大月康弘、田口英明、友部謙一共訳(名古屋大学出版会、2024年7月)
受賞等
[編集]- 第50回日経・経済図書文化賞:『前工業化期日本の農家経済:主体均衡と市場経済』 友部謙一著(有斐閣、2007年)
- Best Paper,"Reki-Show Authoring Tools: Risk, Space and History "(with Hirayama,T. & Hanashima,M.), The 2nd International Conference on Politics and Information Systems, Technologies and Applications,Florida,2004.
- [1],2001年度ベスト・オブ・経済書(週刊ダイヤモンド):『歴史人口学のフロンティア』 速水融、鬼頭宏、友部謙一編著(東洋経済新報社、2001年11月)
学会活動
[編集]- Open access article: Annals of GIS; Urbanization, industrialization, and mortality in modern Japan: a spatio-temporal perspective.(with Makoto Hanashima) [2]
- Open access article: Japan Spotlight; A Brief History of Markets, Households & Infectious Diseases in Japan. [3]
- Open access article: Sociology Study; How Infant Mortality Was Reduced in the Early Twentieth Century in Osaka.(with Emiko Higami) [4]
- Open access abstract: Changes in Female Height and Age of Menarche in Modern Japan, 1870s-1980s: Reconsideration of Living Standards During the Interwar Period.[5]
- Open access article: Mining Pollution and Infant Health in Modern Japan: From Village/Town Statistics of Infant Mortality (with Keisuke Moriya)
- 友部謙一「近世・近代日本の花柳病(梅毒)・死流産・出生力の因果関係をめぐって : 慶應義塾、その可能性の中心に」『近代日本研究』第34巻、慶應義塾福沢研究センター、2017年、1-38頁、hdl:10086/78472、ISSN 0911-4181、NAID 120006452519。
- 日本学術会議連携会員
- 社会経済史学会理事、編集委員
- 日本人口学会
- 日本農業経済学会
- [6],APEBH 2010 Asia-Pacific Economic and Business History Conference
- Cliometric Society
- [7],International Congress of Historical Sciences
- [8],Social Science History Association
- "Anthropometrics and rural industrialization in modern Japan based on individual data: the effect of taking protein by engaging in sericulture and carp-breeding on heights of school boys/girls", Keisuke Moriya & kenichi Tomobe, Hitotsubashi University, for the 2020 SSHA meeting in Washington November 19-22.
- [9],European Social Science History Association
- Mining Pollution and Infant Health in Modern Japan: from Village/town Statistics of Infant Mortality', Keisuke Moriya, Hitotsubashi University; Kenichi Tomobe, Hitotsubashi University; Emiko Higami, Independent Scholar.
- Time: TBC
- [10],XXVIIth World Economic History Congress
- [11],The Association for Asian Studies Conferences
研究プロジェクト
[編集]- 「凶作とその前後の農家における乳児死亡・市場経済・生活水準:20世紀初頭の東北日本」Bad harvest and peasant household economy: infant mortality, market economy and standard of living(日本学術振興会JSPS 科学研究費補助金 基盤研究、2024年度-2027年度、研究代表友部謙一、一橋大学)
- 「近代日本の都市化・産業化と子どもの健康変化:おもに乳幼児死亡と学童の身体成長から」The effects of urbanization and industrialization on child health in modern Japan: from infant and child mortality and height growth of school children(日本学術振興会JSPS 科学研究費補助金 基盤研究、2020年度-2023年度、研究代表友部謙一、一橋大学)
- 「近代日本農村の学童の身体体格成長とその社会経済史的要因分析」(日本学術振興会JSPS 科学研究費補助金 基盤研究、2016年度-2019年度、研究代表友部謙一、一橋大学)
- [12]「人口・身体・経済発展の比較社会科学:近代日本と中国」(国立大学法人大阪大学、国際共同研究プロジェクト採択、2015年度-2017年度、研究代表者友部謙一、大阪大学大学院経済学研究科)
- 「歴史のなかの生活環境・乳児死亡・疾病構造:近代日本の経験」(日本学術振興会JSPS 科学研究費補助金 基盤研究、2012年度-2015年度、研究代表友部謙一、大阪大学)
- 「工業化・都市化のなかの乳幼児死亡と妊産婦:近代日本の農村と都市の比較」(日本学術振興会JSPS 科学研究費補助金 基盤研究、2008年度-2011年度、研究代表友部謙一、大阪大学)
- Research Unit for Statistical and Empirical Analysis in Social Sciences 「日本の医療と健康:府県別長期統計の作成と分析」公募研究代表(文部科学省グローバルCOEプログラム「社会科学の高度統計・実証分析拠点構築」、2008年度-2011年度、研究代表深尾京司、一橋大学経済研究所)
- 「イニシアティブ1:環境・技術・制度の長期ダイナミクス」(文部科学省「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」京都大学GCOE、2008年度-2011年度、研究リーダー 藤田幸一、京都大学東南アジア研究所)
- Research Project on Regional Inequality in France and Japan(CHORUS research program, French Ministry of Higher Education and Research and JSPS,2005-2008, Leader Kyoji Fukao, Hitotsubashi University)
- 『暦象オーサリングツールによる危機管理研究』(文部科学省学術創成研究、2002年度-2007年度、研究代表友部謙一、慶應義塾大学)本プロジェクトの総合(事後)評価は、日本学術振興会 科学研究費補助金 学術創成研究 平成19年度事後評価を参照。