名古屋市公会堂
岡谷鋼機名古屋公会堂 OKAYA NAGOYA HALL | |
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情報 | |
旧名称 | 名古屋市公会堂 |
用途 | 公会堂 |
設計者 | 名古屋市建築課 |
施工 | 大林組、清水組、大阪鉄工所 |
管理運営 | KNS共同事業体 |
構造形式 | SRC造 |
敷地面積 | 6,402 m² [WEB 1] |
建築面積 | 2,670 m² [WEB 1] |
延床面積 | 11,939 m² [WEB 1] |
階数 | 地上4階、地下1階 |
着工 | 1927年(昭和2年)4月2日[WEB 1] |
竣工 | 1930年(昭和5年)9月30日[WEB 1] |
開館開所 | 1930年(昭和5年)10月10日[WEB 1] |
所在地 | 〒466-0064 愛知県名古屋市昭和区鶴舞一丁目1番3号 |
座標 | 北緯35度9分24秒 東経136度55分9秒 / 北緯35.15667度 東経136.91917度座標: 北緯35度9分24秒 東経136度55分9秒 / 北緯35.15667度 東経136.91917度 |
文化財 | 登録有形文化財 |
指定・登録等日 | 2020年(令和2年)8月17日 |
名古屋市公会堂(なごやしこうかいどう)は、愛知県名古屋市昭和区鶴舞一丁目1番3号にある施設[WEB 2]。鶴舞公園内に位置している。ネーミングライツにより2024年4月より愛称が「岡谷鋼機名古屋公会堂」(おかやこうき なごやこうかいどう)となった。
概要
[編集]名古屋市公会堂条例に則って設置されている。管理運営は従来は名古屋市文化振興事業団が行っていたが、2010年(平成22年)4月1日付で愛知県舞台運営事業協同組合が指定管理者となった。2014年(平成26年)4月からはKNS(共立・名古屋共立・サンエイ)共同事業体が指定管理者となっている[WEB 1]。
建物は歴史的建築物でもある[1]。音楽関連のほか、舞踊、演劇、映画、講演会、式典等に利用されている[1]。このほかボクシング等の試合会場としても利用されている。年末年始を中心とした時期に、LED照明を利用したライトアップが行われている。
歴史
[編集]昭和天皇御成婚を記念して名古屋市の事業として建設された[1]。1927年(昭和2年)4月に起工。1930年(昭和5年)9月に完成し、同年10月に開館した。第二次世界大戦中は、高射第二師団司令部として利用され、公会堂としての機能は停止された[2]。戦後はGHQに接収され、1956年(昭和31年)まで連合軍兵士専用劇場として使用された。
1989年(平成元年)11月には名古屋市都市景観重要建築物に指定された[WEB 3]。
2020年(令和2年)8月17日には建物が国の登録有形文化財に登録された[3][4]。
年表
[編集]- 1927年(昭和2年)4月2日 - 起工。
- 1930年(昭和5年)9月30日 - 完成。
- 1930年(昭和5年)10月10日 - 開館。
- 第二次世界大戦 - 高射第二師団司令部となる。
- 戦後〜1956年(昭和31年) - 連合軍兵士専用劇場となる。
- 1980年(昭和55年) - 市制90周年記念事業として大改修が行われる。
- 1989年(平成元年)11月 - 名古屋市都市景観重要建築物に指定される。
- 2010年(平成22年) - 第23回名古屋市都市景観賞(まちなみ部門)を受賞。
- 2020年(令和2年)8月17日 - 登録有形文化財に登録される。
- 2024年(令和6年)4月1日 - ネーミングライツにより、「岡谷鋼機名古屋公会堂」に変更。(2029年3月31日までの5年間の契約)[5]
フロア構成
[編集]2017年(平成29年)4月1日から2019年(平成31年)3月31日まで、改修工事のため休館の予定であった[WEB 4]が、同年3月22日に大規模改修が終了し、営業を再開。1階ロビー床に開館当時のモザイクタイルを再現。舞台奥行き1.8メートル拡張、デジタルサラウンドシステム導入。地下1階食堂跡に喫茶店営業[新聞 1]。
4階 | 4階ホール・特別室・第7集会室[WEB 5] |
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3階 | 大ホール3階席・第4集会室・第5集会室・第6集会室・和室[WEB 5] |
2階 | 大ホール2階席・第1集会室・第2集会室・第3集会室[WEB 5] |
1階 | 大ホール1階席・控室・楽屋[WEB 5] |
地下1階 | 喫茶室(コーヒールンバ - COFFEE Rumba - )・楽屋[WEB 5] |
アクセス
[編集]名古屋市営地下鉄鶴舞線 鶴舞駅4番出口、またはJR中央本線 鶴舞駅からいずれも徒歩で約2分で到達できる[WEB 2]。または名古屋市営バス「鶴舞公園」停留所より徒歩で約3分[WEB 2]。
自家用車は公会堂を取り囲んで整備された駐車場を利用できるが、収容台数が178台と限られ、普通車で30分ごと200円と高額になることから、公式サイトでは公共交通機関での利用を呼びかけている[WEB 2]。
脚注
[編集]WEB
[編集]新聞
[編集]- ^ 中日新聞朝刊: p. 16. (2019年3月23日)
周辺施設
[編集]- 名古屋市鶴舞中央図書館
- 愛知県勤労会館 - 2010年(平成22年)3月31日をもって閉鎖。
脚注
[編集]- ^ a b c “事務事業評価票”. 名古屋市. p. 10. 2024年10月12日閲覧。
- ^ 公式サイト
- ^ “文化審議会の答申(登録有形文化財(建造物)の登録)について”. 文化庁. 2020年3月20日閲覧。
- ^ “名古屋市公会堂の登録有形文化財(建造物)登録について”. 名古屋市観光文化交流局文化歴史まちづくり部文化振興室 (2020年8月17日). 2020年10月18日閲覧。
- ^ “ネーミングライツで愛称「岡谷鋼機名古屋公会堂」に 名古屋市公会堂:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2024年2月21日). 2024年4月1日閲覧。