四日市スターアイランド
スターアイランド Star Island | |
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店舗概要 | |
所在地 | 〒510-0086 三重県四日市市諏訪栄町6-4近鉄四日市駅前店舗ビルスターアイランド |
座標 | 北緯34度58分1.2秒 東経136度37分10.6秒 / 北緯34.967000度 東経136.619611度座標: 北緯34度58分1.2秒 東経136度37分10.6秒 / 北緯34.967000度 東経136.619611度 |
開業日 | 1988年(昭和63年)11月18日[1] |
閉業日 | 2020年(令和2年)2月29日[3] |
正式名称 | 四日市スターアイランド |
建物名称 | 近鉄四日市駅前店舗ビル[4] |
土地所有者 | 近畿日本鉄道 ↓ 近鉄不動産 |
施設管理者 | 近鉄商業開発 ↓ 京都近鉄百貨店 ↓ 近鉄百貨店 |
敷地面積 | 3,500 m²[5] |
延床面積 | 14,129 m²[6] |
商業施設面積 | 6,328 m²[6] |
店舗数 | 31店舗[2] |
営業時間 | 10:00 - 20:00 |
駐車台数 | なし(周辺駐車場利用)台 |
前身 | 四日市グランド劇場・四日市シネマ |
最寄駅 | 近鉄四日市駅・あすなろう四日市駅 |
最寄IC | 四日市IC |
外部リンク | http://starisland.jp/ |
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四日市スターアイランド(よっかいちスターアイランド、英語: Star Island)は、かつて近鉄四日市駅前、三重県四日市市諏訪栄町にあった商業施設である。
概要
[編集]若者向け情報発信基地を目標に[6]1988年(昭和63年)11月18日に開業した[1]。2020年(令和2年)2月末日にて運営元の近鉄百貨店が撤退した[3]。
店舗一覧
[編集]開業時は近鉄商業開発(1987年(昭和62年)設立)の運営で、1階をヤングエレガンスファッション、2階をデザイナー・キャラクターファッション、3階をカジュアルファッション、4階を雑貨のフロアとした[6]。
館内には三菱電機製の「1200型 スパイラルエスカレーター」があった[7]。開館から閉館までの稼働距離は、地球4周分に相当する16.2万キロメートルであった[7]。
1階
[編集]- Groovy
- tapis
- MONTEX
- rabuta
- ANTOMSIDE
- CAST
- プリムローズ
- aBeL
- メガネアルファ
- WEDNESDAY
- COSMETICS GARDEN
- Crie Nail Space
- リサイクルキング
- i-PRIMO
- A・musee
- リフォーム工房
- 近鉄四日市駅前郵便局
2階
[編集]3階
[編集]4階
[編集]歴史
[編集]1982年(昭和57年)から近畿日本鉄道が近鉄四日市駅前で進めている整備事業の最後の仕上げとして、自社の所有する映画館跡地と四日市駅前ビルを合わせて建設された[5]。1987年(昭和62年)5月15日には当館と同時に建設中の阿部野橋ターミナルビル新館に開業予定のラ・セレナの運営を行う近鉄商業開発を設立し[8]、同年8月に公表された情報では、施設仮称は「スターアイランド」とし、鉄筋コンクリート5階建ての四日市市最大のファッションビルになるとされた[5]。
1988年(昭和63年)11月18日に当初の予定通り開業、正面入り口を全面ガラス張りとし、近畿地方初のスパイラルエスカレータを導入するなど若者を意識した商業施設とした[1]。スパイラルエスカレータは三菱電機稲沢製作所で製造された[9]。2010年(平成22年)に「伊勢美少女図鑑」が創刊された際、モデル登録会がスターアイランドで行われた[10]。
開業後、京都近鉄百貨店(旧・丸物)への移管を経て、2001年(平成13年)2月28日からは近鉄百貨店の直営施設となる[注 1]。さらに、2009年(平成21年)3月1日に近鉄百貨店が中部近鉄百貨店(本社・四日市市)を合併したので、隣接する百貨店と四日市スターアイランドは同じ会社が運営していた。
この間、周辺の商業施設との競争激化に伴い空き店舗が増加、年商も約8億円に落ち込み、2012年(平成24年)4月5日に、近鉄百貨店は約2億8000万円かけて改装することを発表した[11]。そして同年5月25日に新規出店7店舗を迎えてリニューアルオープンした[2]。これに合わせてフォークデュオ・うたまろを迎えて、翌5月26日にFM三重の公開録音が行われた[2]。
2019年(令和元年)9月、再び売り上げが低迷したため、建物の賃貸借契約の切れる2020年(令和2年)2月末日を以て運営元の近鉄百貨店が撤退することが判明した[3]。近鉄百貨店撤退後について、土地・建物を保有する近鉄不動産は「(取り壊しも含めて)未定」としていた[3]が、4月20日に解体工事が開始され[12]、跡地は近鉄不動産が運営する平面駐車場「Pat近鉄四日市駅前駐車場」となっている。
四日市市は跡地に図書館の建設を予定している[13]が交渉相手で計画に関わる近鉄グループホールディングスの了解が得られなかったため2020年(令和2年)9月24日に予定していた8月定例市議会での図書館基本計画策定費の追加提案を見送った[13]。
2022年8月12日、新図書館について近鉄グループが計画するスターアイランド跡地に建設する建物に図書館を組み入れることについて近鉄グループホールディングスと近鉄不動産と四日市市で確認書が締結された。[14]
周辺
[編集]周辺はふれあいモール、商店街などが立ち並ぶ、四日市の中心市街地である。駅前ということもあり、人通りの多い位置に立地していた。
脚注
[編集]- ^ a b c 「三重県最大級、近鉄、四日市の専門店ビル開業」日本経済新聞1988年11月19日付、地方経済面中部7ページ
- ^ a b c 株式会社近鉄百貨店秘書広報部 (2012年5月16日). “専門店ビル「スターアイランド」のグランドオープンについて”. 株式会社近鉄百貨店. 2014年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月19日閲覧。
- ^ a b c d “近鉄百貨店、三重県四日市駅前の専門店ビルから撤退へ”. 朝日新聞DIGITAL (朝日新聞社). (2019年9月3日) 2019年9月11日閲覧。
- ^ 『週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2006年版』 東洋経済新報社、2006年。
- ^ a b c 「近鉄、四日市駅前に再開発ビル」日経産業新聞1987年8月8日付、3ページ
- ^ a b c d 「三重最大の専門店ビル近鉄四日市駅前に開店」日経流通新聞1988年11月24日付、13ページ
- ^ a b “地球を約4周分稼働 エスカレーター前に撮影スポット”. YOUよっかいち. 株式会社ユー四日市支局 (2020年2月25日). 2021年12月12日閲覧。
- ^ 流通研究グループ編、「近鉄百貨店グループ夢革命」 P203、オーエス出版、1989年3月17日
- ^ "三菱電機稲沢製作所、「らせん」も「くの字」も昇降機なら何でも"日本経済新聞1991年8月18日付、地方経済面中部7ページ
- ^ "「美少女図鑑」、伊勢でも創刊"朝日新聞2010年2月6日付朝刊、三重版24ページ
- ^ "近鉄百貨店、衣食フロア改装、阿倍野「Hoop」、3億円投資"日本経済新聞2012年4月6日付、地方経済面近畿A9ページ
- ^ “【四日市市】2月末で閉館したスターアイランドの解体工事が始まっています。”. 号外NET 四日市市 (本氣メディア株式会社). (2020年9月26日) 2021年4月11日閲覧。
- ^ a b “四日市市 計画策定費案見送り 新図書館、近鉄側了解得られず /三重”. 毎日新聞. (2020年9月25日) 2021年4月11日閲覧。
- ^ “令和04年08月23日 記者会見資料 新図書館等に係る近鉄グループとの確認書の締結について | 四日市市役所”. www.city.yokkaichi.lg.jp. 2022年12月27日閲覧。