大宮庫吉
大宮 庫吉(おおみや くらきち 1886年(明治19年)4月1日 - 1972年(昭和47年)1月19日)は、大正・昭和時代の日本の実業家。寳酒造を日本有数の酒造会社にした宝酒造中興の祖。愛媛県宇和島市出身。
経歴・人物
[編集]- 1886年(明治19年)4月1日、市内竪新町の井上宇兵衛の三男として生まれ、市内丸穂の大宮家養嗣子となる。
- 1907年(明治40年)、宇和島の日本酒精株式会社に入る。
- 日本で最初に新式焼酎(甲類焼酎)の商品化に成功。商品名「日の本焼酎」
- 1916年(大正5年)、京都伏見の四方合名会社に招聘され入社、新式焼酎の製造を行う。「宝焼酎」
- 1925年(大正14年)、四方合名は株式会社に改組、社名は商標を冠し、寳酒造株式会社となる。
- 1945年(昭和20年)、社長に就任。
- 1951年(昭和26年)、会長に就任。
- 1969年(昭和44年)、宇和島市名誉市民称号を受章
- 1972年(昭和47年)1月19日、京都の自宅にて逝去。85歳没。
エピソード
[編集]- 1957年(昭和32年)に宇和島市公会堂が建設された際、巨額の寄附を行い、同公会堂は大宮ホールと呼ばれ市民に親しまれたが、1985年(昭和60年)に閉館された[1]。宇和島市内の和霊公園には銅像が立てられている[1]。
関連項目
[編集]- 大宮隆 - 庫吉の女婿。宝酒造の後継者となった。