小大下島
小大下島 | |
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所在地 | 日本(愛媛県) |
所在海域 | 瀬戸内海 |
所属諸島 | 関前諸島 |
座標 | 北緯34度11分23.9秒 東経132度54分7.8秒 / 北緯34.189972度 東経132.902167度座標: 北緯34度11分23.9秒 東経132度54分7.8秒 / 北緯34.189972度 東経132.902167度 |
面積 | 0.90 km² |
最大都市 | 関前小大下 |
プロジェクト 地形 |
小大下島(こおげしま)は、瀬戸内海のほぼ中央、芸予諸島に位置する有人島。愛媛県今治市に属する。地形図では、「こおおげしま」とふりがなが記載されているが、通常は「こおげしま」又は「こおげじま」と呼ぶ。
地理・自然
[編集]西に岡村島、東に大下島があり関前諸島を形成している。岡村島との間の海峡は小大下瀬戸(こおげのせと)と呼ばれる。島はほとんどが石灰岩で形成され、かつては盛んに採掘が行われた。採掘跡地には良質の水が湧き、水源地として利用され、海底管で西隣の岡村島へと送水されている。
歴史
[編集]かつては無人島で、草刈のための岡村島(岡村)と大下島(大下村)との入会地であったが、天保9年に二分された。文政2年頃から焼成が始まり、明治初期には石灰石の採掘が本格化した。第一次世界大戦当時には日本セメント、アサノセメント、住友鉱山など大手メーカーの鉱業所が立地し、大変な賑わい振りであった。戦後まもなくは、旅館、医院、遊技場もあり、芝居や映画もやってきたという。この賑わいは昭和30年頃まで続き、同年の国勢調査で人口665人とある。その後、露天掘りであり、海面下まで採掘が進み採掘量が減少し、鉱業所は閉鎖され、現在は漁業とミカン栽培中心の静かな島となっている。島内の各地に鉱山の遺跡が点在している。
社会
[編集]2019年(令和元年5月末日)の人口23人、18世帯[1]。集落は島の北西岸にあり、フェリーの寄航する漁港もこの集落にある。島民の大半は高齢者で、小学校・中学校とも島内にはない。
行政
[編集]岡村島・大下島とともに越智郡関前村を形成していたが、今治市及び越智郡の10か町村とともに新・今治市となった。
交通
[編集]産業
[編集]大下瀬戸は鯛、サワラ、サバなどの好漁場で、関前村漁業協同組合では2006年から怒(漁場の名)で獲れたサバを「怒サバ」(いかりさば)として売り出しを図っている。
名所
[編集]- 水源地
- 山神社
脚注
[編集]- ^ “愛媛県今治市 町別男女別統計” (XLS). 今治市情報政策課. 2019年6月21日閲覧。