岡崎洋 (棋士)

 岡崎洋 七段
名前 岡崎洋
生年月日 (1967-05-04) 1967年5月4日(57歳)
プロ入り年月日 1993年10月1日(26歳)
棋士番号 209
出身地 千葉県
所属 日本将棋連盟(関東)
師匠 平野広吉七段
段位 七段
棋士DB 岡崎洋
2024年4月12日現在
テンプレートを表示

岡崎 洋(おかざき ひろし、1967年5月4日 - )は、将棋棋士棋士番号は209。千葉県出身。平野広吉七段門下。

棋歴

[編集]
  • 1981年に奨励会に入会。1級から2級に降級したり、初段で3年停滞したりするなど苦労し、23歳でようやく三段に昇段する。
  • 三段リーグでも苦戦が続いたが、期間中に26歳の年齢制限を迎える第13回三段リーグ(1993年度上半期)では一転して前半から首位に立ち、後半負けが込んだが2位を死守し、四段昇段を果たした。
  • 第45期(2004年度)王位戦でリーグ入り。深浦康市に勝利するが、リーグ残留失敗。
  • 第64期(2005年度)順位戦C級1組で、出だしから8連勝する。9回戦で昇級を争う渡辺明竜王(当時)との直接対決に敗れ、自力昇級がなくなったが、最終10回戦で渡辺明が窪田義行に敗れたため、再び岡崎に昇級のチャンスが巡ってきていた。しかし岡崎も中田功に敗れたため、惜しくもB級2組への昇級を逃した(昇級者は山崎隆之、渡辺明)。その後第65期第67期に降級点を喫し、C級2組へ降級。
  • 翌年の2015年度は、4月から11月まで公式戦12連敗と不振が続き、順位戦C級2組でも3勝7敗に終わり、前期の活躍で順位3位にもかかわらず累積2つ目の降級点となる不運な1年となった。
  • 七段昇段を決めた直後に行われた、第76期(2017年度)順位戦C級2組最終局で井出隼平に敗れ3勝7敗の成績に終わる。今期の順位の差で累積3つ目の降級点を喫し、2018年度以降はフリークラスに編入され、順位戦に出場できないこととなった(在籍期限は岡崎が満60歳となる2028年3月まで)。

棋風

[編集]
  • 居飛車党ではあるが、年に数回はゴキゲン中飛車などの振り飛車も指す。
  • テンポのよい攻めが身上で、自分の方から仕掛けることが多い[1]

人物

[編集]
  • 好不調のサイクルが激しいことなどから「マシーン」という愛称がある[2]

昇段履歴

[編集]
  • 1981年00月00日 : 6級 = 奨励会入会
  • 1986年00月00日 : 初段
  • 1993年10月01日 : 四段 = プロ入り
  • 1998年04月01日 : 五段(順位戦C級1組昇級、通算99勝67敗)
  • 2004年06月15日 : 六段(勝数規定/五段昇段後公式戦120勝、通算219勝175敗)[3]
  • 2018年02月19日 : 七段(勝数規定/六段昇段後公式戦150勝、通算369勝398敗)[4]

主な成績

[編集]

在籍クラス

[編集]
順位戦・竜王戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
(出典)順位戦 (出典)竜王戦
名人 A級 B級 C級 0 竜王 1組 2組 3組 4組 5組 6組 決勝
T
1組 2組 1組 2組
1993 52 昇段前 7 6組 -- 2-2
1994 53 C246 5-5 8 6組 -- 4-2
1995 54 C227 6-4 9 6組 -- 2-2
1996 55 C215 8-2 10 6組 -- 4-1
1997 56 C202 8-2 11 5組 -- 1-2
1998 57 C120x 1-9 12 5組 -- 4-1
1999 58 C125* 4-6 13 4組 -- 2-2
2000 59 C119*+ 6-4 14 4組 -- 6-1
2001 60 C111 5-5 15 3組 -- 3-2
2002 61 C115 5-5 16 3組 -- 2-2
2003 62 C115x 2-8 17 3組 -- 1-2
2004 63 C131* 5-5 18 3組 -- 1-2
2005 64 C119*+ 8-2 19 4組 -- 0-2
2006 65 C103x 2-8 20 4組 -- 2-2
2007 66 C128* 4-6 21 4組 -- 1-2
2008 67 C119*x 1-9 22 4組 -- 2-2
2009 68 C202 4-6 23 4組 -- 0-3
2010 69 C229x 3-7 24 5組 -- 2-2
2011 70 C234*x 3-7 25 5組 -- 3-2
2012 71 C239**+ 6-4 26 5組 -- 0-3
2013 72 C216* 5-5 27 6組 -- 2-2
2014 73 C221* 8-2 28 6組 -- 1-2
2015 74 C203*x 3-7 29 6組 -- 2-2
2016 75 C239** 4-6 30 6組 -- 3-2
2017 76 C236**x 3-7 31 6組 -- 1-2
2018 77 F編 32 6組 -- 2-2
2019 78 F編 33 6組 -- 1-2
2020 79 F編 34 6組 -- 1-2
2021 80 F編 35 6組 -- 0-2
2022 81 F編 36 6組 -- 2-2
2023 82 F編 37 6組 -- 1-2
2024 83 F編 38 6組 --
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。
順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 )
順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。
竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。

年度別成績

[編集]
公式棋戦成績
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
1993 13 8 5 0.6154 [5]
1994 38 22 16 0.5789 [6]
1995 44 29 15 0.6591 [7]
1996 39 24 15 0.6154 [8]
1997 32 16 16 0.5000 [9]
1998 34 15 19 0.4412 [10]
1999 42 25 17 0.5952 [11]
2000 34 17 17 0.5000 [12]
1993-2000
(小計)
276 156 120
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2001 40 25 15 0.6250 [13]
2002 39 21 17 0.5385 [14]
2003 34 15 19 0.4412 [15]
2004 34 18 16 0.5294 [16]
2005 25 10 15 0.4000 [17]
2006 25 6 19 0.3600 [18]
2007 29 13 16 0.4483 [19]
2008 25 5 20 0.2000 [20]
2009 28 12 16 0.4286 [21]
2010 28 12 16 0.4286 [22]
2001-2010
(小計)
307 137 170
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2011 24 6 18 0.2500 [23]
2012 28 14 14 0.5000 [24]
2013 29 13 16 0.4483 [25]
2014 31 18 13 0.5806 [26]
2015 23 5 18 0.2174 [27]
2016 27 11 16 0.4074 [28]
2017 25 6 19 0.2400 [29]
2018 18 7 11 0.3889 [30]
2019 14 5 9 0.3571 [31]
2020 24 12 12 0.5000 [32]
2011-2020
(小計)
243 97 146
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2021 19 6 13 0.3158 [33]
2022 14 4 10 0.2857 [34]
2023 18 6 12 0.3333 [35]
2021-2023
(小計)
51 16 35
通算 879 410 469 0.4664 [36]
2023年度まで

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]