川村毅
川村 毅(かわむら たけし、1959年12月22日 - )は、日本の劇作家、演出家。
経歴
[編集]東京都生まれ、横浜育ち。神奈川県立希望ヶ丘高等学校卒。明治大学政治経済学部在学中、1980年に劇団第三エロチカを結成、1986年には「新宿八犬伝 第一部」で第30回岸田國士戯曲賞を受賞。1991年に映画「ラスト・フランケンシュタイン」の監督を務め、2002年に自作戯曲上演プロデュースカンパニー「T factory(ティーファクトリー)」を創立。『せりふの時代』編集委員。小説も書いたことがある。2013年、『4 four』で第16回鶴屋南北戯曲賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞[1]。
著書
[編集]- 『ジェノサイド/ニッポン・ウォーズ 川村毅第一戯曲集』未來社 1984
- 『新宿八犬伝 川村毅第二戯曲集』未來社 1985
- 『ラスト・フランケンシュタイン 川村毅第三戯曲集』未來社 1986
- 『ラスト・アジア 荒野の確信犯は暁に何を見た』白水社 1986
- 『フリークス 残酷のファッション・ショー一幕』新宿書房 1987
- 『帝国エイズの逆襲』新宿書房 1988
- 『ストレート・アヘッド』島田雅彦共著 コナミ出版 1988
- 『砂のイマージュ』(小説)集英社 1988
- 『美しい子供たち 二十世紀の神話・極彩色の絵図』角川書店 1990
- 『新宿八犬伝 2』未來社 1991
- 『ギッターズ』(小説)新潮社 1993
- 『男性失格 名もなき世代の自叙伝』イースト・プレス 1997
- 『ハムレットクローン』論創社 2000
- 『Aoi Komachi』論創社 2003
- 『歩きながら考えた。 やさしい演劇論集』五柳書院 2007
- 『4』論創社 2012
- 『春独丸』論創社 2010
- 『新宿八犬伝 完本』未來社 2010
- 『リハーサル』小学館文庫、2011
- 『神なき国の騎士 あるいは、何がドン・キホーテにそうさせたのか?』論創社 2014
出演
[編集]テレビドラマ
[編集]- 黒い報告書 男と女の事件ファイル「孤独」(2012年6月9日 - 、BSジャパン) - 江藤一輝 役
- 我らがパラダイス(2023年) - 奥田弁護士 役
脚注
[編集]- ^ “平成24年度芸術選奨 受賞者及び贈賞理由”. 文化庁 (2012年). 2013年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月12日閲覧。