平林清澄
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選手情報 | ||||
フルネーム | 平林 清澄 | |||
ラテン文字 | Kiyoto Hirabayashi | |||
国籍 | 日本 | |||
競技 | 陸上競技 | |||
種目 | 長距離走 | |||
大学 | 國學院大學経済学部 | |||
生年月日 | 2002年12月4日(21歳) | |||
出身地 | ・福井県越前市 | |||
身長 | 168cm | |||
体重 | 43kg | |||
自己ベスト | ||||
5000m | 13分55秒30(2021年) | |||
10000m | 27分55秒15(2023年) | |||
ハーフマラソン | 1時間01分23秒(2024年) | |||
マラソン | 2時間06分18秒(2024年) | |||
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平林 清澄(ひらばやし きよと、2002年12月4日[1] - )は、日本の陸上競技選手。福井県越前市出身。國學院大學経済学部在学中。陸上競技部に所属し、専門種目は長距離走。
経歴
[編集]大学時代
[編集]大学1年次
[編集]2021年10月10日の第33回出雲駅伝ではルーキーながら最終6区に抜擢され、大学三大駅伝デビューを果たす。3位で襷を受けると出雲大社前で東洋大・柏優吾を抜き2位に浮上。一時は3位グループの柏と青学大・横田俊吾を引き離したものの、終盤ペースを落とし再び差が詰まる。残り600mで横田にかわされると、ゴール手前の直線では柏にも抜き返され4位でフィニッシュ。区間5位と粘りの走りを見せたが、惜しくも表彰台には届かなかった。
11月7日の第53回全日本大学駅伝では7区を担当し、区間3位の好走で8位から7位に浮上。國學院大は8区・伊地知賢造の区間賞で3人を抜き、総合4位に食い込んだ。
2022年1月2日・3日の第98回箱根駅伝では1年生ながら最長区間の9区を担当。10位で襷を受けると5人を抜いて一気に5位まで浮上させた。区間賞を獲得した青学大・中村唯翔(区間記録を46秒更新)には52秒差をつけられたが、従来の区間記録に6秒差まで迫る1時間08分07秒(歴代4位)・区間2位の快走を見せた。國學院大は総合8位(往路4位・復路13位)でシード権を獲得。
3月13日の日本学生ハーフマラソン選手権大会では、1時間01分50秒の自己ベストを記録し優勝を果たした。
大学2年次
[編集]2022年10月10日の第34回出雲駅伝では3区を担当。5位で襷を受け区間6位の走りを見せたが、順位を1つ下げる。國學院大は4区で一気に2位へ浮上すると、最後は中央大との競り合いを制し準優勝を果たした。
11月6日の第54回全日本大学駅伝では前年同様7区に出走。1位と1分58秒差の3位で襷を受けると2位の順大・伊豫田達弥と併走状態が続いたが、2km過ぎで青学大・近藤幸太郎に26秒差を追いつかれ3人の集団となる。その後近藤には大きく離されたものの自身のペースを守り切り、前回よりもタイムを1分以上縮めた。國學院大は最終8区の15km過ぎに青学大をかわし、大学史上最高順位となる2位でフィニッシュした。
2023年1月2日、3日の第99回箱根駅伝ではエース区間の2区を担当。12位で襷を受けると、区間7位ながらも順位を6つ押し上げ6位に浮上させた。國學院大は往路を4位で終え、翌日の復路では順位を落とす場面もあったが総合4位をキープ。5年連続でシード権を獲得した。
大学3年次
[編集]2023年7月8日のホクレン・ディスタンスでは10000mに出場し、27分55秒15の自己ベストを記録した。
2023年10月9日の第35回出雲駅伝では6区を担当。4位で襷を受けると3位の青学大・鶴川正也を追い抜き、順位を1つ上げてフィニッシュした[2][3]。
11月5日の第55回全日本大学駅伝では3年連続で7区を担当。3位の中央大・湯浅仁と2人で並走を続け、2位の青学大・太田蒼生との差を34秒詰める。平林は湯浅、駒澤大・鈴木芽吹等を抑え自身初となる区間賞を獲得した[4]。國學院大は8区で青学大、中央大と熾烈な2位争いを繰り広げたが、最後は青学大に5秒及ばず3位[5][6]。
翌年1月2日・3日の第100回箱根駅伝では2年連続で2区を担当。1区の伊地知が出遅れ17位からのスタートとなったが、前回の自身の記録を1分以上上回る区間3位の走りで8人を抜き、9位で襷を繋いだ。國學院大は往路6位、復路5位で総合5位となり、6年連続でシード権を獲得した[7]。
箱根駅伝の翌日、新チームの主将となることが発表された[8]。
2024年2月25日の大阪マラソンで初めてフルマラソンに挑戦。32キロ過ぎに先頭に立つと、小山直城、吉田祐也ら有力選手を振り切って初優勝を遂げた。記録は日本歴代7位(当時)となる2時間06分18秒で、学生日本記録(2時間07分47秒)・初マラソン日本記録(2時間06分45秒)を更新した[9]。
大学4年次
[編集]10月14日に行われた第36回出雲駅伝では自身3度目となる最終6区を担当し、2位と4秒差のトップで襷を受ける。一度は駒澤大・篠原倖太朗に追いつかれたが、4km過ぎにロングスパートを仕掛け再び突き放す。平林はそのまま逃げ切り、区間賞の活躍で5年ぶり2回目となる優勝のゴールテープを切った[10][11][12]。
11月3日の第56回全日本大学駅伝では4年連続で7区を担当し、4秒差の2位で襷を受ける。青学大・太田と終始先頭争いを繰り広げたが、差は変わらず2位のまま襷を繋ぐ。その後、國學院大は最終8区の上原琉翔が青学大・塩出翔太との競り合いを制し、初優勝を果たした[13][14]。
戦績・記録
[編集]大学三大駅伝戦績
[編集]学年 | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | 箱根駅伝 |
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1年生 (2021年度) | 第33回 6区-区間5位 30分46秒 | 第53回 7区-区間3位 52分22秒 | 第98回 9区-区間2位 1時間08分07秒 |
2年生 (2022年度) | 第34回 3区-区間6位 24分06秒 | 第54回 7区-区間4位 50分58秒 | 第99回 2区-区間7位 1時間07分32秒 |
3年生 (2023年度) | 第35回 6区-区間4位 29分51秒 | 第55回 7区-区間賞 51分07秒 | 第100回 2区-区間3位 1時間06分26秒 |
4年生 (2024年度) | 第36回 6区-区間賞 29分03秒 | 第56回 7区-区間2位 50分07秒 | 第101回 |
マラソン全成績
[編集]開催年月日 | 大会 | 順位 | 記録 | 備考 |
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2024年2月25日 | 第12回大阪マラソン | 優勝 | 2時間06分18秒 | 初マラソン日本記録 |
2024年8月25日 | 北海道マラソン | 70位 | 2時間41分19秒 |
自己ベスト
[編集]関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 國學院大學・平林清澄選手 欠かせない「練習」「食事」「休養」三つの輪。負けたくない! ひたすら練習に専念。目指すは世界へ【陸上】 - avisionweb、2022年4月22日
- ^ 第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走 総合成績
- ^ 國學院大學は出雲駅伝4位 前田康弘監督「全日本はチャンスがある。もう1回奮起を」 4years. (2023年10月12日)
- ^ 【全日本大学駅伝】実力者そろった7区区間賞は国学院大の平林清澄 ポスト田沢、近藤に名乗り 日刊スポーツ (2023年11月5日)
- ^ 秩父宮賜杯 第55回 全日本大学駅伝対校選手権大会
- ^ 3位・國學院大 前田康弘監督「2年生がうまくまとめた」主力は満身創痍も地力の証明 月陸Online (2023年11月5日)
- ^ “【箱根駅伝】福井県出身の国学院大・平林清澄、「北陸に元気を」2区で8人抜き区間3位…チームはシード圏内6位”. 報知スポーツ (2023年1月2日). 2023年1月4日閲覧。
- ^ “國學院大 新主将・平林清澄!箱根駅伝に向け「第101回大会の戦い始まっている」”. 月陸Online (2023年1月4日). 2023年1月4日閲覧。
- ^ “【大阪マラソン】国学院大・平林が衝撃V「率直にうれしい」初マラソン日本最高&学生新!2時間6分18秒”. スポーツニッポン. (2024年2月25日) 2024年2月25日閲覧。
- ^ “平林清澄選手が区間賞 優勝に貢献「自分が行くしかない」 國學院大學、5年ぶり2度目 大学三大駅伝「出雲駅伝」”. FBC (2024年10月14日). 2024年10月20日閲覧。
- ^ “出雲駅伝は國學院大が5年ぶり2度目の優勝! 平林清澄が駒大とのアンカー勝負を制す”. 4years. (2024年10月14日). 2024年10月20日閲覧。
- ^ “【出雲駅伝】國學院大がアンカー対決を制する5年ぶりの優勝を果たす”. 日テレNEWS (2024年10月15日). 2024年10月20日閲覧。
- ^ 秩父宮賜杯 第56回全日本大学駅伝対校選手権大会
- ^ 全日本大学駅伝は國學院大學が初優勝! アンカーの上原琉翔で逆転し、「三冠」に王手 4years.(2024年11月3日)
外部リンク
[編集]- 平林清澄 - 國學院大學