手紙-殺しへの招待-
『手紙-殺しへの招待-』(てがみ ころしへのしょうたい)は、日本テレビの「愛のサスペンス劇場」(花王石鹸一社提供)枠で放送されたテレビドラマ。放送期間は1975年11月3日から同月28日まで(全20話)。原作は天藤真の『殺しへの招待』。DVD化されている。
あらすじ
[編集]Y.Z(ワイゼット)と名乗る人物から、4人の男性に同じ文面の手紙が届いた。手紙はカナタイプで打たれており、Y.Zは、4人の男性の誰かの妻である、と名乗る。そして「1か月以内に夫を殺す」、と予告する。
疑心暗鬼に陥り、自らの妻を疑う4人。会社員の沖田(婿養子)、ルポライターの羽鳥、高校教師の関山、建築技師の小沼。
Y.Zは、4人の男性を中華飯店に招待。3人は出向くが、沖田は部下の江馬を偵察に向わせる。Y.Zは「4人の男性は共通の友人である」と書いていたが、羽鳥、関山、小沼は初対面だった。安堵しつつも、なお疑惑を捨てきれない3人は、妻を疑い、家庭に波風を立ててしまう。
殺されたのは、沖田の妻・三重子だった。自殺か他殺か?三重子の友人・の証言により、沖田が逮捕される。残りの3人は、江馬と協力して真相を暴こうとするのだが…。
キャスト
[編集]- 江馬章子 - 竹下景子
- 沖田明彦 - 村野武範
- 吉岡みどり - ひし美ゆり子
- 関山晋一 - 鹿内孝
- 関山典枝 - 夏海千佳子
- 羽鳥正吾 - 大木正司
- 羽鳥須和子 - 町田祥子
- 井原刑事 - 草薙幸二郎
- 沖田三重子 - 中島葵
- 小沼洋介 - 片岡五郎
- 小沼優子- 伊佐山ひろ子
- ナレーター - 矢島正明
- 小林完吾(NTVアナウンサー・当時)
- 潘恵子(番組アシスタント・ノンクレジット)
スタッフ
[編集]- 製作:ユニオン映画
- 企画:小坂敬
- プロデューサー:銀谷精一、中尾孝道
- 原作:天藤真「殺しへの招待」(サンポウ・ノベルス刊)
- 脚本:よしだたけし、篠崎好
- 撮影:片岡二郎
- 録音:川田保
- 美術:福留八郎
- 編集:菅野順吉
- 音楽:大野雄二
- 主題歌:「うつろな愛」
- 選曲:白井多美雄
- 協力:生田スタジオ
- 監督:前田陽一
備考
[編集]- 初放映時には、「犯人当て100万円クイズ」が行われた。
- サブタイトルはなく、「第○回」と出るのみである。
- 日替わりの連続ドラマ(放送日は月~金)であるため、翌週の月曜日には、冒頭にナレーションが入り、あらすじが紹介される。
- 小林完吾は、劇中のワイドショーの進行役として登場(『お昼のワイドショー』内の『女の事件』コーナー)。
- 2008年にはテレビ岩手でも再放送されている。
- 2011年10月3日よりテレビ愛知にて再放送される。
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