朝吹南
朝吹 南(あさぶき みなみ、7月31日 - )は、元宝塚歌劇団月組の娘役。宝塚歌劇団73期生、同期は匠ひびき、えまおゆう、天海祐希、姿月あさと。
埼玉県浦和市(現・さいたま市)、埼玉県立浦和第一女子高等学校出身。身長162cm。宝塚時代の愛称は、ようこ。
略歴
[編集]- 1985年 - 宝塚音楽学校に入学。
- 1987年 - 73期生として宝塚歌劇団に入団。入団時の成績は42人中34番[1]。「宝塚をどり讃歌」で初舞台。同年月組に配属される。
- 1988年5月 - 「南の哀愁」の新人公演にて初ヒロインに抜擢される。
- 1991年11月 - 宝塚バウホール公演「たとえばそれは瞳の中の嵐のように」で、初ヒロインに抜擢される。
- 1994年4月27日[1] - 「風と共に去りぬ」の東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。
- 在団中は、阪急交通社の「トラッピックス」のイメージガールを務めていた。以降、トップ娘役クラスの生徒が代々イメージガールを務めている。
宝塚歌劇団時代の主な舞台歴
[編集]- 1988年5月、「南の哀愁/ビバ!シバ!」新人公演:ナイヤ(本役:こだま愛) *新人公演初ヒロイン
- 1988年9月、「サウンド・オブ・ミュージック」(バウ)リーズル
- 1988年11月、「恋と霧笛と銀時計/レインボー・シャワー」新人公演:初菊(本役:紫とも)
- 1989年2月、「赤と黒」(バウ)フェルバック元帥夫人
- 1989年5月、「新源氏物語/ザ・ドリーマー」雲井の雁、新人公演:紫の上(本役:朝凪鈴)
- 1989年11月、「天使の微笑・悪魔の涙/レッド・ホット・ラブ」新人公演:ミッチィ(本役:羽根知里)
- 1990年2月、「大いなる遺産/ザ・モダーン」新人公演:クララ(本役:紫とも)
- 1990年8月、「川霧の橋/ル・ポアゾン 愛の媚薬」お千代、新人公演:お組(本役:朝凪鈴)
- 1990年10月、「天使の微笑・悪魔の涙/レッド・ホット・ラブ」(全国ツアー)ミッチィ
- 1991年3月、「ベルサイユのばら -オスカル編-」カメリア/小公女、新人公演:ロザリー(本役:朝凪鈴)
- 1991年9月、「銀の狼/ブレイク・ザ・ボーダー!」新人公演:ジャンヌ(本役:紫とも)
- 1991年11月、「たとえばそれは瞳の中の嵐のように」(バウ)ジュン *バウ初ヒロイン
- 1992年1月、「珈琲カルナバル/夢・フラグランス」シンシア、新人公演:ベアトリス(本役:麻乃佳世) *新人公演ヒロイン
- 1992年2月、「カウントダウン!」(東京特別・名古屋特別)リンダ
- 1992年7月、「PUCK/メモリーズ・オブ・ユー -懐かしき時代・美しき人々-」トレーシー、新人公演:タイターニア(本役:羽根知里)
- 1992年9月、「珈琲カルナバル/夢・フラグランス」(全国ツアー)シンシア
- 1993年1月、「マンハッタン物語」(バウ・東京特別・名古屋特別)ミス・ミズリー
- 1993年4月、「グランドホテル/BROADWAY BOYS」新人公演:トッツィ(本役:舞希彩)
- 1993年11月、「夢の10セント銀貨」(バウ・東京特別・名古屋特別)テシー
- 1994年1月、「風と共に去りぬ」ファニー、新人公演:エルシング夫人(本役:梨花ますみ) *退団公演
脚注
[編集]- ^ a b 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』、阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日、99頁。ISBN 9784484146010