未来は今
未来は今 | |
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The Hudsucker Proxy | |
監督 | ジョエル・コーエン |
脚本 | イーサン・コーエン ジョエル・コーエン サム・ライミ |
製作 | イーサン・コーエン |
製作総指揮 | エリック・フェルナー ティム・ビーヴァン |
出演者 | ティム・ロビンス ジェニファー・ジェイソン・リー ポール・ニューマン |
音楽 | カーター・バーウェル |
撮影 | ロジャー・ディーキンス |
編集 | トム・ノーブル |
製作会社 | ワーキング・タイトル・フィルムズ シルバー・ピクチャーズ |
配給 | ワーナー・ブラザース シネセゾン/アスミック |
公開 | 1994年1月(サンダンス映画祭) 1994年3月11日 1995年1月14日 |
上映時間 | 111分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $40,000,000[1] |
興行収入 | $2,816,518[1] |
『未来は今』(みらいはいま、The Hudsucker Proxy)は、1994年のアメリカ合衆国のコメディ映画。コーエン兄弟製作・監督・脚本作品。
概要
[編集]コーエン兄弟が製作した五作目の映画である。映画の脚本は、コーエン兄弟と彼らの師匠筋にあたるサム・ライミが1984年頃から共同で執筆を開始していたものである。脚本は1991年に完成し、かねてよりコーエン兄弟の実力を高く評価していた映画プロデューサーのジョエル・シルバーが全面的にバックアップすることで映画製作が開始された[2]。ライミは脚本のみならず、映画の第二班監督担当やカメオ出演と言う形で作品に貢献した。メインキャストにティム・ロビンスやポール・ニューマンといった一流のハリウッドスターを迎え、2500万ドルとも4000万ドルとも言われる巨額の制作費[2][1]を掛けた、当時のコーエン兄弟にとって最大の大作映画となった。
映画は1994年3月11日に北米で公開され、アメリカ国内で約280万ドルの興行収入を挙げた[1]。興行的には稀に見る惨敗だった。配給を担当したワーナー・ブラザースとコーエン兄弟の間に、映画製作を巡って意見の対立が有ったとも言われている。
同年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールの候補になったが、クエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』に敗れ受賞は出来なかった。
ストーリー
[編集]物語の舞台は1958年のアメリカ合衆国。大学を卒業したばかりのノーヴィル・バーンズは、ニューヨークに出て職探しに励む。経験の無さからなかなか仕事が見つからなかったが、ようやくハッドサッカー社の郵便室に職を得た。
一方、ハッドサッカー社の社長ウェアリング・ハッドサッカーは、何を思ったのか会議中に重役室の窓から身投げをしてしまう。取締役シドニー・J・マスバーガーはこれを好機と見て会社の買収に動き出す。会社の株価を下げるため間抜けを社長に据える必要の出たマスバーガー。そんな彼が新社長に選んだのは、青二才のノーヴィルだった。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替1 | 日本語吹替2 |
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ノーヴィル・バーンズ | ティム・ロビンス | 宮本充 | 堀内賢雄 |
エイミー・アーチャー | ジェニファー・ジェイソン・リー | 勝生真沙子 | 玉川紗己子 |
シドニー・J・マスバーガー | ポール・ニューマン | 樋浦勉 | 小林勝彦 |
ウェアリング・ハッドサッカー | チャールズ・ダーニング | 飯塚昭三 | 北川勝博 |
チーフ | ジョン・マホーニー | 谷口節 | 稲葉実 |
バズ | ジム・トゥルー=フロスト | 平田広明 | 落合弘治 |
モーゼス | ビル・コッブス | 清川元夢 | 藤本譲 |
スミティ | ブルース・キャンベル | 金尾哲夫 | |
ベニー | ジョン・サイツ | ||
ルー | ジョー・グリファシ | ||
ヴィク・テネッタ | ピーター・ギャラガー | ||
バーテンダー | スティーヴ・ブシェミ | 高宮俊介 | 竹田雅則 |
ザザ | アンナ・ニコル・スミス | 雨蘭咲木子 | |
アナウンサー | ジョン・グッドマン |
- 日本語吹替1:パイオニアLDC版VHS・DVD収録。
- 日本語吹替2:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン版DVD収録。
脚注
[編集]- ^ a b c d “The Hudsucker Proxy (1994)” (英語). Box Office Mojo. 2010年4月6日閲覧。
- ^ a b Carolyn R. Russell (2001). The Films of Joel and Ethan Coen. Jefferson: McFarland & Company, Inc., Publishers, 142. ISBN 0-7864-0973-8.
関連項目
[編集]- フラフープ
- メットライフビル - 作中のハッドサッカーの自殺は、1975年に本ビルで起きたエリ・M・ブラックの自殺が元ネタである。ブラックはユナイテッド・フルーツ(現・チキータ)のCEOだったが、突如鞄を使って窓を破り44階から飛び降りてパーク・アベニューに落下し死亡している。