札幌市民ホール
カナモトホール kanamoto Hall | |
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情報 | |
通称 | カナモトホール |
正式名称 | 札幌市民ホール |
開館 | 2008年12月13日 |
客席数 | 1,500席 |
延床面積 | 6,022.48m² |
用途 | 各種コンサート、演劇、講演会など |
運営 | 大和リース札幌支店(指定管理者)[1] |
所在地 | 〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西1丁目 |
位置 | 北緯43度03分44秒 東経141度21分20秒 / 北緯43.06222度 東経141.35556度座標: 北緯43度03分44秒 東経141度21分20秒 / 北緯43.06222度 東経141.35556度 |
最寄駅 | 札幌市営地下鉄大通駅 |
外部リンク | 札幌市民ホール |
札幌市民会館 | |
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情報 | |
開館 | 1958年 |
閉館 | 2007年3月31日 |
最終公演 | 札幌市民会館 最後の日[2] |
客席数 | 1,592席 |
所在地 | 〒060-0001 札幌市中央区北1条西1丁目 |
札幌市民ホール(さっぽろしみんホール)は、札幌市中央区にある文化施設。ネーミングライツ(命名権)を導入しており、愛称が「カナモトホール」になっている。この項目では、かつて同所にあった札幌市民会館(さっぽろしみんかいかん)についても記載している。
概要
[編集]2007年(平成19年)に閉館した札幌市民会館の代替施設として当初は暫定的な位置づけとして2008年(平成20年)に建設した。2013年(平成25年)策定の「(仮称)市民交流複合施設整備基本計画」によって札幌市民ホールを札幌市民会館の後継施設として、老朽化している「さっぽろ芸術文化の館」(ニトリ文化ホール)の後継施設として「札幌市民交流プラザ」(札幌文化芸術劇場)と位置づけたが[3][4][5]、札幌市は隣にあるNHK札幌放送局の北1条西9丁目1-5移転後に一体利用できる大通西1丁目街区の再開発を検討している[6][7]。
沿革
[編集]かつて同所には「豊平館」があり、1926年(昭和2年)に豊平館北側に増築する形で市民会館の前身となる「札幌市公会堂」が建てられた[8]。なお、名称については1948年(昭和23年)に「札幌市中央公民館」、1949年(昭和24年)に「札幌市民会館」と改称している[8][9]。施設の狭隘化・老朽化が問題になると1956年(昭和31年)に改築構想が持ち上がり[8]、1958年(昭和33年)に豊平館を中島公園に移築し、旧市民会館跡地に新しい市民会館を建設した[8][9][10]。大ホールの音響効果に定評のある市民会館であったが[11]、施設の老朽化に加えて耐震強度不足が判明したため[12]、2007年(平成19年)3月末での閉館とその後の施設解体が決まった[13]。当初の建て替え計画は10年後をめどに建設するとしており、市民の文化芸術活動が停滞する恐れが懸念されたため[14]、跡地に暫定的なホールを建設することにした[15]。また、恒久的な後継施設を民間機能と合わせて北1西1街区で建設する方針を固めた[16]。札幌市民会館は2007年(平成19年)1月末で使用停止となって3月末で閉館し、6月から解体作業が始まった[17]。
代替施設について札幌市は短期間かつ低廉に施設確保することを重視したためリース方式によって建設し[3]、大和リースと賃貸借の契約を締結した[18]。2008年(平成20年)に開館した「札幌市民ホール」は、緞帳などの舞台照明や一部備品を札幌市民会館から引き続き使用している[19]。なお、リース期間は2014年度末で終了しており、2015年度から札幌市に施設を無償譲渡している[20]。また、旅行会社のわくわくホリデー(太陽グループ系列)がネーミングライツ(命名権)を取得して2015年度から愛称が「わくわくホリデーホール」になった[21]。2018年(平成30年)11月14日から1ヶ月間にわたり来年度以降5年間のネーミングライツ協賛企業を募集し3社から応募があった結果、2千万円(税込)で提案したカナモトを優先交渉権者に決定。18年度中に愛称名を公表[22]した結果、2019年(平成31年)2月24日に「カナモトホール」の愛称が決定[23]し、4月1日から新愛称での運営が開始された。
施設
[編集]- 大ホール
- 舞台
- 楽屋4室(分割使用の場合6室)
- 会議室5室(分割使用の場合6室)
- スタッフルーム
- 主催者事務室
- 主催者控室
- 事務室
- ホワイエ
- コンビニエンスストア(ローソン)
アクセス
[編集]札幌市役所に隣接しており、向かいにはさっぽろテレビ塔がある。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)のご案内”. 札幌市. 2015年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月6日閲覧。
- ^ “札幌市民会館の最後の日に、山崎まさよしらイベント実施”. BARKS (2007年1月14日). 2017年4月6日閲覧。
- ^ a b (仮称)市民交流複合施設整備基本計画 2013, p. 16.
- ^ (仮称)市民交流複合施設管理運営基本計画 2015, p. 13.
- ^ “札幌市民ホールについて知りたい、市民会館の閉館について”. 札幌市コールセンター よくある質問検索サービス. 札幌市. 2017年4月6日閲覧。
- ^ “NHK札幌放送局(北1西1)移転で札幌の「1丁目1番地」が市有地に、市役所新庁舎の建設候補地にも浮上”. リアルエコノミー (2013年12月2日). 2017年4月6日閲覧。
- ^ “秋元市長が札幌市役所建て替えを表明-再開発と連動させ”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2015年11月17日) 2017年4月6日閲覧。
- ^ a b c d 歴史の散歩道.
- ^ a b 札幌事始, p. 253.
- ^ 新札幌市史 第7巻 1986.
- ^ “築47年 老朽化進む札幌市民会館*財政難で改築に二の足*耐震性能など調査開始”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2005年6月18日). 2017年4月6日閲覧。
- ^ “札幌市民会館*劣化進み耐震性疑問*市教委調査*建て替え含め検討へ*新年度は使用の方針”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2006年1月11日). 2017年4月6日閲覧。
- ^ “札幌市*市民会館 来春解体*耐震強度不足*10年後めどに再建”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2006年2月3日). 2017年4月6日閲覧。
- ^ “閉館の札幌市民会館 建て替えは10年後*「空白期間 どうすれば」*コンサート、文化活動…*困惑隠せぬ利用者”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2006年2月3日). 2017年4月6日閲覧。
- ^ “市民会館跡地に「暫定ホール」*利用者らは歓迎*無駄遣いの声も”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2006年8月24日). 2017年4月6日閲覧。
- ^ “新札幌市民会館*北1西1街区で建設へ*市議会で市が表明*民間機能も合わせ”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2006年9月27日). 2017年4月6日閲覧。
- ^ “姿消す市民会館*建物の解体始まる”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2007年6月21日). 2017年4月6日閲覧。
- ^ “札幌市民会館代替施設、大和リースと賃貸契約締結”. 北海道建設新聞 (北海道建設新聞社). (2007年8月30日) 2017年4月6日閲覧。
- ^ “13日オープン 札幌市民ホールを公開*旧会館の面影随所に*どんちょうなど舞台装置*車いす席倍増 授乳室も設置”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2008年12月11日). 2017年4月6日閲覧。
- ^ “リース方式 施工実績:札幌市民ホール”. 大和リース. 2017年4月6日閲覧。
- ^ “札幌市民ホールの愛称が「わくわくホリデーホール」に、4年間2990万円で命名権取得”. リアルエコノミー (2015年1月17日). 2017年4月6日閲覧。
- ^ 「わくわくホリデーホール」の次の名前は?カナモトが命名権で優先交渉権 リアルエコノミー 2018年12月30日
- ^ 札幌市民ホール 愛称は「カナモトホール」 北海道建設新聞社 2019年2月15日
参考文献
[編集]- 札幌市教育委員会 編『新札幌市史 第7巻 通史7 史料編2』北海道新聞社、1986年。
- 『さっぽろ文庫』 7 札幌事始、札幌市 。2017年4月6日閲覧。
- “市民会館” (PDF). 歴史の散歩道. 札幌市中央区. 2017年4月6日閲覧。
- “(仮称)市民交流複合施設整備基本計画” (PDF). 札幌市 (2013年). 2017年4月6日閲覧。
- “(仮称)市民交流複合施設管理運営基本計画” (PDF). 札幌市 (2015年). 2017年4月6日閲覧。