東彼杵町
ひがしそのぎちょう 東彼杵町 | |||||
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千綿渓谷・龍頭泉 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 長崎県 | ||||
郡 | 東彼杵郡 | ||||
市町村コード | 42321-1 | ||||
法人番号 | 2000020423211 | ||||
面積 | 74.29km2 | ||||
総人口 | 7,295人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 98.2人/km2 | ||||
隣接自治体 | 大村市、東彼杵郡川棚町 佐賀県嬉野市 | ||||
町の木 | クス | ||||
町の花 | コスモス | ||||
東彼杵町役場 | |||||
町長 | 岡田伊一郎 | ||||
所在地 | 〒859-3808 長崎県東彼杵郡東彼杵町蔵本郷1850-6 北緯33度02分13秒 東経129度55分02秒 / 北緯33.03697度 東経129.91714度座標: 北緯33度02分13秒 東経129度55分02秒 / 北緯33.03697度 東経129.91714度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
東彼杵町(ひがしそのぎちょう)は、長崎県のほぼ中央部、大村湾の東側に面する町。東彼杵郡に属する。県下最大級のひさご塚古墳があり、江戸時代には長崎街道の宿場町として、また九州に於ける鯨肉の集積・流通の中心地として栄えた。
地理
[編集]- 山
- 町の全域が火山性丘陵地帯で、大村湾に面した西側の海岸まで丘陵地が迫る。北には虚空蔵山(標高608m)・高見岳(標高538m)、南には多良山系の国見岳(標高816m)・遠目山(標高849m)・郡岳(標高826m)・武留路山(標高341m)など険しい山がある。
- 河川
- 湧水地
- 溜池
- 平山池(彼杵宿郷)、赤木池(千綿宿郷)、太ノ原池、中山池、足形池(中尾郷・太ノ浦郷)、かのまる池、三井木場池、中池、蕪池(中岳郷・蕪郷)、太田代池、綿内池(一ツ石郷)といったように池が多い。
土地の活用
[編集]隣接自治体
[編集]地域
[編集]人口
[編集]東彼杵町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 東彼杵町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 東彼杵町 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
東彼杵町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
地名
[編集]郷を行政区域とする。大字は設置していないが、旧彼杵町と旧千綿村のそれぞれに存在した「宿郷」についてのみ、合併後は旧町村名を冠する。
住所表記として用いられる郷の他に、行政上の単位で、自治会としても用いられる行政区の所属についても併記する。
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歴史
[編集]彼杵宿と千綿宿は大村湾に面した港町で、長崎街道の宿場町でもあった。
近現代
[編集]昭和
[編集]- 1959年(昭和34年)-町制施行(彼杵町と千綿村が合併)
- 1968年(昭和43年)- 町章を制定。
- 1972年(昭和47年)- 佐世保地域広域市町村圏組合に加盟。
平成
[編集]- 1989年(平成元年)10月 - 町木(クスノキ)と町花(コスモス)を制定。
- 2001年(平成13年)4月 - 佐世保市より東彼杵町に合併協議の呼びかけが行われた[3]。
- 2002年(平成14年)
- 2004年(平成16年)
- 3月 - 川棚町が合併協議会の離脱を表明。合併協議会は休止状態になる。
- 7月 - 川棚町が合併協議会に復帰。合併協議会を再開。
- 2005年(平成17年)3月 - 3町での合併を断念。協議会を解散。
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 3月 - 東彼杵郡合併協議会が住民発議により再び設置。1972年(昭和47年)より加盟していた佐世保地域広域市町村圏組合が解散。
- 6月 - 川棚町、波佐見町が協議会解散を提案、合併が白紙に。
- 8月 - 協議会解散が川棚町、波佐見町で可決。東彼杵町で否決。このように3町で合意にいたらず、協議会は休止状態となったが、実質的な解散となった。
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 1月
- 西九州させぼ広域都市圏に参加。[5]
- 1月
行政区域の変遷
[編集]- 1871年(明治4年)
- 1878年(明治11年)10月28日 - 郡区町村編制法の長崎県での施行により、彼杵郡のうち現在の町域を含む1町20村の区域に行政区画としての東彼杵郡が発足。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、現在の町域にあたる彼杵村、千綿村がそれぞれ単独村制にて発足。
- 1940年(昭和15年)11月3日 - 彼杵村が町制施行。彼杵町となる。
- 1943年(昭和18年)- 彼杵町小音琴郷の一部が川棚町に編入する。
- 1959年(昭和34年)5月1日 - 彼杵町と千綿村が対等合併し、東彼杵町が発足。
- 1963年(昭和38年)- 旧千綿村の武留路郷が大村市に編入。(現・大村市武留路町)
行政
[編集]町政
[編集]町章
[編集]- 東彼杵(ヒガシソノギ)の「ヒ」と「ソ」の文字を合わせ飛翔する鳥を形どったデザインとなっている。カラーは赤色。近代農業を中心に躍進する町勢と人情豊かな町民の融和、団結を象徴している。1968年(昭和43年)制定。
町長
[編集]- 初代 - 山口前能(1959年(昭和34年)5月~2期8年)
- 第2代 - 松尾関市(1967年(昭和42年)5月~5期20年)
- 第3代 - 池田優(1987年(昭和62年)5月~4期16年)
- 第4代 - 紙谷修(2003年(平成15年)5月~2期8年)
- 第5代 - 渡邉悟(2011年(平成23年)5月~2期8年)- 無投票当選。
- 第6代 - 岡田伊一郎(2019年(令和元年)5月~現職)
町議会
[編集]- 東彼杵町議会 定数11[6]
組織
[編集]庁舎
[編集]- 東彼杵町役場(本庁)- 蔵本郷1850-6北緯33度2分13.3秒 東経129度55分1.7秒
- 千綿支所 - 駄地郷148北緯33度0分48.9秒 東経129度56分55.5秒
消防
[編集]- 佐世保市消防局(佐世保市に委託)
- 東消防署(佐世保市広田1-16-19)
- 東彼出張所(とうひ、大音琴郷187-1)
- 東消防署(佐世保市広田1-16-19)
ごみ処理
[編集]- 東彼地区保健福祉組合(東彼杵町・川棚町・波佐見町)
- 事務局(東彼杵町蔵本郷95-1)
- 東彼地区清掃工場(ごみ処理場、川棚町白石郷282)
- 東彼地区環境センター(し尿処理場、東彼杵町蔵本郷95-1)
県政
[編集]県議会
[編集]- 長崎県議会 東彼杵郡(川棚町・波佐見町と合わせて)選挙区 定数1
県の出先機関
[編集]警察
[編集]医療
[編集]- 公立の医療施設はない。
- 鈴木病院(186床)他
- 東彼杵郡医師会
- 隣接する自治体に国立・公立の病院がある。
- (北部)川棚町 - 独立行政法人国立病院機構長崎川棚医療センター
- (南部)大村市 - 国立病院機構長崎医療センター、大村市民病院
国政
[編集]衆議院
[編集]- 任期 : 2017年(平成29年)10月22日 - 2021年(令和3年)10月21日(「第48回衆議院議員総選挙」参照)
選挙区 | 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
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長崎県第3区(東彼杵町、佐世保市(早岐・三川内・宮の各支所管内)、大村市、壱岐市、五島市、対馬市、東彼杵郡、小値賀町、新上五島町) | 谷川弥一 | 自由民主党 | 6 | 選挙区 |
国の出先機関
[編集]- 陸上自衛隊大野原(おおのばる)演習場(遠目郷、長崎県東彼杵町佐賀県嬉野市の県境にある。)
産業
[編集]漁業
[編集]- かつては捕鯨業が盛んで、昔から多くの海産物が運び込まれ、流通・交通の要所として鯨肉が取引きされていた。明治の中頃には、大きな魚市場やくじら問屋によって売り買いされ、九州各地に運ばれていた。
農業
[編集]- 茶(そのぎ茶)
- 製法は蒸し製玉緑茶。平成29年度及び平成30年度の全国茶品評会で最高賞の農林水産大臣賞及び産地賞を受賞。また、消費者が選ぶ日本一美味しいお茶コンテスト日本茶AWARDでも、2014年2017年に日本茶大賞を受賞するなど、お茶の品質が極めて高い産地である。
- 果物 -みかん、びわ
- 野菜 - イチゴ、アスパラガス
- 畜産 - 肉牛
- 農産物加工品 - ようかん、イチゴジャム、龍頭泉[8]みそ、柚子みそ、ピーナッツみそ等。
林業
[編集]工業
[編集]- 交通アクセスの良さを活かして、企業誘致がさかんに行われている。
商業
[編集]- スーパーマーケット - 大川ストアー
- 商店街 - 彼杵宿通り商店街(ハンバーグ屋ss389、TACK、ショッパーズセブン、湊屋、山本畳店、喜久寿司、紙谷製茶、服部本店、親和銀行、川瀬理容店、ちゃぶ台三葉、岡家具店、若松屋)
- 道の駅 彼杵の荘(そのぎのしょう)
- 菓子販売 - 長崎カステラセンター東彼杵店
- レストラン - リンガーハット・浜勝東彼杵店・レストラン大博
- お食事-千綿食堂、海月食堂、ハンバーグ屋ss389、久喜寿司、ちゃぶ台三葉、魚徳
- 喫茶店-香門、sorriso riso、いと
- 宴会場-栄喜屋、若松屋、泉屋
- 居酒屋-まつうら、いんごち、徳之島、心、鳥香
- コンビニエンスストア - ローソン東そのぎインター店、セブン-イレブン(東彼杵八反田店・東彼杵蔵本郷店)、Yショップ彼杵ミヤザキ
商工会
[編集]- 東彼商工会[9](本部は川棚町)
- 東彼商工会東彼杵支所(旧東彼杵町商工会)
金融
[編集]- 銀行
- 十八親和銀行東彼杵支店
- 十八親和銀行彼杵支店
- 郵便局(ゆうちょ銀行)
- 農業協同組合
- 長崎県央農業協同組合(JAながさき県央) - 東そのぎ支店[10]
- 漁業協同組合(JFマリンバンク)- 大村湾漁協東彼杵支所(本所は西彼杵郡時津町)
教育
[編集]中学校
[編集]- 町立
- 東彼杵中学校(ひがしそのぎ、蔵本郷1666)
- ※遠目郷の一部生徒は隣接する嬉野市立大野原中学校へ通学する。
- 私立
- ながさき東そのぎ子どもの村中学校(2020年4月開校)
小学校
[編集]- 町立
- ※遠目郷の一部児童は隣接する嬉野市立大野原小学校へ通学する。
- 私立
- ながさき東そのぎ子どもの村小学校(2019年4月開校)
幼稚園
[編集]- 私立
保育所
[編集]- 私立(認可)
- 千綿保育園(平似田郷713-1)
- 山田保育園(蔵本郷1780-1)
- ひまわり保育園(彼杵宿郷362)
;私立(認可外)
- すみれ園(蔵本郷1810-2)
文化・スポーツ等施設
[編集]図書館
[編集]- 東彼杵町図書館(東彼杵教育センター分館(旧 中央公民館)内、彼杵宿郷706-4)
ホール
[編集]- 東彼杵町総合会館文化ホール「グリーンハートホール」(彼杵宿郷706-4)
研修施設
[編集]- 教育センター
博物館
[編集]- 東彼杵町歴史民俗資料館(歴史館・文化館
スポーツ施設
[編集]- 彼杵児童体育館(彼杵宿郷501)
- 千綿児童体育館(駄地郷182)
- 町民グラウンド(千綿宿郷93-1)- テニスコート、野球コート、ソフトボールコート
- 新港グラウンド(蔵本郷1708-9)- ゲートボールコート、グラウンドゴルフコート
自然体験施設
[編集]- 多良岳県立自然公園
- 河川公園 やすらぎの里(里郷)
交通
[編集]- 最寄り空港は長崎空港。
鉄道
[編集]バス路線
[編集]- 一般路線バス
- 特急バス(高速道路は経由しない)
道路
[編集]- 高速道路
- E34 長崎自動車道
- 一般国道
- 主要地方道
- 一般県道
- 道の駅
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]名所・旧跡・観光スポット
[編集]- 千綿駅(長崎県景観資産) - 日本でも数カ所の海に面したレトロな駅。駅舎は東彼杵町が所有。毎週土曜日の夕方には、ななつ星列車を見ることができる。
- 俵坂峠(長崎街道)
- 日本二十六聖人乗船場跡 - 2017年(平成29年)2月に420周年記念式典開催。
- キリシタン墓地
- ひさご塚古墳 - 県内最大級の前方後円墳
- 龍頭泉 - 豊後国(現在の大分県)の儒学者である広瀬淡窓が名付けたと伝えられている滝。
- 玉簾の滝
- 千綿人形浄瑠璃 - 1954年(昭和29年)に長崎県無形民俗文化財に指定された。200年の歴史を持つ。人形は、東彼杵町歴史民俗資料館で見ることができる。
- 滝の上美術館
- 河川公園やすらぎの里
祭事・催事
[編集]- 5月(第2金・土・日) - そのぎ茶市 - 新茶の即売や露店商
- 7月 - 祇園祭 - 龍踊りや坂本浮立[13]、蔵本浮立などが奉納される。笛や太鼓の賑やかなお囃子の中で、旧長崎街道を練り歩く。
- 8月16日 - 納涼花火大会 - 踊りや歌謡ショー、のど自慢も行われる。
- 11月(最終土・日曜日) - うまかもんフェスタ - 特産品のそのぎ茶をはじめ、いちご、みかんなどの野菜や、牛肉など町内で生産された農産物等が販売される。
著名な出身者
[編集]脚注
[編集]- ^ 読みは「でぐちやま」。蕪郷にある。
- ^ 読みは「かまんち」。坂本郷にある。
- ^ 他に西彼町、西海町 (長崎県)、大島町 (長崎県)、崎戸町、吉井町 (長崎県)、世知原町、宇久町、小値賀町、佐々町、小佐々町、波佐見町、川棚町の12町に同様の合併協議が呼びかけられた。
- ^ 原則、他の窓口では手続きができない。詳しくはパスポートの手続きについて(東彼杵町ウェブサイト)、長崎県パスポートインフォメーション(長崎県ウェブサイト)を参考にされたい。
- ^ 佐世保市. “西九州させぼ広域都市圏(連携中枢都市圏)形成に係る連携協約締結について”. 佐世保市. 2020年3月19日閲覧。
- ^ “議長あいさつ”. 2018年12月22日閲覧。
- ^ 東彼杵町副町長の定数を定める条例 - 東彼杵町ウェブサイト
- ^ 読みは「りゅうとうせん」。詳しくは驚愕するほどの景観龍頭泉・千綿四十八淵(東彼杵町ウェブサイト)を参考にされたい。
- ^ ひがしかれ(東彼の訓読み)ネット(東彼商工会ウェブサイト)
- ^ 2009年(平成21年)3月にそのぎ支店と千綿支店が統合され、東そのぎ支店となった。
- ^ 他にもまどか幼稚園(彼杵宿郷589)があったが、2008年(平成20年)に閉園した。東彼杵町次世代育成支援後期行動計画(平成22年度~平成26年度)(PDF)
- ^ “「サーモン」の陸上養殖始まる 長崎・東彼杵 休園した野外施設を活用 来年にも出荷「特産品に」”. 長崎新聞. 2023年6月23日閲覧。
- ^ 読みは「ふりゅう」。佐賀県を中心に分布する風流(ふりゅう)系舞踊の民俗芸能。太鼓や鉦を打ち鳴らして、集団で踊るものが多い。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 東彼杵町 (@higashi_sonogi) - X(旧Twitter)
- 東彼杵町 (@higashisonogi_official) - Instagram
- 東彼杵町に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ