林檎と蜂蜜 (漫画)
林檎と蜂蜜 | |
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ジャンル | 少女漫画、恋愛[1] |
漫画 | |
作者 | 宮川匡代 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | ぶ〜け →ぶ〜けDX →Cookie BOX |
レーベル | マーガレットコミックス |
発表号 | ぶ〜け: 1998年1月号 - 2000年3月号 →ぶ〜けDX: 2000年SUMMER増刊号、2000年AUTUMN増刊号 →Cookie BOX 2001年早春号 - 2008年秋号 |
発表期間 | 1997年 - 2008年 |
巻数 | 全22巻 |
漫画:林檎と蜂蜜walk | |
作者 | 宮川匡代 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | Cookie |
レーベル | マーガレットコミックス |
発表号 | 2009年6月号 - 2024年1月号 |
発表期間 | 2009年4月 - 2023年11月25日 |
巻数 | 全21巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『林檎と蜂蜜』(りんごとはちみつ)は、宮川匡代による日本の漫画作品。『ぶ〜け』(集英社)にて、1998年1月号から2000年3月号まで連載後、『ぶ〜けDX』(同)にて2000年SUMMER増刊号と同年AUTUMN増刊号に掲載され、『Cookie BOX』(同)にて2001年早春号から2008年秋号まで連載[1]。続編の『林檎と蜂蜜 walk』が[2][1]『Cookie』(同)にて、2009年6月号から2024年1月号まで連載された後[3]、同誌2024年3月号に番外編を掲載[4]。2021年5月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数は463万部を突破している[5]。作者の宮川の代表作のひとつである[2]。
あらすじ
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
ブライダルコーディネーターの渡辺歩が恋愛と仕事を通して、女としても仕事人としても自立と成長をしていく様子を描く[2]。
登場人物
[編集]- 年齢は初登場時に准ずる
主要人物
[編集]- 渡辺 歩(わたなべ あゆみ)
- 23歳[6]。1975年2月23日生。ブライダル企画課に勤める。企画課唯一の女子。雨の日に自分を濡らしてまで子猫を拾ってきた大西を好きになる。猫アレルギー。今まで好きな人と両思いになったことがない。よく妄想をする。おしりにアザがあるらしい(SEITA談)。
- 幼稚園から大学までを両親の母校でエスカレータ式で進学。大学時代、チアリーダーをしていた。アメフト部員とチアリーダーのカップルが周りで次々とできる中、男子30人とザコ寝したのに手を出されなかったとして伝説のチアリーダーとなる。ロスに1ヶ月間だけチア留学をしたことがあるが、英語はほとんど話せない。
- 客のことを第一に考え、後先考えずに突っ走ってしまう癖がある。サロン(現場)で、実際に結婚式を成立させる経験をしたことで、企画だけでは満足できなくなり、サロンへ異動する。その後、チーフに抜擢される。
- 大西 朋生(おおにし ともき)
- 1973年4月15日生。A型。歩と同期入社。ヘリコプターのライセンスを持っている。アメリカにいた期間が長いので、難しい漢字が苦手。
- 6歳の誕生日に両親が交通事故で亡くなり、親戚をたらい回しにされる。7歳の時ダラス在住の知り合いのアメリカ人夫婦に預けられ、それから15年間をアメリカで過ごす。アメリカのセント・ジョーンズ大学法学部を卒業後、日本の大学院へ。そこで歩(北海道)と出会い、付き合うが、就職後別れる。
- 手話・英手話ができ、英語・スペイン語・フランス語が堪能。司法試験・公務員I種試験にも合格している。
- ニューヨーク支店へ異動する。アユミの元彼に逆恨みされ、発砲される。その後後遺症で、現場近くに行くと呼吸困難の症状を訴えるようになる。知り合った弁護士に、法律の道へ進むことを勧められ、会社を辞めて再び弁護士を目指すことを決意、コロンビア大学へ入学し勉強し直す。
友人
[編集]- 内野 理英(うちの りえ)
- 歩と同期入社で、企画課のOL。大西が拾った猫・福司(愛称・福ちゃん)を譲り受ける。総合職の(?)歩を羨んでいたが、あることがきっかけで親友となる。大西のことが好きで、そのことで一時期歩と不仲になるが、和解。大西とは何でも話せる友達になる。大学時代はミス・キャンパスに選ばれたこともある。
- 17歳の時、アルバイト先のコンビニで万引きしたのを、同じくバイトをしていた斉藤に見つかり、脅迫されレイプされる。それがトラウマで不感症となり、その後も何人かと付き合うが長続きしなかった。
- 福岡から単身赴任してきた吉田のことを好きになり、吉田が福岡に戻る間際に告白。一日だけ限定で奥さんにしてもらい、一度だけ体の関係を持つ。その後妊娠が発覚し、周囲に内緒で出産、シングルマザーになる。
- 取引先の好物や苦手なものを記憶しており、OLとしてはとても有能で、男性社員からも人気があり、後輩からは憧れの存在となっている。
- 兄が一人おり、兄嫁の実家は病院である。また、父親は代議士である。選挙では、娘(理英)がシングルマザーであることを明かして大勝利したらしい。
会社関係
[編集]- 千葉 一史(ちば かずし)
- 37歳。サロンの主任。後に課長に昇進。厳しく、無愛想。独身。コワい顔は父親似らしい。姉が一人いる。小学生のころ、父親の仕事の都合でシンガポールにいたことがある。英語が堪能。
- 歩の暴走ぶりに辟易していたが、徐々に感情が変化していく。大西の存在を知った上で、歩に結婚前提でプロポーズする。その後、会社のキャンペーンガールになったまみと年齢差を乗り越えて付き合うようになる。のちにまみと結婚する。
- 森村(もりむら)
- 企画課の課長。千葉とは同じ大学の学部違いで、同期入社。
- SEITA
- 36歳。クチュールデザイナー。歩の会社と独占契約をする。歩の仕事ぶりに惚れる。
- アユミ・アレックス・ワタナベ
- ニューヨーク支店の社員。父親が日本人。向こう見ずな性格で、大西曰く「N・Yの歩」。
- DVが原因で彼氏と別れるが、その後執拗に嫌がらせを受け、そのことを大西に相談。大西のことを好きになる。
- 斉藤 洋和(さいとう ひろかず)
- 横浜支社から転勤してきた歩より3期上の先輩。
- 大学生時代に、バイト先で万引きしていた理英を脅迫、レイプする。本社で理英と再会し、関係を迫る。
- 吉田 誠一郎(よしだ せいいちろう)
- 35歳。福岡支社から単身赴任してくる。妻と5歳の娘・彩がいる。
- 理英に告白され、一度だけ関係を持つ。理英が妊娠・出産したことは知らない。
- 一度、福岡へ帰るが、2年後にサロンの主任として家族連れで赴任してくる。
- 吉岡 章(よしおか あきら)
- SEITAの事務所で働くデザイナー。いつか独立し自分の店を持つことが目標。大西との失恋で傷ついていた歩を癒し、付き合うようになる。婚約までするが、大西のことを忘れられない歩に気付き、破談。慰謝料を請求する。
家族
[編集]- 渡辺 まみ(わたなべ まみ)
- 歩の妹。高校2年生。あだ名は「まみぞう」。彼氏との恋愛に悩む普通の女の子。
- 大学生になり、友達と水着を買いに行った時にスカウトされ、グラビアアイドルとしてデビューする。歩の会社のキャンペーンガールになる。初対面で説教してきた千葉のことを好きになる。ちょうどその時期、彼氏にベッドシーンを撮られ脅迫されており、千葉に助けてもらい、付き合うようになる。千葉とは19歳差。のちに千葉と結婚する。
- 渡辺修一・真砂子
- 歩の両親。父親は大学教授。
- 修一が大学講師をしていた時に、真砂子がそのゼミの学生だった。真砂子の父親も大学教授。
- 内野 幸太(うちの こうた)
- 理英の子ども。大西に「九州男(くすお)」「釧路」「駄羅巣(ダラス)」などと、妙な名前を付けられそうになる。
書誌情報
[編集]林檎と蜂蜜
[編集]- 宮川匡代 『林檎と蜂蜜』 集英社〈マーガレットコミックス〉、全22巻
- 1998年8月25日発売[7]、ISBN 4-08-848854-7
- 1999年1月25日発売[8]、ISBN 4-08-847020-6
- 1999年6月25日発売[9]、ISBN 4-08-847084-2
- 1999年11月25日発売[10]、ISBN 4-08-847149-0
- 2000年5月25日発売[11]、ISBN 4-08-847231-4
- 2000年8月25日発売[12]、ISBN 4-08-847269-1
- 2001年2月23日発売[13]、ISBN 4-08-847348-5
- 2001年10月25日発売[14]、ISBN 4-08-847438-4
- 2002年5月24日発売[15]、ISBN 4-08-847513-5
- 2002年11月25日発売[16]、ISBN 4-08-847577-1
- 2003年4月25日発売[17]、ISBN 4-08-847628-X
- 2003年9月25日発売[18]、ISBN 4-08-847672-7
- 2004年2月25日発売[19]、ISBN 4-08-847719-7
- 2004年9月24日発売[20]、ISBN 4-08-847787-1
- 2005年4月25日発売[21]、ISBN 4-08-847851-7
- 2005年9月22日発売[22]、ISBN 4-08-847894-0
- 2006年4月25日発売[23]、ISBN 4-08-846054-5
- 2006年9月25日発売[24]、ISBN 4-08-846097-9
- 2007年1月25日発売[25]、ISBN 978-4-08-846138-0
- 2007年12月25日発売[26]、ISBN 978-4-08-846252-3
- 2008年7月25日発売[27]、ISBN 978-4-08-846319-3
- 2009年2月25日発売[28]、ISBN 978-4-08-846388-9
- 宮川匡代 『林檎と蜂蜜』 集英社〈集英社文庫 コミック版〉 既刊10巻(2012年9月現在)
- 危険な青林檎編(全5巻)
- 2011年2月18日発売、ISBN 978-4-08-619218-7
- 2011年2月18日発売、ISBN 978-4-08-619219-4
- 2011年3月18日発売、ISBN 978-4-08-619220-0
- 2011年4月15日発売、ISBN 978-4-08-619221-7
- 2011年4月15日発売、ISBN 978-4-08-619222-4
- 憂鬱な赤林檎編(全5巻)
- 2012年2月17日発売、ISBN 978-4-08-619223-1
- 2012年2月17日発売、ISBN 978-4-08-619224-8
- 2012年3月16日発売、ISBN 978-4-08-619225-5
- 2012年3月16日発売、ISBN 978-4-08-619226-2
- 2012年4月18日発売、ISBN 978-4-08-619227-9
- 危険な青林檎編(全5巻)
林檎と蜂蜜 walk
[編集]- 宮川匡代 『林檎と蜂蜜 walk』 集英社〈マーガレットコミックス〉 全21巻
- 2009年9月25日発売[29]、ISBN 978-4-08-846450-3
- 2010年6月25日発売[30]、ISBN 978-4-08-846544-9
- 2011年7月25日発売[31]、ISBN 978-4-08-846682-8
- 2012年6月15日発売[32]、ISBN 978-4-08-846783-2
- 2013年3月25日発売[33]、ISBN 978-4-08-845006-3
- 2013年11月25日発売[34]、ISBN 978-4-08-845123-7
- 2014年11月25日発売[35]、ISBN 978-4-08-845305-7
- 2015年7月24日発売[36]、ISBN 978-4-08-845422-1
- 2016年3月25日発売[37]、ISBN 978-4-08-845544-0
- 2016年11月25日発売[38]、ISBN 978-4-08-845674-4
- 2017年7月25日発売[39]、ISBN 978-4-08-845794-9
- 2018年2月23日発売[40]、ISBN 978-4-08-845897-7
- 2018年11月22日発売[41]、ISBN 978-4-08-844114-6
- 2019年5月24日発売[42]、ISBN 978-4-08-844196-2
- 2020年2月25日発売[43]、ISBN 978-4-08-844294-5
- 2020年9月25日発売[44]、ISBN 978-4-08-844376-8
- 2021年5月25日発売[5]、ISBN 978-4-08-844464-2
- 2022年1月25日発売[45]、ISBN 978-4-08-844615-8
- 2022年9月22日発売[46]、ISBN 978-4-08-844676-9
- 2023年5月25日発売[47]、ISBN 978-4-08-844777-3
- 2024年3月25日発売[48]、ISBN 978-4-08-843003-4
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “林檎と蜂蜜(漫画)”. マンガペディア. 2023年11月25日閲覧。
- ^ a b c “「林檎と蜂蜜walk」8巻、宮川匡代のサイン入りグッズ当たる”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年7月24日) 2023年11月25日閲覧。
- ^ 「CONTENTS」『Cookie』2024年1月号、集英社、2023年11月25日、ASIN B00GJXOGJ8。目次ページより。
- ^ 『Cookie』2024年3月号、集英社、2024年1月26日。表紙より。
- ^ a b “林檎と蜂蜜 walk 17”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “宮川匡代「林檎と蜂蜜」全22巻を無料でイッキ読み!3日間限定で”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年4月1日) 2023年11月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 1”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 2”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 3”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 4”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 5”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 6”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 7”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 8”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 9”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 10”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 11”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 12”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 13”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 14”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 15”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 16”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 17”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 18”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 19”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 20”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 21”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 22”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 1”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 2”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 3”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 4”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 5”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 6”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 7”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 8”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 9”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 10”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 11”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 12”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 13”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 14”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 15”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 16”. 集英社. 2021年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 18”. 集英社. 2022年1月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 19”. 集英社. 2023年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 20”. 集英社. 2023年5月25日閲覧。
- ^ “林檎と蜂蜜 walk 20”. 集英社. 2024年3月25日閲覧。