武内英樹
たけうち ひでき 武内 英樹 | |||||||||||
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生年月日 | 1966年10月9日(58歳) | ||||||||||
国籍 | 日本 | ||||||||||
民族 | 日本人 | ||||||||||
職業 | 演出家、映画監督 | ||||||||||
ジャンル | テレビドラマ、映画 | ||||||||||
活動期間 | 1990年 - 現在 | ||||||||||
主な作品 | |||||||||||
ドラマ 『神様、もう少しだけ』 『電車男』 『のだめカンタービレ』 『デート〜恋とはどんなものかしら〜』 『ルパンの娘』 映画 『のだめカンタービレ 最終楽章』 『テルマエ・ロマエ』 『テルマエ・ロマエⅡ』 『今夜、ロマンス劇場で』 『翔んで埼玉』 『劇場版 ルパンの娘』 | |||||||||||
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武内 英樹(たけうち ひでき、1966年10月9日 - )は、日本のテレビドラマの演出家、プロデューサー、映画監督、CMディレクター。千葉県千葉市(現・千葉市美浜区)出身[2]。早稲田大学社会科学部卒業。元フジテレビドラマ制作センター所属。
来歴・人物
[編集]1966年横浜生まれ。千葉県千葉市で育つ[2]。1990年4月フジテレビジョン入社。同期に長島一由など。河毛俊作、永山耕三、中江功等の下で演出補を数年間担当した。1996年、『みにくいアヒルの子』で初演出。以後、数多くのテレビドラマの演出を手掛ける。
『神様、もう少しだけ』では主演の金城武の「全身から表現される演技を見せたい」(本人談)として引いた形の映像を多用、他にも深田恭子への熱心な演技指導なども評価され、第18回ザテレビジョン ドラマアカデミー賞で監督賞を受賞。
他にも同ドラマでは沖縄県慶良間諸島で撮影を行ったオープニング映像が評価を受け、タイトルバック賞を受賞。この他にも第22回では『彼女たちの時代』でリアリティーがあると言われた映像が評価され2度目の監督賞、第51回では『のだめカンタービレ』で、原作のファンも納得と言われた映像が支持を受け4度目の監督賞(「電車男」でも受賞)、そして同ドラマの最終回でベートーヴェンの交響曲第7番を流した他、心情をクラシック音楽で表現したということが評価され「電車男」に続き2度目の『音楽賞』を受賞した。また世界のドラマの祭典ソウルドラマアワード2007において「のだめカンタービレ」で最優秀監督賞、最優秀音楽監督賞、最優秀作品賞を受賞。最優秀監督賞は日本人初。[3]
3本目の映画『テルマエ・ロマエ』で阿部寛が日本アカデミー賞、最優秀主演男優賞を受賞、第67回毎日映画コンクールTSUTAYA映画ファン賞を受賞、イタリアのウディネ・ファーイースト映画祭でマイ・ムービーズ賞(ネットによる観客賞)を受賞。また『テルマエロマエⅡ』『翔んで埼玉』でもマイ・ムービーズ賞を受賞し[4]、海外でも評価を受ける。また、『翔んで埼玉』では自身も日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した[1]。
2015年、月曜9時ドラマ『デート〜恋とはどんなものかしら〜』で摩訶不思議な恋愛不適合者の恋を描き、ギャラクシー賞2014選奨受賞 ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞で監督賞、最優秀作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞を受賞。監督賞は5回目になる。
2019年3月の時点で監督した映画の累計興行収入は220億円を超えている。
北海道テレビ放送(テレビ朝日系列)の元アナウンサーで現在同局のテレビプロデューサーとして活動している戸島龍太郎は大学時代の親友である[5]。
大学在学時、東京ディズニーランドでアルバイトをしており、アトラクション「ジャングルクルーズ」のスキッパー(船長)役を担当していた[6][7]。
2022年、50歳以上を対象とした早期退職制度に応募していたことが分かった。[8] 2023年2月、俳優・政治家の森田健作がパーソナリティーを務めるラジオFM NACK5『森田健作 青春もぎたて、朝一番!』(5日、12日午前6時30分)と、ニッポン放送『森田健作 青春の勲章はくじけない心』(2月6日午後6時20分)の、2番組の収録に参加した。『翔んで埼玉Ⅱ』については、既に撮影を終えて現在は編集作業中という。21年夏に制作が発表されたものの、二階堂とダブル主演のGACKTが体調不良で撮影が昨秋まで延期。2023年内公開予定としおり、フジテレビは3月31日をもって退職。[9]
主な作品
[編集]テレビドラマ
[編集]演出
[編集]- 剣道少女(1995年)
- みにくいアヒルの子(1996年)
- ドク(1996年)
- ひとつ屋根の下2(1997年)
- ナースのお仕事2(1997年)
- 神様、もう少しだけ(1998年)
- Days(1998年)
- Over Time-オーバー・タイム(1999年)
- 彼女たちの時代(1999年)
- 賭事女王(1999年)
- バスストップ(2000年)
- きらきらひかる3(2000年)
- できちゃった結婚(2001年)
- カバチタレ!(2001年)
- ロング・ラブレター〜漂流教室〜(2002年)
- ウエディングプランナー SWEETデリバリー(2002年)
- 神様、何するの(2002年)
- はたち〜1982年に生まれて〜(2003年)
- 世にも奇妙な物語'03秋の特別編「パーフェクトカップル」(2003年)
- ファイアーボーイズ〜め組の大吾〜(2004年)
- ハングリーキッド(2004年)
- 大奥 第一章(2004年)
- 電車男(2005年)
- 小早川伸木の恋(2006年)
- 電車男DELUXE 最後の聖戦(2006年)
- のだめカンタービレ(2006年)
- ファースト・キス(2007年)
- のだめカンタービレ in ヨーロッパ(2008年)
- ホームレス中学生(2008年)
- 全開ガール(2011年)
- 女信長(2013年)
- 独身貴族(2013年)
- デート〜恋とはどんなものかしら〜(2015年)
- デート〜恋とはどんなものかしら〜2015夏 秘湯(2015年)
- カインとアベル(2016年)
- ルパンの娘(2019年)
- ルパンの娘 第2シリーズ(2020年)
プロデュース
[編集]- 神様、何するの(2002年)
- はたち〜1982年に生まれて〜(2003年)
- 電車男DELUXE 最後の聖戦(2006年)
演出補
[編集]- 東京ラブストーリー(1991年)
- 101回目のプロポーズ(1991年)
- 愛という名のもとに(1992年)
- ひとつ屋根の下1(1993年)
- 陽のあたる場所(1994年)
- 海が見たいと君が言って(1994年)
- 北の国から'95「秘密」(1995年)
映画
[編集]- のだめカンタービレ 最終楽章 前編(2009年)監督
- のだめカンタービレ 最終楽章 後編(2010年)総監督
- テルマエ・ロマエ(2012年)監督
- テルマエ・ロマエII(2014年)監督
- 今夜、ロマンス劇場で(2018年)監督
- 翔んで埼玉(2019年)監督
- 劇場版 ルパンの娘(2021年)監督
- 翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜(2023年)監督
- もしも徳川家康が総理大臣になったら(2024年)監督
- はたらく細胞(2024年) 監督
その他
[編集]- Visual Queen of The Year 2001
- CM 朝日新聞デジタル レブール
受賞歴
[編集]- 1998年
- 第18回ザテレビジョンドラマアカデミー賞(『神様、もう少しだけ』)
- 1999年
- 2019年度
- 第43回日本アカデミー賞 最優秀監督賞[1](『翔んで埼玉』)
脚注
[編集]- ^ a b c 吉田唯 (2020年3月6日). “『翔んで埼玉』武内英樹、最優秀監督賞を初受賞!「獲っちゃいけない作品が」と自虐的な挨拶:第43回日本アカデミー賞”. シネマトゥデイ. 2020年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月6日閲覧。
- ^ a b “自虐ネタ、裏に郷土愛 「絵になる」自然魅力 映画「翔んで埼玉」監督の武内英樹さん(千葉市出身)”. 千葉日報(2019年4月28日作成). 2019年4月28日閲覧。
- ^ 『別冊ザテレビジョン 連ドラ10年史』。
- ^ 取材・文:編集部・中山雄一朗 (2019年5月5日). “『翔んで埼玉』海外でもウケた!イタリアの映画祭で受賞”. シネマトゥデイ. 株式会社シネマトゥデイ. 2019年5月8日閲覧。
- ^ tojima_p (2012年5月26日). “遅ればせながら「テルマエ・ロマエ」を観た…。”. 戸島龍太郎. Twitter. 2012年9月28日閲覧。
- ^ 泉 彩子、大久保幸夫. “Works 2014年8・9月号「一期一会」の心で可能性を広げ、演出家としてのキャリアを開花 武内英樹氏”. リクルートワークス研究所. リクルート. 2024年1月18日閲覧。
- ^ ゲスト出演したニッポン放送のラジオ番組『上柳昌彦・山瀬まみ ごごばん!フライデースペシャル』2014年4月25日放送回で、本人が発言。
- ^ フジテレビ電撃退社の明松功氏が“なぜ君”大島新監督に明かした“めちゃイケ”でブチ当たった厚い壁(文春オンライン)
- ^ 映画『翔んで埼玉』の監督、テレビを見ないで入ったフジテレビを退社していた「感謝しかないです」(ENCOUNT)
関連項目
[編集]- 千葉県出身の人物一覧
- 鹿内宏明(武内入社時のフジテレビ会長)
外部リンク
[編集]- 永田, 工 (2012年4月18日). “「高級とB級を混ぜた物語」テルマエ・ロマエ発想とは? - 武内英樹インタビュー”. 朝日新聞デジタル. 2012年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年9月28日閲覧。
- 武内英樹 - 映画.com