浅野りん
浅野 りん(あさの りん、2月23日[1] - ) は、日本の漫画家。京都府京都市中京区出身。女性。代表作は『であいもん』。
来歴
[編集]- 1991年、エニックス(現スクウェア・エニックス)の『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』の一企画「4コマクラブ」に、「浅野倫子」名義で投稿。
- 1992年、「Ghost & mother's love」で第3回ビッグルーキー大賞佳作。
- 1993年、『フレッシュガンガン』掲載の短編「プロブレム・ハウス」でデビュー。
- 1995年に初の長編作品となる『CHŌKOビースト!!』をエニックスの『月刊少年ガンガン』で連載。その後も、『PON!とキマイラ』など、エニックスの漫画雑誌でいくつかの作品を発表する。
- 2002年以降はエニックスお家騒動のため作品発表の場をマッグガーデンの雑誌に移し、『天外レトロジカル』の連載を開始(2007年に連載終了)。2004年にはドラマCD化された。
- 2003年からは並行して、エニックスの『月刊ガンガンWING』に連載され、マッグガーデンへの移籍で連載が未完のまま中断されていた『PANGAEA パンゲア』を、『コミックブレイドMASAMUNE』誌上にて『pangaea/ezel パンゲア・エゼル』と改題して再開。同誌の休刊により『月刊コミックアヴァルス』誌上にて連載が続行され、2011年に終了。
- 2008年12月、『コミックブレイドBROWNIE』創刊号にて『京洛れぎおん』を連載開始。『BROWNIE』第2号が発売延期未定になったため、2009年7月発売の『月刊コミックブレイド』にて再開、2013年に連載終了。
- 2010年3月発売の単行本上にて、結婚したことを発表。同年の『コミックブレイドアヴァルス』12月号にて、女児を出産したことを発表。
- 2016年5月、株式会社KADOKAWA刊『ヤングエース』6月号にて『であいもん』を連載開始。
人物
[編集]- 同じく漫画家の幸宮チノとも仲が良く、『ドラゴンクエスト』などの4コママンガ劇場の楽屋裏ではよく名前が出てきていた。
- 趣味は映画で、お気に入りは『ウエスト・サイド物語』。
- 仏教系の高校出身で、「恋してなんぼ」(『平成バンパイアの逆襲 浅野りん作品集』所収)ではその体験を生かしている。また「弥栄」「笠置」など京都の地名に由来した登場人物名をしばしば使用する。
作品リスト
[編集]エニックス(現スクウェア・エニックス)
[編集]- 連載
- CHŌKOビースト!!(月刊少年ガンガン、1995年 - 1997年、全4巻)
- PON!とキマイラ(月刊少年ガンガン、1997年 - 2001年、全7巻)
- PANGAEA パンゲア(月刊ガンガンWING、1999年 - 2002年、全5巻)
- 短編集
- ビースト&ビースト 浅野りん短編集(1997年、全1巻)
- 平成バンパイアの逆襲 浅野りん作品集(2000年、全1巻)
マッグガーデン
[編集]- 連載
- 天外レトロジカル(月刊コミックブレイド、2002年 - 2007年、全7巻)
- 新装版 CHŌKO・ビースト!!(2003年、全4巻)
- pangaea/ezel パンゲア・エゼル(コミックブレイドMASAMUNE→月刊コミックブレイドアヴァルス、2003年 - 2011年、全7巻)
- 新装版 PANGAEA パンゲア(2008年、全5巻)
- 京洛れぎおん(コミックブレイドBROWNIE→コミックブレイド、2008年 - 2013年、全5巻)
- 画集
- 色節 -浅野りん Illustration Works(2004年、マッグガーデン)
少年画報社
[編集]- 連載
- 恋とごはんと虹色日和(みんなの食卓、2015年 - 2016年、全1巻)
KADOKAWA
[編集]テレビ
[編集]- 漫画協力
- IP〜サイバー捜査班 第6話(作中の漫画「霊魂人(アニマビト)」の作画担当)
師匠
[編集]脚注
[編集]- ^ 浅野りん「4コマ劇場楽屋裏」(エニックス出版局編『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』第10巻、エニックス、1995年 ISBN 4-87025-791-2、 57頁)。
外部リンク
[編集]- 浅野りん公式サイト「浅野ん家」(2003年から更新停止中)
- 浅野りん (@rin_asano) - X(旧Twitter)
- 浅野りん:公開作品 - マンガ図書館Z