矢吹健太朗

やぶき けんたろう
矢吹 健太朗
生誕 (1980-02-04) 1980年2月4日(44歳)[1]
日本岡山県岡山市
活動期間 1997年 -
ジャンル 少年漫画お色気漫画
代表作BLACK CAT
To LOVEる -とらぶる-シリーズ』
迷い猫オーバーラン!』(作画担当)
あやかしトライアングル
受賞 1997年:第14回天下一漫画賞 審査員特別賞
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矢吹 健太朗(やぶき けんたろう、1980年2月4日[1] - )は、日本の男性漫画家血液型はO型[1]。なお、「矢吹 健太」は誤記。既婚。元妻は漫画家の柏木志保、現在の妻は篠原健太の妻の妹。

略歴

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岡山県出身[1]。コミックナタリーに掲載されているプロフィールでは高知県高知市生まれ[2]となっているが、本人のTwitterによると生まれは岡山県岡山市で、小学2年から6年まで高知県高知市、中学1年の時に福岡県北九州市、中学2年から高校3年まで再び岡山県岡山市で育った[3]

第14回天下一漫画賞1997年9月期)で、『MOON DUST』により秋本治審査員特別賞を受賞。デビュー時は現役高校生で、初連載作である『邪馬台幻想記』開始時は18歳だった。

同業の漫画家にもファンが多いと言及される[4]

人物

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主に『週刊少年ジャンプ』に専属していたが、過去には『ジャンプスクエア』に作品を掲載していた。子供のころからゴジラファンであり[5]、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』ではエキストラに参加している[5]。『BLACK CAT』のアシスタントページによれば、食玩の修理や改造のエキスパートで、カメのフィギュアをマリオシリーズノコノコに改造したりしている。動物ではネコ、中でも黒猫が好きで、自画像もネコの絵である。

2度の結婚経験がある。先妻の柏木志保との間に2005年に一女を儲けたが、2009年に妻の不倫が原因で離婚。長女の親権は矢吹が得た[6]。2015年7月に別の女性と再婚したことがジャンプSQの巻末にて報告された。再婚相手は同じ週刊少年ジャンプ出身作家である篠原健太の妻の妹であることを、ラジオ番組『サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ』ゲスト出演時に明かした。2022年には、自身の第2子となる男児が誕生[7]、2024年には第3子となる男児が誕生している[8][9]

好きな漫画は『ドラゴンボール』。1995年、15歳の時に『週刊少年ジャンプ』「アニメJ WING」コーナーで行われた“『ドラゴンボールZ』夢のフュージョン”募集企画に、孫悟飯トランクスが合体(フュージョン)した「ゴハンクス」というキャラクターを考えて投稿し「カッコイイで賞」を受賞した[10]。また、ドラゴンボールの影響からバトルシーンばかりを描いており、女性キャラクターを描くことは苦手だったが、第14回天下一漫画賞を受賞した際に秋本治から「女の子が可愛い」と褒められたため、以降は苦手意識をなくすために努力したという[11]

デビュー当初はコピックを使用していたが、『BLACK CAT』の中盤辺りから徐々にペイントソフトによる一部加工を始め、現在ではすべてのイラストにペイントソフトを使用している。

作品リスト

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漫画作品

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  • 邪馬台幻想記
    • 邪馬台幻想記(読切、『赤マルジャンプ』1998SPRING)
    • 邪馬台幻想記(読切、『週刊少年ジャンプ』1998年37・38号)
    • 邪馬台幻想記(連載、『週刊少年ジャンプ』1999年12号 - 29号、全2巻)
  • BLACK CAT
    • STRAY CAT(読切、『週刊少年ジャンプ』1999年46号)
    • BLACK CAT(連載、『週刊少年ジャンプ』2000年32号 - 2004年29号、全20巻)
    • BLACK CAT特別編(読切、『週刊少年ジャンプ』2004年19号、綴じ込み付録)
    • BLACK CAT特別編(読切、『Go!Go!ジャンプ』)
  • To LOVEる -とらぶる-(脚本:長谷見沙貴
    • To LOVEる -とらぶる-(連載、『週刊少年ジャンプ』2006年21・22号 - 2009年40号、全18巻)
    • To LOVEる -とらぶる- ダークネス(連載、『ジャンプスクエア』2010年11月号 - 2017年4月号、番外編『ジャンプSQ.19』2010年冬号 - Vol.15、全18巻)
  • TRANS BOY(読切、『週刊少年ジャンプ』2004年37・38号)
  • 迷い猫オーバーラン!(原作:松智洋)(連載、『ジャンプスクエア』2010年2月号 - 9月号、『ジャンプSQ.19』2010年夏号 - 秋号、全2巻)
  • フタガミ☆ダブル(読切、『週刊少年ジャンプ』2010年5・6号)
  • こちら葛飾区亀有公園前派出所[注釈 1](読切、週刊少年ジャンプ増刊・『こち亀ジャンプ』に寄稿した7ページの描き下ろし)
  • ダーリン・イン・ザ・フランキス(原作:Code:000(TRIGGERA-1 Pictures))(連載、『少年ジャンプ+』2018年1月 - 2020年1月、全8巻)
  • あやかしトライアングル(連載、『週刊少年ジャンプ』2020年28号 - 2022年20号→『少年ジャンプ+』2022年4月25日[12] - 2023年9月25日[13]、全16巻)

小説イラスト

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アニメイラスト

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その他

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関連人物

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小畑健
矢吹が連載デビュー前にアシスタントとして師事していた。『ヒカルの碁』の第7話くらいまで参加[1]
長谷見沙貴
アニメ『BLACK CAT』の脚本を担当。その縁により『To LOVEる -とらぶる-』でも脚本を務めている[17]
柏木志保
元妻・元アシスタントで『BLACK CAT』49話より参加[18]。同作単行本で巻末などに収録されているおまけページを執筆している[19]
篠原健太
上述の通り、再婚相手は篠原の妻の妹。

脚注

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注釈

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  1. ^ 秋本治原作の漫画。

出典

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  1. ^ a b c d e 邪馬台幻想記』2巻、集英社ジャンプ・コミックス〉、1999年9月8日第1刷発行、ISBN 4-08-872763-0、表紙そで
  2. ^ 矢吹健太朗”. コミックナタリー. 2012年1月17日閲覧。
  3. ^ 矢吹健太朗 Info [@yabuki_info] (2022年12月10日). "ちなみに僕の変遷 誕生→岡山市 小2〜小6→高知市 中1 →北九州市 中2〜高3 →岡山市 家族の基盤は岡山、人格形成は高知って感覚。どの街も好き". X(旧Twitter)より2024年8月24日閲覧
  4. ^ 週刊少年ジャンプ2019年22・23合併号の「作家活動20周年レジェンド大特集」216ページ
  5. ^ a b 『BLACK CAT』16巻、集英社〈ジャンプ・コミックス〉、ISBN 4-08-873535-8、表紙そで
  6. ^ 『ニコニコ動画』未成年投稿者が『週刊少年ジャンプ』漫画家の妻との不倫を謝罪 ガジェット通信 2017年6月1日閲覧
  7. ^ 矢吹健太朗 Info [@yabuki_info] (2022年6月4日). "先日、我が家に新しい家族が加わりました 元気な男の子…感無量です というわけで漫画版ダリフラで描く機会がなかったミツル&ココロ&アイを描いてみました。". X(旧Twitter)より2024年8月20日閲覧
  8. ^ 矢吹健太朗 Info [@yabuki_info] (2024年8月19日). "私事ですが先日、次男が誕生しました という訳で古手川唯&赤ちゃんリト". X(旧Twitter)より2024年8月20日閲覧
  9. ^ 「To LOVEる」矢吹健太朗氏、次男誕生 イラスト公開”. 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社 (2024年8月20日). 2024年8月20日閲覧。
  10. ^ 『週刊少年ジャンプ』1995年4月24日特大号 No.19 p.34 - 35
  11. ^ 『「週刊少年ジャンプ」40周年記念出版 マンガ脳の鍛えかた』161-170ページ
  12. ^ “矢吹健太朗「あやかしトライアングル」移籍連載スタート、祭里たちが海に赴く”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年4月25日). https://natalie.mu/comic/news/475300 2022年4月25日閲覧。 
  13. ^ 安田俊亮 (2023年9月25日). “マンガ「あやかしトライアングル」が完結。9月25日に最終話掲載”. GAME watch. Impress. 2023年10月27日閲覧。
  14. ^ 少年ジャンプ編集部、『女子トイレマーク』マンガを掲載中止に 「セクハラ」の批判相次ぐ”. ハフィントンポスト日本版. ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社 (2017年4月23日). 2017年4月27日閲覧。
  15. ^ ホンダ、軽スポーツ「S660」矢吹健太朗デザインの初音ミク痛車を披露”. ねとらぼ (2019年1月11日). 2019年1月17日閲覧。
  16. ^ “矢吹健太朗が表紙を描き下ろし、週プレ2021年上半期のグラビア傑作選”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年8月6日). https://natalie.mu/comic/news/439840 2021年8月6日閲覧。 
  17. ^ 『To LOVEる』1巻、表紙そで
  18. ^ 「BLACK CAT おまけ劇場」『BLACK CAT』7巻、集英社〈ジャンプ・コミックス〉 、ISBN 4-08-873233-2、203頁
  19. ^ 『BLACK CAT』7 - 20巻。一部の巻を除く。

外部リンク

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