硫酸ウラニル(VI)
硫酸ウラニル Uranyl sulfate | |
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特性 | |
化学式 | UO2SO4 |
モル質量 | 366.09 g/mol |
密度 | 3,28 g/cm3 @ 20 °C |
水への溶解度 | 27,5 g/100 mL in water at 25 °C |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | 塩化ウラニル 硝酸ウラニル 炭酸ウラニル |
関連物質 | 二酸化ウラン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
硫酸ウラニル(VI)(りゅうさんウラニル ろく、英: uranyl(VI) sulfate) は化学式 UO2SO4 と表されるウラニルの硫酸塩である。無臭でレモンイエローの砂状固体である。
顕微鏡検査での陰性染色や生物学におけるトレーサーとして利用されていた。1951年に建造された水性均質炉の実験炉ではウラン235を14.7%まで濃縮した565グラムのウランを硫酸ウラニルの形で利用していた。
酸性溶液を用いてウラン鉱床から直接イエローケーキのような粗製錬物を得る in-situ リーチング法では、ウランを硫酸ウラニルとして抽出している[1][2]。
放射性崩壊は硫酸ウラニルカリウム (K2UO2(SO4)2)を用いた実験で発見された。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “ウラン粗製錬 (04-04-01-01)”. 原子力百科事典ATOMICA. 高度情報科学技術研究機構 (2010年9月). 2016年1月20日閲覧。
- ^ “Metallurgy”. MQes Uranium Inc.. 2 June 2012閲覧。