祐天寺駅
祐天寺駅 | |
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東口駅舎(2018年10月24日撮影) | |
ゆうてんじ Yūtenji | |
◄TY03 中目黒 (1.0 km) (1.0 km) 学芸大学 TY05► | |
所在地 | 東京都目黒区祐天寺二丁目13-3 |
駅番号 | TY04 |
所属事業者 | 東急電鉄 |
所属路線 | ■東横線 |
キロ程 | 3.2 km(渋谷起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面3線* |
乗降人員 -統計年度- | [東急 1]28,970人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)8月28日[1] |
備考 | * 2番線は通過線 |
祐天寺駅(ゆうてんじえき)は、東京都目黒区祐天寺二丁目にある、東急電鉄東横線の駅である。駅番号はTY04。
歴史
[編集]- 1927年(昭和2年)8月28日 - 開業。相対式ホーム[2]、下りホーム側に木造2階建ての駅舎(東口)[2][1]。
- 1955年(昭和30年)頃 - 上りホーム側に西口開設[2][1]。
- 1964年(昭和39年)3月23日 - 木造の東口駅舎を地上3階・地下1階建ての駅ビルに改築[2]。
- 1966年(昭和41年)9月20日 - 当駅を含む中目黒 - 都立大学駅間の立体交差工事に着手[3]。
- 1969年(昭和44年)8月8日 - 下り線を高架化[4]。
- 1970年(昭和45年)
- 1971年(昭和46年)2月20日 - 駅業務システムの自動化モデル駅として、学芸大学駅、桜木町駅と共に自動改札機を設置(5台)。自動券売機を磁気券化し、エンコード可能な定期券発行機を新設した。
- 2006年(平成18年)4月30日 - 定期券うりばの営業を終了。
- 2007年(平成19年)3月18日 - ICカード「PASMO」の利用が可能となる[7]。
- 2013年(平成25年)4月 - 通過線設備新設工事に着手[8]。
- 2017年(平成29年)3月25日 - 通過線が新設され、供用開始[9]。
- 2018年(平成30年)10月1日 - 駅ビル開業(後述参照)[10]。
- 旧東口駅舎(2009年6月12日撮影)
- リニューアル前の改札口(2010年3月20日撮影)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面3線の高架駅である。上下ホームの間にプラットホームの無い通過線(2番線)がある。駅両端にある6基の分岐器は、ノーズ可動式分岐器が採用されている。両ホームとも地上1階の改札口と、階段およびエレベーターで連絡している。長らく改札内にトイレはなかったが、2016年(平成28年)7月31日に設置された。なお、ロータリーに面した駅東口に公衆トイレがある。
ホーム・線路の下は商店等になっている。かつては定期券うりばが設置されていたが、現在は廃止されている。
東京メトロ副都心線との相互直通運転に伴い、2013年から2017年にかけて改良工事が行われ、当駅に優等列車の通過線を設置した[11]。一部ホーム幅を狭めて上り線ホームを渋谷方面に若干移設、また、上下線の間隔拡張によりそのスペースに通過線を設置した。通過線は2017年3月25日のダイヤ改正から供用を開始した[9]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 東横線 | 下り | 横浜・元町・中華街・新横浜・二俣川方面[12] |
2 | 通過線 | ||
3 | 上り | 渋谷・池袋・川越市・所沢方面[13] |
- 当駅には東急新横浜線・相鉄線に乗り入れる列車は停車しないため、新横浜・二俣川方面へは途中駅での乗り換えが必要となる。
- 欠番となっている2番線は上下線共用の通過線である。上りが本線、下りが中線扱いとなっている。
- 西口1(2019年4月7日撮影)
- リニューアル後の中央改札口(2018年10月13日撮影)
- ホーム(2023年4月2日撮影)
駅ビル
[編集]当駅渋谷寄り高架下および隣接地において駅ビルを建設し、2018年(平成30年)10月1日に開業した[10]。
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗降人員は28,970人である[東急 1]。ここ数年3万人前後で推移していたが、2020年度以降は新型コロナウイルス感染症の流行の影響もあり、乗降人員が大幅に減少している。当駅周辺は学校施設が多く集まっているため学生の利用が多い[16]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[18] | 1日平均 乗車人員[19] | 出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)20,740 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)20,587 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)20,060 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)19,592 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)19,189 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)18,954 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)18,666 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)18,411 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 17,647 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 17,139 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 16,781 | [* 11] | |
2001年(平成13年) | 16,855 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | [20]32,140 | 16,348 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [20]31,466 | 15,923 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 31,266 | 15,885 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 30,232 | 15,364 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 29,510 | 15,022 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 30,193 | 15,423 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 30,387 | 15,452 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 29,757 | 15,104 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 29,411 | 14,890 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 29,194 | 14,770 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 29,616 | 15,000 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 29,809 | 15,115 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 29,742 | 15,019 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 30,112 | 15,172 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 30,877 | 15,496 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 31,494 | 15,811 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 31,962 | 16,033 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [東急 2]32,013 | 16,038 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[東急 3]23,296 | ||
2021年(令和 | 3年)[東急 4]25,761 | ||
2022年(令和 | 4年)[東急 5]27,927 | ||
2023年(令和 | 5年)[東急 1]28,970 |
駅周辺
[編集]駅高架下の商店の中に、スーパーマーケットがある。その他、商店が駅から放射状に続いている。東口は小さなロータリーとなっていて、バス停がある。
- 目黒警察署祐天寺駅前交番
- 目黒税務署
- 目黒区立守屋図書館
- 東京都立目黒高等学校
- 目黒中町郵便局
- 目黒五本木郵便局
- 明顕山祐天寺(駅名の由来)
- 日本聖公会聖パウロ教会
- 世田谷区立世田谷公園
- モーリタニア大使館
- 目黒区立上目黒小学校
- スーパー三和 祐天寺店
バス路線
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 東急の駅、p.44。
- ^ a b c d 大正出版『回想の東京急行1』pp.48 - 49。
- ^ a b 50年史、pp.1006 - 1007。
- ^ a b 50年史、p.1225。
- ^ 「東横線中目黒-都立大学間 立体化工事が完成」『交通新聞』交通協力会、1970年2月24日、1面。
- ^ a b 50年史、p.1011。
- ^ 『PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブ 。2020年5月12日閲覧。
- ^ 特定都市鉄道整備事業実施状況(東京急行電鉄・インターネットアーカイブ)。
- ^ a b 『3月25日(土)に東横線・目黒線でダイヤ改正を実施 列車の増発や座席指定列車の運転開始などにより、ますます便利に!』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2017年3月2日、2頁。オリジナルの2017年6月10日時点におけるアーカイブ 。2020年3月9日閲覧。
- ^ a b 『東急祐天寺駅ビルが2018年10月1日に開業します! 「住宅地×駅直結スモールオフィス×保育園」により新しい働き方を提案します』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2018年7月2日。オリジナルの2018年9月16日時点におけるアーカイブ 。2020年3月9日閲覧。
- ^ 『2013年度の鉄軌道事業設備投資計画 駅・高架橋の耐震補強やホームドア設置など、総額488億円 引き続き、安全対策に取り組みます』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2013年5月15日。オリジナルの2013年6月12日時点におけるアーカイブ 。2020年5月23日閲覧。
- ^ “東横線標準時刻表 祐天寺駅 横浜 元町・中華街 新横浜方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
- ^ “東横線標準時刻表 祐天寺駅 渋谷方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
- ^ NAVITIME.“鉄道・バス時刻表 学芸大学路線 時刻表”.東急電鉄.https://transfer.navitime.biz/tokyu/pc/diagram/TrainDiagram?stCd=00001216&rrCd=00000790&updown=0,(参照2023-05-06)
- ^ “etomo(エトモ)祐天寺 > ショップリスト”. etomo祐天寺. 2020年5月12日閲覧。
- ^ “祐天寺駅|沿線・駅周辺ガイド”. 東京急行電鉄. 2015年1月11日閲覧。
- ^ 区勢要覧 - 目黒区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ a b 村上潤(東京急行電鉄鉄道事業本部運転車両部運転課)「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第54巻第7号(通巻749号)、電気車研究会、2004年7月10日、28頁、ISSN 0040-4047。
- ^ a b c “東急バス時刻表(祐天寺駅)”. 東急バス株式会社. 2015年1月11日閲覧。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
- 東急電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2023年度乗降人員 |東急電鉄”. 2024年6月8日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2019年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
参考文献
[編集]- 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669。
- 『東京急行電鉄50年史』東京急行電鉄株式会社、1973年4月18日。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 祐天寺駅(各駅情報) - 東急電鉄