福光温泉
福光温泉 | |
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温泉情報 | |
所在地 | 富山県南砺市綱掛66 |
交通 | E41 東海北陸道 福光ICから車で13分 |
泉質 | ナトリウムカルシウム硫酸塩・塩化物泉 |
泉温(摂氏) | 32.6℃ |
湧出量 | 毎分160リットル |
pH | 7.89 |
福光温泉(ふくみつおんせん)は、富山県南砺市綱掛66に所在する温泉。
概要
[編集]小矢部川河畔の台地上にある温泉。近辺には本願寺8代蓮如が滞在したとの伝承もある善性寺が存在したが、昭和28年9月の13号台風で壊滅し、現在は碑文等が残されている。
歴史は古く、藩政期、加賀藩の金沢城下町へ塩硝を運んだ道沿いに、露天風呂だけの温泉小屋が地域で利用されてきたという[1]。昔は小矢部川へ蛇谷川が合流する河原に温泉が湧き出ていたが、洪水で埋まっていた。1970年春に当時の福光町が老人保養センターを建設するため当地でボーリング調査をしたところ、深さ350 - 370m地点より温泉が湧き出た。その後、1972年11月15日に創業し、『老人福祉センター福寿荘』が開所した[2]。
1982年、隣接の自然休養村管理センター(新館)が農林水産省の補助により増築され[3]、近くにあるアルミ会社の保養所(やまびこ荘、1973年開設)への送湯を開始した[4]。
1988年には、両センターを結ぶ廊下部分が改築され、ポーチ部分が新設された。玄関の陶製タイル壁画は、地元彫刻家の得地秀生の作である[3]。
泉質
[編集]- ナトリウムカルシウム硫酸塩・塩化物泉(泉温32.6℃[5]、湧出量は毎分160リットル)
- 無加水、加温濾過[6]
- pH7.89[5]
- 溶存物質は3,398mg/kg[5]
- 浴用としてはリウマチ、創傷、婦人病、高血圧などに効果がある[注 1]。
- 飲用としては慢性消化器疾患、痛風、尿酸素質などに効果がある[注 1]。
温泉街
[編集]温浴施設の『福光老人福祉センター 福光温泉』のみが存在する[6]。食堂と貸部屋が完備されている。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 『富山の日帰り湯 銭湯 サウナ 温泉 100』(2024年7月11日、北日本新聞社発行)125頁。
- ^ 『福光町史 下巻』(2011年3月25日、福光町発行)430頁。
- ^ a b 『富山いで湯風土記』(1989年9月1日、岡田正二著、北日本新聞社出版部発行)331頁。
- ^ 『富山お湯道楽ふるこ~す』(2003年4月7日初版、2004年4月7日増補、北日本新聞社発行)165頁。
- ^ a b c 『富山の日帰り湯 銭湯 サウナ 温泉 100』(2024年7月11日、北日本新聞社発行)143頁。
- ^ a b 『富山の日帰り湯 銭湯 サウナ 温泉 100』(2024年7月11日、北日本新聞社発行)125頁。
参考文献
[編集]関連記事
[編集]外部リンク
[編集]- 福光温泉(旅々なんと)