第306飛行隊 (航空自衛隊)

第306飛行隊
第306飛行隊のF-15DJ
創設 1981年6月30日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 航空自衛隊
所在地 石川県小松基地
編成地 石川県小松基地
通称号/略称 306SQ
愛称 ゴールデンイーグルス
Golden Eagles
上級単位 第6航空団
最終上級単位 中部航空方面隊
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第306飛行隊(だい306ひこうたい、JASDF 306th Tactical Fighter Squadron)は、航空自衛隊第6航空団隷下の戦闘機部隊である。小松基地に所属し、戦闘機F-15J/DJ連絡機T-4を運用する。

概要

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第306飛行隊部隊マークのイヌワシ

第306飛行隊は1981年(昭和56年)6月30日に、航空自衛隊最後(6番目)のF-4EJ戦闘機部隊として小松基地第6航空団隷下に新編された[1]

1989年(平成元年)からF-4EJの機体寿命延長と能力向上を目的とし改修を行った機体であるF-4EJ改戦闘機への機種更新を開始し、1991年(平成03年)に機種更新を完了した [2]

1996年(平成08年)からF-15戦闘機への機種更新を開始し、1997年(平成09年)3月18日にF-15J/DJ戦闘機へ機種更新が完了し、航空自衛隊8番目のF-15飛行隊となった。また、この機種更新に際して、第306飛行隊で運用していたF-4EJ改とその搭乗員、整備員の多くが青森県三沢基地に移動し、第8飛行隊へと転属した[1]

2005年(平成17年)10月からは、飛行教導隊に代わるファイターウェポン課程(F-15戦技課程)の実施部隊となっている。

部隊マークは、石川県の県鳥「白山イヌワシ」を図案化したもので、勇猛果敢な攻撃精神と電光石火の機動性を表現している。F-15機種更新時には若干の変更がされ、第6航空団所属を表すために外枠の型を変更し、現在のマークにリニューアルされた。

沿革

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6月7日6月9日 - 航空総隊総合戦技競技会第2部門南混チームの一員として優勝[3]
9月14日 - Tu-22Mを航空自衛隊機として初の目視識別[3]
8月 - F-4EJ改からF-15への機種更新開始[1]

歴代運用機

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第306飛行隊で運用したF-4EJ

脚注・出典

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  1. ^ a b c d e f g イカロス出版 Jwing No.214 2016年6月号 45頁 「日本の戦闘機部隊2016 保存版!空自の全15個戦闘機部隊ヒストリー」松崎豊一
  2. ^ a b イカロス出版 Jwing No.194 2014年10月号 36頁-41頁 「特集 空自創設60周年記念シリーズ企画第3弾!! 日本を守る主力戦闘機 やっぱり、F-15 航空自衛隊F-15部隊ガイド」松崎豊一
  3. ^ a b c 大日本絵画 月刊モデルグラフィックス2月号別冊 戦競1988 航空自衛隊昭和63年度航空総隊戦技競技会 72頁 「昭和63年度戦技競技会参加部隊史」
  4. ^ 文林堂 航空ファン イラストレイテッド 94-10 No.78 60頁-65頁 「戦競 航空自衛隊戦技競技会の迷彩機(F-104,F-1,F-4EJ,F-15) '83戦競」
  5. ^ 文林堂 航空ファン イラストレイテッド 94-10 No.78 2頁-25頁 「戦競 航空自衛隊戦技競技会の迷彩機(F-104,F-1,F-4EJ,F-15) '94戦競」
  6. ^ イカロス出版 JWing No.184 2013年12月号 21頁 「戦競2013 戦競、偉大なるその軌跡」松崎豊一
  7. ^ イカロス出版 Jwing No.1 1998年9月号 43頁-59頁 「特集 戦競の真実」
  8. ^ a b c イカロス出版 Jwing No.129 2009年5月号 22頁-25頁 「ニッポンの主力戦闘機、F-15イーグル 航空自衛隊F-15史」石原肇
  9. ^ a b イカロス出版 Jwing No.160 2011年12月号 52頁-53頁 「第306飛行隊創設30周年記念行事 "30周年スペシャル"のF-15が登場!」中嶋栄樹
  10. ^ イカロス出版 Jwing No.132 2009年8月号 4頁-19頁 「祝・F-2初参加!"最強戦闘機部隊"を決するファイターたちの熱いバトル 戦技競技会2009」坪田敦史
  11. ^ イカロス出版 Jwing No.241 2018年9月号 4頁-11頁 「極北の広大な空で"実戦"を経験する! レッドフラッグ・アラスカ」田宅敦将

外部リンク

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