第38回IBAFワールドカップ日本代表
第38回IBAFワールドカップ日本代表(だい38かいIBAFワールドカップにっぽんだいひょう)は、2009年9月にヨーロッパ各地において行われた第38回IBAFワールドカップに出場するために編成された野球の日本代表チームである。
概要
[編集]- プロ野球はペナントレースの佳境を迎え、大学野球も秋季リーグと日程が重複することから、日本代表は当初からオール社会人チームで選抜されることが決まっていた。
- 代表選考の合宿等は行わず、大会に先立つように行われていた第80回都市対抗野球大会での活躍をもとに選手が選抜された。そのため、選手全員が同大会に出場しており、大会出場を逃したチームからの選抜は行われなかった。同大会で橋戸賞を獲得した筑川利希也投手(Honda)は当初代表入りしていたが、大会中に故障したことから、発表後に代表入りを辞退した。主に20代後半の選手が選出され、学生と社会人の混成であった前回大会代表に比べて、年齢が若干高くなった。
- 本戦では1次ラウンドから苦戦が続き、2次ラウンド敗退・最終10位の結果に終わった。
代表メンバー
[編集]No.は背番号。所属や年齢は選出当時。
位置 | No. | 氏名 | 所属 | 年齢 |
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監督 | 30 | 杉本泰彦 | 日本通運元監督 | 50 |
コーチ | 31 | 小島啓民 | 三菱重工長崎元監督 | 45 |
32 | 高見泰範 | 東芝元監督 | 45 | |
33 | 堀井哲也 | JR東日本監督 | 47 | |
投手 | 11 | 山中浩史 | Honda熊本 | 23 |
13 | 田中篤史 | パナソニック | 29 | |
14 | 斎藤貴志 | JR東日本 | 31 | |
15 | 阿南徹 | 日本通運 | 25 | |
16 | 岡本洋介 | ヤマハ | 24 | |
17 | 増井浩俊 | 東芝 | 25 | |
18 | 大谷智久 | トヨタ自動車 | 24 | |
19 | 亀川裕之 | 三菱重工横浜 | 28 | |
20 | 平井英一 | 富士重工業 | 31 | |
21 | 比嘉幹貴 | 日立製作所 | 26 | |
捕手 | 23 | 佐伯亮 | Honda | 30 |
24 | 鈴木健司 | 日本通運 | 29 | |
27 | 山岡剛 | 新日本石油ENEOS | 25 | |
内野手 | 4 | 久米健 | 三菱重工長崎 | 28 |
5 | 澤村幸明 | 日本通運 | 29 | |
6 | 森志朗 | パナソニック | 23 | |
7 | 宮澤健太郎 | 新日本石油ENEOS | 29 | |
8 | 佐々木勉 | 三菱重工横浜 | 30 | |
9 | 横山憲一 | 三菱重工神戸 | 27 | |
外野手 | 1 | 長野久義 | Honda | 24 |
3 | 小手川喜常 | Honda | 24 | |
10 | 池邉啓二 | 新日本石油ENEOS | 27 | |
28 | 清田育宏 | NTT東日本 | 23 | |
29 | 荒波翔 | トヨタ自動車 | 23 |
大会戦績
[編集]1次ラウンド
[編集]- 第1戦(9月10日) 日本 9-7 イギリス
- 第2戦(9月11日) 日本 13-3 クロアチア (7回コールド)
- 第3戦(9月12日) 日本 4-8 ニカラグア
- 2勝1敗のラウンド2位で2次ラウンド進出
2次ラウンド
[編集](イタリア各地。日付は現地時間)
- 第1戦(9月13日) 日本 9-3 メキシコ
- 第2戦(9月15日) 日本 2-4 アメリカ
- 第3戦(9月16日) 日本 1-3 チャイニーズタイペイ (延長10回タイブレーク)
- 第4戦(9月17日) 日本 2-3x カナダ (延長11回タイブレーク)
- 第5戦(9月18日) 日本 4-6 イタリア
- 第6戦(9月19日) 日本 0-5 オーストラリア
- 第7戦(9月20日) 日本 10-1 オランダ領アンティル
- 2勝5敗のラウンド5位(総合10位)で2次ラウンド敗退決定