軍医
軍医(英: army surgeon(陸軍)、naval surgeon(海軍))は、軍隊構成員である医師である。軍医は衛生下士官、衛生兵、看護人、看護師などとともに衛生要員(傷病者の診療に従事する、非戦闘員である軍隊構成員)に含まれる。陸・海・空の三自衛隊では医官と呼ばれ、「診療に従事する隊員(陸・海・空の自衛官)のうち医師資格のあるもの」がこれに該当する。
各国の軍医
[編集]- ドミニク・ジャン・ラレー - ナポレオン軍に従軍した軍医。救急車やトリアージなど近代的な医療システムの構築を行った[1]。
脚注
[編集]- ^ 大村, 敏郎 (1988年12月20日). “表紙の心・12 元祖ラレーの救急車”. 株式会社医学書院. doi:10.11477/mf.1407210248. 2022年5月4日閲覧。
関連項目
[編集]- Capsarii - ローマ時代の衛生兵。包帯の入った救急箱の Capsa による。各軍団には6人の軍医 miles medicus が配属された。
- 金創医 - 日本の戦国時代にいた、戦傷を治療する医者達。
- Feldscher - 15世紀からドイツで従軍医を意味する語。救急車が普及すると救急医療者としても扱われた。
- Sanitätsoffizier
- 国境なき医師団
- 軍事医学 -軍陣医学
- 野戦医療
- 軍病院
- 医极 ‐ 日本軍の医療器具を入れた行李。