陸繋砂州
陸繋砂州(りくけいさす、イタリア語:Tombolo、トンボロ)とは、本土と陸繋島とを繋ぐ砂州もしくは砂嘴の事である[1]。複数の島々を結ぶものは、tombolo clusterと呼ばれる[2]。
島二つ以上のtombolo clusterが成長することで、湾が塞がれラグーン(潟湖)となる事がある。
語源
[編集]トンボロは、ラテン語で「土手」を意味するtumulusから来た語である[3]。
有名な陸繋砂州と陸繋島
[編集]日本
[編集]- 伊豆の堂ヶ島
- 香川県小豆郡余島にあるエンジェルロード
- 鹿児島県薩摩川内市の遠見山 - 上甑島の間の陸繋砂州に里集落が形成されている。
- 鹿児島県指宿市の知林ヶ島 - 干潮時に約800mの砂の道が現れる。
ヨーロッパ
[編集]- フランスのキブロン
- イタリアのモンテ・アルジェンターリオ
- スペインのカディス
その他
[編集]出典
[編集]- ^ 5.海の作用による地形 - 国土地理院、地形項目に「19:トンボロ及び陸繋島」の項目に、日本のトンボロ一覧有
- ^ Glossary of Geology and Related Sciences. The American Geological Institute, 1957
- ^ tombolo(n.)(Online Etymology Dictionary)
関連項目
[編集]- タイダル・アイランド - 世界遺産モン・サン=ミシェルの様に、潮が満ちた時は島、引いた時は陸繋島となる島
- 地峡