雨漏り
雨漏り(あまもり)は、雨が意図しない場所から建築物などの内部へ侵入すること。雨漏りは建物だけでなく乗り物類やテント類でも起きる。
建築物の場合
[編集]建築物の雨漏りは次のようなことが原因で起きうる。
などである。
多様化する工法、部材等により、複雑化する雨漏りメカニズムを究明するために、雨漏りに関する調査、研究、教育を担う「特定非営利活動法人 雨漏り診断士協会」があり、保有する豊富な構造別検証データ等から体系的に「雨漏り診断」の技術を学ぶことが出来る。 近年では、雨漏りの浸出位置を推察するための補助的な機器として、赤外線カメラによるサーモグラフィー法が利用される場合がある。
乗り物の雨漏り
[編集]雨漏りは、自動車でも発生する。たとえばルーフキャリアを設置する際に屋根への施工に不備があったり、経年による錆で自動車の屋根(ルーフ)に微小な穴があく、ルーフと側面の継ぎ目に(ほとんど見えない)錆による穴があく、そのほか外から見えにくいトランク蓋まわりの水はけ用の溝に錆で穴があく、防水用ゴムパッキン(窓ガラスやドアやトランクの蓋の周囲にある)が劣化しひび割れる、などといったことが原因である。
中古車の売買においては買い手側が購入前の時点でこの問題に気付きにくいということもある。新車であっても設計不良や工場出荷時の検査不備によって雨漏りする自動車が市場に流通し、購入者らがメーカーを相手取り集団訴訟を起こした事例もある[1][2][3]。
鉄道車両においても経年等により雨漏りが発生することがある。そうした場合は別の車両に入れ替えるといった措置が取られることがある[4]。
脚注
[編集]- ^ “前代未聞だった現代自の欠陥新型車 雨漏り、燃費水増し…お粗末なクルマづくり - SankeiBiz”. 産経新聞 (2013年11月11日). 2016年11月6日閲覧。
- ^ “購入後に雨漏りを発見してしまったら!? - カーセンサー”. リクルート (2008年12月9日). 2016年11月6日閲覧。
- ^ “中古車に雨漏りがあった場合のクレームは受け付けてくれる? - Goo-net”. プロトコーポレーション (2015年5月21日). 2016年11月6日閲覧。
- ^ “国鉄時代から使用の気動車が雨漏り…出発遅れる 老朽化が原因か JR北海道”. 産経新聞 (2016年8月16日). 2016年11月6日閲覧。