飯野海運

飯野海運株式会社
IINO KAIUN KAISHA, LTD.
本社を置く飯野ビルディング
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 9119
1949年5月16日上場
福証 9119
1949年10月3日 - 2023年6月13日
略称 IINO LINES
本社所在地 日本の旗 日本
100-0011
東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング
設立 1899年(明治32年)7月
業種 海運業
法人番号 6010001008655 ウィキデータを編集
事業内容 外航海運業、内航海運業、不動産業
代表者 代表取締役社長兼社長執行役員 大谷祐介
代表取締役兼専務執行役員 岡田明彦
資本金 130億9177万5000円
発行済株式総数 1億1107万5980株
売上高 連結:813億3400万円
単体:685億1600万円
(2018年3月31日現在)
経常利益 連結:46億3100万円
単体:30億1000万円
(2018年3月31日現在)
純利益 連結:42億4300万円
単体:18億8100万円
(2018年3月31日現在)
純資産 連結:692億3700万円
単体:566億4600万円
(2018年3月31日現在)
総資産 連結:2102億3800万円
単体:1421億7000万円
(2018年3月31日現在)
従業員数 連結:622人,単体:147人
(2018年3月31日現在)
決算期 3月31日
会計監査人 有限責任あずさ監査法人
主要株主 東京海上日動火災保険株式会社 4.97%
株式会社みずほ銀行 4.67%
飯野海運取引先持株会 4.26%
主要子会社 イイノガストランスポート株式会社
合同船舶工業株式会社
イイノ・ビルテック株式会社
イイノマネジメントデータ株式会社
イイノビジネスサービス株式会社
外部リンク https://www.iino.co.jp/
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飯野海運株式会社(いいのかいうん、: IINO KAIUN KAISHA, LTD. 略: IINO LINES)は海運業と不動産業を営む日本の株式会社である。

概要

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1899年(明治32年)、京都府北部の港湾都市である舞鶴で創業した。海運業においては英文表記「IINO KAIUN KAISHA, LTD.」より「IINO」「IINO LINES」「IKK」として知られている。

当社およびグループ企業において、資源・エネルギー輸送を主力とする海運業(外航海運業、内航・近海海運業、共有船を含めると101隻)と、本社が所在する飯野ビルディングなどのオフィスビル(共有を含め5棟)賃貸を主力とする不動産業を両輪とした事業展開をしている。

海運業では、ケミカル船、液化ガス船を含めた不定期船タンカー事業が中心である。中東と中国を結ぶトレードを得意としており、3万3000トンdwtのステンレスタンカーをこのトレードに張り付けて運航している。

不動産業では、都心五区に賃貸ビルを保有しているほか、「イイノホール」を運営する。

その他の事業として、映像製作やフォトスタジオ運営を手がけるイイノ・メディアプロがある。

沿革

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  • 1899年7月 - 飯野寅吉京都府舞鶴飯野商会を創業する。
  • 1918年12月 - 飯野商事株式会社を設立する。
  • 1922年4月 - 主に海運業を営む飯野汽船株式会社を設立する。
  • 1941年3月 - 飯野商事株式会社と飯野汽船株式会社を合併し、社名を飯野海運商会株式会社に変更する。
  • 1944年4月 - 社名を飯野海運株式会社に変更する。
  • 1949年5月 - 東京証券取引所に上場する。
  • 1951年 - 定期航路の運航を開始する。
  • 1953年3月 - 飯野不動産株式会社を設立する。
  • 1960年10月 - 飯野ビルディングが竣工し、館内に「イイノホール」を開業する。
  • 1963年10月 - 千代田石油株式会社を設立する。
  • 1964年3月 - 定期航路事業を分離する(→飯野汽船→後に川崎汽船に吸収)。
  • 1974年3月 - イイノマリンサービス株式会社を設立する。
  • 1979年12月 - 泰邦商事株式会社を設立する。
  • 1983年7月 - 泰邦マリン株式会社を設立する。
  • 1986年11月 - 光洋汽船株式会社を買収する。
  • 1987年 - イイノビルメインテナンス株式会社を設立する。
  • 1989年8月 - パナマにLodestar Navigation S.A.を設立する。
  • 1995年2月 - 飯野システム株式会社を設立する。
  • 1997年
    • 1月 - パナマにShin Tonami Shipping S.A.を設立する。
    • 5月 - 株式会社イイノメディア・プロを設立する。
    • 10月 - 飯野不動産と合併する。
  • 1999年10月 - 泰邦商事をイイノエンタープライズ株式会社に改称する。
  • 2000年2月 - イイノビルメインテナンスをイイノ・ビルテック株式会社に改称する。
  • 2002年7月 - コンビニエンスストアー事業会社ジャストスポットを新鮮組に売却する。
  • 2004年4月 - ロンドンにIINO UK LTD.を設立する。
  • 2005年 - 三井物産、QATAR SHIPPING COMPANY と合弁で QIM TRANSPORT INC. を設立する。
  • 2006年
  • 2007年11月 - 飯野ビルの建替えに伴い、本社を東京都港区芝公園1-7-13の芝大門フロントビルに移転する。
  • 2009年10月 - 名古屋証券取引所、札幌証券取引所の上場を廃止する。
  • 2013年10月 - 飯野ビルの建替え工事が竣工し、本社を同ビルに移転する。
  • 2023年6月 - 福岡証券取引所の上場を廃止する。

イイノホール

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旧イイノホールの入口(北緯35度40分15.2秒 東経139度45分10秒

イイノホールは、本社のある飯野ビルディング内に所在する多目的ホールである。主に試写会やセミナー、舞踊発表会などに使用されている。また、落語の公演も数多く行われていることで知られる。

飯野ビルの建替えに伴い、2007年(平成19年)10月末日をもって一旦閉館したのち、2011年(平成23年)秋に建て替えられた飯野ビルディング内に改めて開館した[2]

関連会社

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グループ会社は70社あり、うち連結子会社は57社である。

以下に代表的なものを挙げる。

  • イイノマリンサービス - 海運業
  • イイノガストランスポート - 海運業
  • 合同船舶工業 - 海運業
  • イイノ・ビルテック - 不動産業
  • イイノマネジメントデータ - 情報通信業
  • イイノビジネスサービス - 保険業
  • イイノエンタープライズ - 海運関連
  • 泰邦マリン - 海運関連
  • 飯野システム - 情報通信業(グループ内の基幹業務など)
  • イイノ・メディアプロ - メディア関連

脚注

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  1. ^ 役員一覧 - 飯野海運株式会社
  2. ^ イイノホール&カンファレンスセンター

外部リンク

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