高野英樹
高野 英樹(たかの ひでき、1970年5月8日 - )は、日本棋院東京本院所属の囲碁棋士、日本コントラクトブリッジ連盟公認プロ。東京都出身。
小学・中学・高校・大学のビッグタイトルの獲得歴のある唯一の棋士として知られる。またサラリーマン経験のある数少ない棋士でもある。何度もプロ棋士になるよう内弟子や院生への誘いを受けたが、それを断り続け外来として入段した。
コントラクトブリッジの強豪としても知られ、囲碁棋士としてプロ入り以降にプロとなっている。ただしプロといえど、2010年まで日本国内に賞金付の大会は少なく、実業として囲碁による収入がメインである。
プロとして通算300勝達成。
来歴
[編集]1982年 渋谷区立猿楽小学校6年で少年少女囲碁大会優勝を果たす。
1983年・1985年 早稲田中学1年・3年の少年少女囲碁大会中学生の部で優勝を果たす。
1986年 早稲田高校1年で、全国高校囲碁選手権に優勝[1]。
1990年 大阪大学で学生本因坊となる。1991年・1993年も達成している[2]。
1991年 学生名人となる。1993年・1995年も達成している[3]。学生十傑戦で1位となり、大学個人タイトルのグランドスラムを果たす[4]。
1997年 外来として臨んだ日本棋院棋士採用試験で、1位で入段を果たす[6]。
2008年 日本棋院総務担当常務理事となる。2012年までつとめる。
2009年 第34期碁聖戦予選Aで林子淵七段・黄翊祖七段に勝利し本戦進出。本戦では林海峯名誉天元・小林覚九段に勝利しベスト8となった[7]。
昇段履歴
[編集]良績
[編集]- 碁聖戦ベスト8(第33期)
脚注
[編集]- ^ 全国高校囲碁選手権大会大会成績
- ^ 全日本学生囲碁連盟 歴代学生本因坊
- ^ 全日本学生囲碁連盟 歴代学生名人
- ^ 全日本学生囲碁連盟 歴代十傑戦1位
- ^ 毎日新聞 歴代アマ本因坊
- ^ 平成10年度棋士採用試験東京本戦
- ^ “第34期 碁聖戦”. 2022年9月28日閲覧。