鳴子町
なるこちょう 鳴子町 | |||||
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廃止日 | 2006年3月30日 | ||||
廃止理由 | 新設合併 古川市、志田郡松山町、三本木町、鹿島台町、玉造郡岩出山町、鳴子町、遠田郡田尻町 →大崎市 | ||||
現在の自治体 | 大崎市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 東北地方 | ||||
都道府県 | 宮城県 | ||||
郡 | 玉造郡 | ||||
市町村コード | 04482-2 | ||||
面積 | 327.55 km2 | ||||
総人口 | 8,448人 (推計人口、2006年3月1日) | ||||
隣接自治体 | 岩出山町 加美町 栗原市 山形県最上町 秋田県湯沢市 | ||||
町の木 | ミズキ | ||||
町の花 | リンドウ | ||||
町の鳥 町の獣 | ヤマドリ カモシカ | ||||
鳴子町役場 | |||||
所在地 | 〒989-6822 宮城県玉造郡鳴子町字新屋敷65 | ||||
座標 | 北緯38度44分41秒 東経140度43分07秒 / 北緯38.74486度 東経140.71872度座標: 北緯38度44分41秒 東経140度43分07秒 / 北緯38.74486度 東経140.71872度 | ||||
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鳴子町(なるこちょう)は、1921年から2006年まで宮城県の北部にあった町。玉造郡に属した。現在は合併して大崎市の一部となっている。
地名
[編集]「鳴子」の地名の由来には、以下の説がある。
- 承和4年(837年)の熱湯が噴出した火山噴火で震動の音を「鳴声(なるごえ)」と呼び鳴子となった[1]。
- 源義経の北の方(郷御前)が出産した後、弁慶が笈に入れて東に向かい、この地で初めて泣いた「啼児(なきご)」に由来するという説[1]。
地理
[編集]宮城県内で唯一、特別豪雪地帯に指定されており、特に山形県境に近い中山平温泉では1mを超す積雪が観測されることが多い。
沿革
[編集]- 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制施行にともない、鳴子村は大口村・名生定村と合併して温泉村の一部となる。
- 大正10年(1921年)4月20日 - 温泉村の廃止にともない、旧鳴子村を以て町制施行し鳴子町が発足(残部は川渡村となる)[2]。
- 昭和21年(1946年) - 陸軍軍馬補充部跡地に上原開拓地が設定。外地引揚者などによる入植が始まる[3]。
- 昭和29年(1954年)4月1日 - 川渡村・鬼首村と合併し、新制の鳴子町となる。
- 平成18年(2006年)3月31日 - 古川市・岩出山町・鹿島台町・三本木町・松山町・田尻町と合併し、大崎市となる。
行政
[編集]- 歴代町長
- 昭和の合併以前
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
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1 | 高橋万兵衛 | 大正10年(1921年)12月6日 | 大正12年(1923年)1月16日 | |
2 | 高橋繁三郎 | 大正12年(1923年)6月30日 | 昭和2年(1927年)6月29日 | |
3 | 遊佐武治 | 昭和3年(1928年)1月4日 | 昭和7年(1932年)1月3日 | |
4 | 熊谷彦治 | 昭和7年(1932年)1月15日 | 昭和11年(1936年)1月14日 | |
5 | 菅原馨 | 昭和11年(1936年)2月15日 | 昭和12年(1937年)12月20日 | |
6 | 高橋清三郎 | 昭和13年(1938年)4月23日 | 昭和19年(1944年)7月19日 | |
7 | 林覚之助 | 昭和19年(1944年)8月27日 | 昭和21年(1946年)11月20日 | |
8 | 滝島藤三 | 昭和22年(1947年)4月16日 | 昭和26年(1951年)3月31日 | |
9 | 遊佐武治 | 昭和26年(1951年)4月23日 | 昭和29年(1954年)3月31日 | 再任 |
- 昭和の合併以後
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
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1 | 高橋清治郎 | 昭和29年(1954年)5月10日 | 昭和32年(1957年)12月7日 | |
2 | 遊佐幸雄 | 昭和33年(1958年)1月17日 | 昭和45年(1970年)1月16日 | |
3 | 遊佐清 | 昭和45年(1970年)1月17日 | 昭和47年(1972年)11月26日 | |
4 | 高橋新助 | 昭和47年(1972年)12月24日 | 昭和55年(1980年)12月23日 | |
5 | 寺坂二男 | 昭和55年(1980年)12月24日 | 平成4年(1992年)12月23日 | |
6 | 高橋周一郎 | 平成4年(1992年)12月24日 | 平成7年(1995年)6月24日 | |
7 | 高橋勇次郎 | 平成7年(1995年)8月13日 | 平成18年(2006年)3月31日 |
交通
[編集]鉄道
[編集]道路
[編集]名所・旧跡・観光スポット・名産品
[編集]- 鳴子温泉郷
- リゾートパークオニコウベ
- 鳴子スキー場
- 鳴子峡
- 鬼首番所跡
- 尿前の関跡
- 潟沼
- 鳴子ダム
- 日本こけし館
- こけし
- 漆器
- 鳴子石(地元産出される安山岩)
- ゆきむすび - 「鳴子の米プロジェクト」として寒冷地に強い「東北181号」を地域ブランド米として栽培している。
著名な出身者
[編集]ロケ地となった作品
[編集]- 映画
- やくざ刑事 恐怖の毒ガス (1971)
- 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 (2008)
脚注
[編集]- ^ a b “鳴子ダム水源地域ビジョン”. 鳴子ダム水源地域ビジョン策定委員会. 2023年5月6日閲覧。
- ^ “『町村新設』官報. 1921年11月30日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年3月18日閲覧。
- ^ “宮城県大崎市鳴子・上原開拓”. 全国開拓振興協会. 2020年11月10日閲覧。
関連項目
[編集]- 宮城県の廃止市町村一覧
- 鳴子(クレーター) - 鳴子温泉にちなんで命名された火星のクレーター。マーズ・グローバル・サーベイヤーが探査した際、水の噴出痕らしき跡が発見されたため、温泉地として有名な鳴子(Naruko)の名を冠した。
外部リンク
[編集]- 鳴子町観光協会
- 鳴子町 - 国会図書館インターネット資料収拾保存事業
- 宮城県玉造郡鳴子町 (04482A1968) | 歴史的行政区域データセットβ版 - Geoshapeリポジトリ