齊藤大将

齊藤 大将
福岡ソフトバンクホークス #177
西武時代
(2022年6月19日 CAR3219フィールド
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 東京都江戸川区
生年月日 (1995-06-03) 1995年6月3日(29歳)
身長
体重
178 cm
80 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2017年 ドラフト1位
初出場 2018年7月20日
年俸 470万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
派遣歴

齊藤 大将(さいとう ひろまさ、1995年6月3日 - )は、東京都江戸川区出身のプロ野球選手投手育成選手)。左投左打。福岡ソフトバンクホークス所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学校1年から投手として軟式野球(清新ハンターズ)を始め、中学校では城東ボーイズに所属した[2]

桐蔭学園高等学校では1年からベンチ入りした[3]。2年夏の県大会決勝では松井裕樹擁する桐光学園高等学校と対戦したが、4回3失点で降板し敗れた。在学中は3年春の県大会優勝[4]が最高で甲子園出場はなかった。2学年先輩に茂木栄五郎若林晃弘、1学年先輩に山野辺翔がいる。

明治大学に進学し、1年から中継ぎとしてリーグ戦に出場し、3年夏には第29回ユニバーシアード競技大会の日本代表に選出された[5]。4年時にエースとなり、9月30日の立教大学戦では11奪三振で完投勝利を挙げた[6]。3勝を挙げベストナインに選ばれた[7]

2017年10月26日に行われたドラフト会議で、田嶋大樹を外した埼玉西武ライオンズから1位指名を受け、契約金1億円、年俸1500万円(金額は推定)で入団した[8]。背番号は19。担当スカウトは竹下潤[9]

西武時代[編集]

2018年7月20日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初登板を果たした。7月29日の千葉ロッテマリーンズ戦でプロ初勝利、8月8日のオリックス・バファローズ戦でプロ初ホールドを記録した。シーズン最終戦ではプロ初先発も経験し、16試合の登板で1勝3敗1ホールド、防御率7.02という成績であった。

2019年は9試合の一軍登板に留まった。

2020年は二軍では21試合の登板で防御率2.49という成績を残したが、一軍では7試合の登板で防御率9.90と全く結果を残せなかった。オフに背番号が57に変更された。

2021年は3月18日の教育リーグでの登板を最後に実戦登板が無く、5月20日に左肘内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)および後方関節腔クリーニング術を受け、復帰に1年以上を要する見込みであることが同31日に球団から発表された[10]。10月25日に戦力外通告を受け[11]、12月9日に育成選手として再契約したことが発表された[12]。背番号は111

2022年6月19日にイースタン・リーグで復帰登板を果たし、15試合に登板したが防御率9.56と結果が残せず支配下復帰とはならなかった[13]。オフに再度戦力外通告が発表され[14]、契約変更後1年経過による自由契約となったが、11月29日に再契約した[15]

2023年は二軍で40登板し、防御率2.70を記録したが支配下復帰はならなかった。前年同様の理由でオフに戦力外となったが、11月23日に再契約した[16]

2024年は、7月までに二軍で12登板し、防御率3.00という成績であった[17]

ソフトバンク時代[編集]

2024年7月5日、野村大樹との交換トレードで福岡ソフトバンクホークスに移籍することが発表された[18]。背番号は177で、即日トレード公示された[19]

選手としての特徴[編集]

左のスリークォーターから、最速146km/hの直球、スライダースクリューなどの変化球を投げる[20]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2018 西武 16 1 0 0 0 1 3 0 1 .250 78 16.2 14 2 14 0 3 10 2 0 13 13 7.02 1.68
2019 9 1 0 0 0 0 0 0 1 ---- 51 10.2 12 4 6 0 3 7 0 0 9 8 6.75 1.69
2020 7 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 51 10.0 15 2 7 0 1 3 1 0 12 11 9.90 2.20
通算:3年 32 2 0 0 0 1 4 0 2 .200 180 37.1 41 8 27 0 7 20 3 0 34 32 7.71 1.82
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手












2018 西武 16 2 4 1 0 .857
2019 9 0 2 0 0 1.000
2020 7 1 3 0 1 1.000
通算 32 3 9 1 1 .923
  • 2023年度シーズン終了時

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 19(2018年 - 2020年)
  • 57(2021年)
  • 111(2022年 - 2024年7月4日)
  • 177(2024年7月5日 - )

脚注[編集]

  1. ^ 西武 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2023年11月24日閲覧
  2. ^ 西武D1・斉藤は『阿波野』!渡辺SD、期待の左に「新人王を意識できる」」『SANSPO.COM』2017年11月6日。2021年5月31日閲覧
  3. ^ 桐蔭エース斉藤 志願連投292球“完投” 勇退監督のためにも」『スポニチ』2013年7月24日。2021年5月31日閲覧
  4. ^ 2013年春の大会 神奈川県春季大会 決勝 桐蔭学園vs桐光学園」『高校野球ドットコム』2013年5月5日。2021年5月31日閲覧
  5. ^ 齊藤 大将 侍ジャパン選手プロフィール」『野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト』。2021年5月31日閲覧
  6. ^ 明大先勝 ドラフト上位候補の斉藤大将が11K完投」『日刊スポーツ』2017年9月30日。2021年5月31日閲覧
  7. ^ 西武D1の明大・斉藤&楽天D2の慶大・岩見らがベストナイン/東京六大学」『SANSPO.COM』2017年10月31日。2021年5月31日閲覧
  8. ^ 西武ドラ1斉藤 雄星に弟子入り志願「自分の中で1番の左投手」」『スポニチ Sponichi Annex』2017年11月20日。2018年12月12日閲覧
  9. ^ 西武・竹下スカウトの気遣い…指名挨拶でも「談話はなしで」」『スポーツニッポン』2017年10月27日。2024年7月6日閲覧
  10. ^ 【西武】榎田大樹と斉藤大将の手術が終了」『スポーツ報知』2021年5月31日。2021年5月31日閲覧
  11. ^ 西武吉川光夫、綱島龍生ら8人が戦力外 伊藤翔ら4人は育成再契約見込み」『日刊スポーツ』2021年10月25日。2021年12月9日閲覧
  12. ^ 西武が5選手と育成契約 2017年ドラフト1位の齊藤大将は背番号「111」に」『Full-Count』2021年12月9日。2021年12月9日閲覧
  13. ^ 【西武】新人王・水上由伸が300%増でトップ UP率上位3人はすべて投手/年俸増減ランク」『日刊スポーツ』2022年12月26日。2023年7月13日閲覧
  14. ^ 【西武】牧野翔矢、斉藤大将ら6人戦力外「ファンの期待に応えることができず悔しい」と斎藤」『日刊スポーツ』2022年10月4日。2023年11月25日閲覧
  15. ^ 西武 粟津、上間、出井の3投手と育成契約を発表」『スポニチアネックス』2022年11月29日。2023年11月25日閲覧
  16. ^ 西武 川野、ブランドン、仲三河ら11選手と育成契約発表」『スポニチアネックス』2023年11月23日。2023年11月25日閲覧
  17. ^ 2024年度 埼玉西武ライオンズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)」『日本野球機構』。2024年7月5日閲覧
  18. ^ ソフトバンク野村大、西武・斉藤 異例の緊急トレード発表 史上初の支配下と育成選手交換 球団の思惑一致」『スポニチアネックス』2024年7月5日。2024年7月5日閲覧
  19. ^ トレード(育成選手) | 2024年度公示」『NPB.jp 日本野球機構』。2024年7月6日閲覧
  20. ^ 西武は外れ1位で明大・斉藤を指名 左サイドスロー」『日刊スポーツ』2017年10月26日。2021年5月31日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]