12球団合同トライアウト

12球団合同トライアウト(12きゅうだんごうどうトライアウト)は、日本野球機構(日本プロ野球)に属する全12球団が合同で行う自由契約選手を対象としたトライアウト2001年に開始された。

創設の経緯

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日本においては球団が保有する選手との契約を次年度も希望する場合、11月末日までに日本野球機構に契約保留選手として提出する必要があり、この名簿が12月の最初の平日に公示される。言い換えると、翌シーズンに契約を結ばない選手や現役引退を発表した選手は、この名簿を外れる日をもって正式に戦力外選手として公示されることとなる[1]

ただ、実際には各球団は12月に入る前に戦力外通告を行う事が慣例化しており[2]、さらにそのタイミングは球団側に任されるため、例えば日本シリーズに出場した球団の戦力外通告が遅れる傾向にあり、そのため戦力外通告を受けた選手が他球団の入団テストを受けようとしても、既に他球団独自の入団テストや戦力編成が終了している、あるいは先に戦力外通告を受けた選手が既にテスト合格してしまっていた等の問題が発生した[3]

そこで日本プロ野球選手会は、2001年に戦力外選手の機会均等を求めて球団側と協議し、その解決策としてこれまで各球団毎に行っていた入団テストとは別に12球団合同のトライアウトの実施とそれ以前に戦力外通告を行うことを認めさせた[3]。しかしながらこの合意内容にはトライアウト以外の入団テストは認めないというものではなかったため、当該年から既にトライアウト前に個別に入団テストを実施する球団も多く、形骸化していった[4][5]

2004年に起こったプロ野球再編問題において、選手会側はこの問題にも触れ、結果としてこの年はトライアウト実施前に各球団が独自の入団テストを行わないことを申し合わせた。ただし、選手会と球団側との妥結事項としてはこの問題は盛り込まれておらず、翌年以降も入団テストとは銘打たないもののトライアウト前に秋季キャンプに練習参加させるなどの実質上のテストが行われている例がなくなってはいない[4]。またトライアウトのみで合否判断が下されず、その後に球団個別のテストを経て契約されることも多い。トライアウト以前のテストを制限する問題に関しては自由契約となった選手への自由競争問題にも関連しており、今後も合同トライアウトが選手再雇用の場として機能するかは未知数である。

なお、合同トライアウトの副次的効果として、日本のプロ野球球団以外の野球関係者も参加するようになり[6]社会人野球チームや台湾MLBなど海外球団との契約が決まる選手も現れている。また、K-1日本競輪学校大相撲峰崎部屋など、プロ野球選手としての身体能力の高さに着目した他種目の関係者[7][8][注 1]、さらにはセカンドキャリアとしての人材目当ての一般企業までもが勧誘に訪れる[9]。選手の方もNPB以外の野球チームからの勧誘も期待した上でトライアウトを受ける場合がある[10]

一般のファンもスタンドから見学できるが、雨天などで室内練習場で行われる場合は非公開となる。

テスト方式

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2015年以降は1回限りの実施となった。シート打撃方式(試合同様に守備されてバッティングする)で行われ、投手は1人につき打者3人に対して、打者は1人につき投手7人と対戦。カウント0-0から行われた[3]

2014年までは、戦力外通告を受ける選手が全国に散らばって存在することも考慮され、更に12球団が持ち回りで開催しているという運営形態が採られている関係もあって、例年東西1箇所ずつ2箇所でトライアウトが行われていた(2006年は球界再編問題の余波もあって例外的に仙台と千葉)[3]。このため、1回目のトライアウトで合格にならなかった選手であっても2回目のトライアウトに参加できた。雨天等の場合は当日中に室内練習場で行っていた。この場合、打球がヒットになるかもはっきりとは判断できず、守備・走塁の機会が無くなるため、それらを売りにする選手にとっては見せ場が減ってしまう。初めは球場で行っていたが、途中から天候が悪くなり室内練習場で行うこともあった。

ルールは厳密に決められておらず、時間の都合上カウント1-1からスタートしたり3アウト制ではなかったりするなど様々であり、塁審もつかない場合がほとんどである。公式記録員がつかないため、安打かエラーかを判定することはできず、塁審がいないため、一塁到達が際どい場面でも、セーフかアウトかは分からない。走者としての能力を見たかったり、セットポジションでの投球を見たい関係者の要請があれば、打者が凡退しても走者に残ったりする。また、トライアウト受験者が守備側につくが、人数が足りない場合は球団スタッフが守備についたりもする。前所属球団で野手として登録されていた選手が投手として参加することや、投手登録の選手が打撃のテストだけ受験することや、1人の選手が投球・打撃の両方でテストを受けること(2019年参加の山川晃司など)も認められている。

なお、2019年からは参加規定を変更。同一選手による参加の回数に上限(最大2回)が設けられた。

再契約までの実態

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参加した選手に興味を示した球団は、トライアウト終了後一定期間以内に、翌年の契約や入団テストへの招致を当該選手に電話で通知している。NPBの球団では、2018年まで開催日から1週間以内に通知していたが、2019年には通知期間を5日以内に短縮している。ただし、年末に所属球団との再契約へ至る場合や、翌年初頭や春季キャンプ中の入団テストを経て獲得する場合もある。

上述の通り、トライアウト開催前に獲得希望球団が現れる選手もおり、トライアウトが本来の目的通り「選手再雇用の場」として必ずしも機能しているわけではない。2006年の場合、日本ハムを解雇された横山道哉(投手)に対し、古巣である横浜ベイスターズがトライアウトを待たず来季契約に向け本格的に接触との報道が流れ、オーナーや選手会をも巻き込み物議を醸した。2023年現在はトライアウト前日から接触が解禁されており、トライアウト不参加となるケースも見られる。なお、選手との正式な契約はトライアウトの実施日翌日からとなる。

また、トライアウトが「解雇された選手のお披露目」ではなく「最終テスト」という側面や、球団側とのコネクションがないと合格できない側面があることを元現役選手が明かしている(一般的な就職活動でいうところの最終面接、役員面接に近い)。その証言によれば、戦力外通告は夏頃からリストアップされ、他の友好のある球団に耳打ちをし、相手球団側から該当選手を2軍戦に出すよう要請される。そこで好感触を得れば、戦力外通告を受けた際、トライアウトに出てみないかという誘いを受けるという半ば出来レースのような側面もある[11]

里崎智也は「トライアウトは『怪我をしていないか』『元気か』とチェックするための最終面接であり、トライアウトでの成績は(再契約を獲得できるかに)関係ない」と証言しつつも、2020年のトライアウトに関しては「コロナの影響で自軍以外の試合を見る機会がなかなか無かったので、例年よりもトライアウトの成績を重視するかも分からない(2020年度トライアウト開始前時点の意見)」と解説している。

また里崎は「ある程度実績のある戦力外通告を受けた選手がトライアウトを受けないのはなぜか?」という質問に対し、「ある程度実績のある選手は改めてトライアウトを受けなくとも1シーズンの間に編成担当に既に実力を見せているから」と回答している[12]

各球団はトレードに対応するために「プロスカウト」と呼ばれる人間を置いており、一軍、二軍、三軍や独立リーグまで視察し把握している[13]。実戦データはすでに多く出揃っているため、わざわざ戦力外選手同士による少ないデータに左右されることはないのである。実際に2023年に戦力外になった選手(外国人選手以外)で2023年内にNPB球団と再契約できた選手(元の所属球団との育成契約は除く)は10人を越えたが、うちトライアウト受験者は2名のみであった。

一方、トライアウトに参加する選手の中には、初めから再契約を目指さず「心の整理」「引退試合」と区切りの場にする選手もいる[14]。またトライアウトにはNPB以外の独立リーグ社会人野球の関係者も視察に訪れておりそちらに活躍の場を移すものも少なくない。中には藤井皓哉のようにトライアウトから独立リーグを経てNPBへの復帰を果たしたものもいる[15]

運営面

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運営について

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前述通り、当行事はプロ野球選手会からの要望を受けて2001年(平成13年)に開始したものである。創設以来、2014年(平成26年)迄は2度実施されていたが、翌2015年(平成27年)以降は1度限りの実施となっている[4][3]

当行事の実際の運営は、先記でも触れている通り、12球団の持ち回り制が採られており、当年の担当球団が運営をサポートするスタッフを用意したり、警備費や用具代、弁当代などの必要経費を負担することになっている[4][16]

会場は、創設以来、当年の担当球団がテリトリーとしている野球場が充てられてきていたが、2013年(平成25年)からの3年間は、静岡市が当時推進していた「プロ野球地元球団創設構想」の一環として当行事を誘致していたこともあり、同市内に所在する静岡草薙球場が会場として充当された[4][注 2]

2016年(平成28年)以降は創設以来の運営・会場充当形態に戻されているが、3年間にわたる静岡草薙球場での当行事催行からその翌年に創設以来の会場充当形態に戻した理由として、当時選手会事務局長を務めていた森忠仁は、雨天となった場合の使用施設との兼ね合いや、プロ野球の実際の試合環境に近い常設マウンド上でプレイさせるのが良策であること、を挙げている[4][注 3]

ところで、草薙開催となった3年間の運営面について触れると、草薙球場開催分の運営主体は、当行事を誘致した静岡市と静岡県、それにプロ野球を統括する日本野球機構が合同で組織する「日本プロ野球12球団合同トライアウトin静岡実行委員会」が担っていたが、そこに、草薙開催前年までと同様、プロ野球を構成する1球団も持ち回りで参加していた。1年目の2013年(平成25年)は中日ドラゴンズが、2年目の2014年(平成26年)には読売ジャイアンツが、3年目の2015年(平成27年)には横浜DeNAベイスターズが、各々当番球団として参加した[注 2][18][19]

また、草薙開催2年目までは年2回開催となっていたため、当年2回目は当番参加球団が担当球団となって自らがテリトリーとしている施設を会場に定めて開催した[20][21][22][23][24]

現況

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戦力外通告を受けた選手を追いかけるテレビ番組(TBSテレビ系「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」)の放送がきっかけで、当行事に対する関心は、野球ファンを中心に年々高まっている[4]。2017年からはフジテレビONEがトライアウトの生中継[25][26]、2021年からはParaviで中継動画のライブ配信[27]を実施している(いずれも原則として有料)。

草薙開催の前年である2012年(平成24年)までは球界関係者向けの”内覧会”的要素が強かった当行事であったが、その草薙開催前年に内野スタンドを改装した草薙球場で迎えた2013年の当行事では、その改装された内野スタンドを全面無料開放、約1万人もの観衆が詰めかけた。その後、草薙開催2年目の2014年(平成26年)には約5,000人、そして同3年目の2015年(平成27年)には約5,200人もの観客を各々動員している[4][17][28][注 4]

創設以来の会場充当形態が復活した2016年には、阪神タイガースが運営を担当。本拠地阪神甲子園球場を会場に充てたところ、観客動員数が創設後最多の12,000人にまで達した。広島東洋カープが運営を担当した2017年(平成29年)には、本拠地のMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島で当行事を催行した結果、およそ5,000人もの観衆が詰めかけている[4][16][30]

福岡ソフトバンクホークスが運営を担当した2018年(平成30年)には、二軍本拠地のタマホームスタジアム筑後福岡県筑後市)を会場に使用。常設の座席総数が3,113席[31]に限られているため、一部の座席(1,500席)に料金を設定した。観客席の有料化は創設以来初めてで、観客の混雑を緩和するための措置であったが、ソフトバンク球団の担当者は「『お金を払っているお客様の前でプレーを披露する』というプロとしての自覚を、受験者には最後まで持ってもらいたい」とも語っていた[16]。なお、有料席の観客には「受験者メンバー表」と「(会場掲示用の)メッセージカード」を全員に配布。NPBの球団を問わず公式ファンクラブの有料会員が有料席のチケットを購入する場合には、加入しているファンクラブの会員証を当日にスタジアムの受付で提示することを条件に、当該チケットに割引価格を適用していた[注 5][16][32]

オリックス・バファローズが運営を担当した2019年(令和元年)には、二軍本拠地の1つである大阪シティ信金スタジアム大阪市此花区)を会場に使用したうえで、観客席の完全無料開放を復活させていた。その一方で、新型コロナウイルス感染症が日本国内で流行している2020年(明治神宮野球場)と2021年(メットライフドーム)には、感染拡大防止の観点から非公開で実施された。

東北楽天ゴールデンイーグルスが運営を担当した2022年(令和4年)には、本拠地の楽天生命パークを会場に使用したうえで、一般への公開を3年振りに復活。ただし、観戦が可能なエリアをネット裏の上段席と三塁側内野席に限ることや、当行事としては初めての全席有料化に踏み切った。チケット料金は全席均一(消費税を含めて1席当たり500円)で、前述した2018年開催分と違って、NPB球団の公式ファンクラブ会員に対する料金割引措置を設定していなかった[33]

開催実績

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月日 開催球場 運営担当
2001年 10月30日 ナゴヤ球場 中日ドラゴンズ(1)
11月26日 読売ジャイアンツ球場 読売ジャイアンツ (1)
2002年 11月6日 横須賀スタジアム 横浜ベイスターズ(1)
11月26日 阪神甲子園球場 阪神タイガース(1)
2003年 11月5日 広島市民球場 広島東洋カープ(1)
11月21日 明治神宮野球場 東京ヤクルトスワローズ(1)
2004年 11月9日 西武ドーム 埼玉西武ライオンズ(1)
11月24日 雁の巣球場 福岡ソフトバンクホークス(1)
2005年 11月7日 ファイターズ鎌ケ谷スタジアム 北海道日本ハムファイターズ(1)
11月25日 神戸総合運動公園サブ球場 オリックス・バファローズ(1)
2006年 11月6日 宮城球場
(フルキャストスタジアム宮城)
東北楽天ゴールデンイーグルス(1)
11月27日 千葉マリンスタジアム 千葉ロッテマリーンズ(1)
2007年 11月7日 読売ジャイアンツ球場 読売ジャイアンツ (2)
11月27日 ナゴヤ球場 中日ドラゴンズ(2)
2008年 11月11日 横浜ベイスターズ総合練習場 横浜DeNAベイスターズ(2)
11月26日 広島市民球場 広島東洋カープ(2)
2009年 11月11日 阪神甲子園球場[注 6] 阪神タイガース(2)
11月25日 明治神宮野球場 東京ヤクルトスワローズ(2)
2010年 11月10日 西武ドーム 埼玉西武ライオンズ(2)
11月24日 福岡ドーム
(福岡 Yahoo! JAPANドーム)
福岡ソフトバンクホークス(2)
2011年 11月24日 神戸総合運動公園野球場
(ほっともっとフィールド神戸)
オリックス・バファローズ(2)
12月5日 千葉マリンスタジアム
(QVCマリンフィールド)
千葉ロッテマリーンズ(2)
2012年 11月9日 宮城球場
(日本製紙クリネックススタジアム宮城)
東北楽天ゴールデンイーグルス(2)
11月21日 ファイターズスタジアム 北海道日本ハムファイターズ(2)
2013年 11月10日 静岡県草薙総合運動場硬式野球場 日本プロ野球12球団合同トライアウトin静岡実行委員会
中日ドラゴンズ (3)
11月22日 ナゴヤ球場 中日ドラゴンズ(4)
2014年 11月9日 静岡県草薙総合運動場硬式野球場 日本プロ野球12球団合同トライアウトin静岡実行委員会
読売ジャイアンツ (3)
11月20日 読売ジャイアンツ球場 読売ジャイアンツ(4)
2015年 11月10日 静岡県草薙総合運動場硬式野球場 日本プロ野球12球団合同トライアウトin静岡実行委員会
横浜DeNAベイスターズ(3)
2016年 11月12日 阪神甲子園球場 阪神タイガース(3)
2017年 11月15日 広島市民球場
MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島
広島東洋カープ(3)
2018年 11月13日 HAWKSベースボールパーク筑後
(タマホームスタジアム筑後)
福岡ソフトバンクホークス(3)
2019年 11月12日 舞洲ベースボールスタジアム
(大阪シティ信用金庫スタジアム)
オリックス・バファローズ(3)
2020年 12月7日 明治神宮野球場[注 7]  東京ヤクルトスワローズ(3)
2021年 12月8日 西武ドーム
(メットライフドーム)[注 7]
埼玉西武ライオンズ(3)
2022年 11月8日 宮城球場
(楽天生命パーク宮城)
東北楽天ゴールデンイーグルス(3)
2023年 11月15日 ファイターズ鎌ケ谷スタジアム  北海道日本ハムファイターズ(3)
2024年 11月14日 千葉マリンスタジアム
(ZOZOマリンスタジアム) 
千葉ロッテマリーンズ(3)

合格者一覧

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選手名 年齢 旧所属球団 新所属球団 備考
2001年 吉田好太 23 近鉄 横浜
2004年 宇野雅美 26 リースキン ヤクルト 社会人野球から移籍
富岡久貴 31 横浜 西武
三沢興一 30 巨人 ヤクルト
河本育之 37 日ハム 楽天
井出竜也 33 巨人 ダイエー
野村克則 31 巨人 楽天
林孝哉 31 日ハム ロッテ
福井敬治 28 巨人 広島
代田建紀 30 ロッテ ロッテ 再契約
2005年 小倉恒 35 楽天 楽天 再契約
田中瑞季 25 ロッテ ソフトバンク
2006年 遠藤政隆 34 中日 ヤクルト
横山道哉 28 日ハム 横浜
定岡卓摩 20 ソフトバンク ロッテ
2007年 石川賢 26 中日 楽天
谷中真二 34 楽天 西武
萩原淳 34 日ハム ヤクルト
小関竜也 31 巨人 横浜
斉藤宜之 31 巨人 ヤクルト
斉藤秀光 32 ソフトバンク 横浜
三浦貴 29 巨人 西武
2008年 ユウキ 29 オリックス ヤクルト 育成
大西正樹 21 ソフトバンク ソフトバンク 育成再契約
中村泰広 30 日ハム 阪神 育成
加藤康介 30 オリックス 横浜
森岡良介 24 中日 ヤクルト
吉本亮 28 ソフトバンク ヤクルト
2009年 西谷尚徳 27 楽天 阪神 育成
2010年 小林雅英 36 巨人 オリックス
多田野数人 30 日ハム 日ハム 再契約
荒川雄太 23 ソフトバンク 阪神
大城祐二 25 阪神 ソフトバンク 育成
大西宏明 25 横浜 ソフトバンク 育成
2011年 阿部健太 27 阪神 ヤクルト
木下達生 24 中日 ヤクルト
加藤大輔 31 オリックス 楽天
中谷仁 32 楽天 巨人
石井義人 33 西武 巨人
紺田敏正 31 巨人 日ハム
小林高也 27 中日 巨人 育成
2012年 星野智樹 35 西武 楽天
大立恭平 25 巨人 ソフトバンク 育成
蕭一傑 26 阪神 ソフトバンク 育成
林啓介 26 ロッテ 阪神 育成
柴田亮輔 25 オリックス ソフトバンク 育成
2013年 金森敬之 35 愛媛 ロッテ 独立リーグから移籍 育成
岸敬祐 26 巨人 ロッテ 育成
有馬翔 23 ソフトバンク 楽天 育成
松冨倫 23 巨人 ソフトバンク 育成
工藤隆人 32 ロッテ 中日
勧野甲輝 21 楽天 ソフトバンク 育成
細山田武史 27 DeNA ソフトバンク 育成
2014年 陳冠宇 24 DeNA ロッテ
北方悠誠 20 DeNA ソフトバンク 育成
東野峻 28 オリックス DeNA
梅津智弘 31 広島 楽天 育成
八木智哉 31 オリックス 中日
佐藤祥万 25 日ハム 広島
堂上剛裕 29 中日 巨人
森越祐人 26 中日 阪神
田中大輔 30 中日 オリックス
井野卓 31 巨人 ヤクルト
2015年 山内壮馬 30 中日 楽天
金伏ウーゴ 28 ヤクルト 巨人 育成
鵜久森淳志 30 日ハム ヤクルト
白根尚貴 22 ソフトバンク DeNA
2016年 榎本葵 24 楽天 ヤクルト
柴田講平 30 阪神 ロッテ
久保裕也 36 DeNA 楽天
2017年 田代将太郎 27 西武 ヤクルト
山崎憲晴 30 DeNA 阪神
2018年 中井大介 28 巨人 DeNA
廖任磊 25 巨人 西武
山下亜文 22 ソフトバンク 巨人 育成
2019年 八百板卓丸 22 楽天 巨人 育成
田中豊樹 25 日ハム 巨人 育成
森越祐人 31 阪神 西武 2回目の合格は初
2020年 宮国椋丞 28 巨人 DeNA 育成
風張蓮 27 ヤクルト DeNA
田城飛翔 21 ソフトバンク オリックス 育成
小澤怜史 22 ソフトバンク ヤクルト 育成
山下斐紹 27 楽天 中日 育成
宮台康平 25 日ハム ヤクルト
2021年 古川侑利 26 巨人 日ハム 育成
2022年 三ツ俣大樹 30 中日 ヤクルト
渡辺佑樹 26 楽天 ソフトバンク 育成
西巻賢二 23 ロッテ DeNA 育成
上野響平 21 日ハム オリックス 育成
2023年 井口和朋 29 日ハム オリックス 育成
吉田凌 27 オリックス ロッテ 育成

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 一例を挙げると、2013年(平成25年)のトライアウト第2回が開かれたナゴヤ球場(当時)に、ラグビー元日本代表2016年リオ五輪から正式種目となった7人制ラグビーの男子チームを立ち上げることを決めていた吉田義人が視察に訪れ、当回受験者の一人でオリックス・バファローズから戦力外通告を受けていた梶本勇介の動作などに目を奪われ、早速ラグビーに関する書類を手渡すなど勧誘に動いていた[8]
  2. ^ a b 初めての草薙開催となった年(2013年)の開催当日に現地で配布されていたパンフレット表面に「地元球団創設構想の一環として、日本プロ野球12球団合同トライアウトを静岡で開催します。これまでは各球団が持ち回りで開催していましたが、静岡市がプロ野球球団の本拠地以外で初めての開催都市となります。」との文言が刷り込まれているのが見える[17]
  3. ^ 一方で森忠仁は、静岡市からの要望があれば来年以降はNPB側とも話をしてまた検討したい、とも話していたという[4]
  4. ^ 草薙開催1年目の(2013年)は雨天のため正午頃に屋外でのトライアウトが打ち切られているが、その時点で約1万人もの観客が詰めかけていた。屋外打ち切り後は屋内会場に移して非公開にてトライアウトが続行されたが、それでも熱心なファンが屋内会場の外で球音に耳を澄ませながらじっと待っていたという。一方、草薙開催2年目(2014年)は朝から雨模様だったため開始前から屋内での非公開開催が通告されていたが、すぐに雨が止み、懸命のグラウンド整備などが行われた結果、予定から30分遅れる形で球場でのトライアウトに漕ぎ着けた。とはいえ、屋内での非公開開催が通告された時点で約500人のファンが屋内会場である室内練習場の周囲をぐるりと取り囲んでいたという[17][29]
  5. ^ 雨天のため非公開での屋内実施に切り替わった場合には、有料席チケット購入者からの料金の払い戻しを受け付けない一方で、有料自由席エリアへの入場を認めることを予定していた。
  6. ^ 当日は雨天のため、球場横の室内練習場で非公開にて実施。
  7. ^ a b 当日は新型コロナウイルス感染防止対策のため非公開にて実施。

出典

[編集]
  1. ^ 広尾晃(ライター) (2018年11月17日). “「戦力外」プロ野球選手の争奪戦が起こる事情”. 東洋経済オンライン. https://toyokeizai.net/articles/-/249839 2018年11月18日閲覧. "全5頁構成(→2頁目3頁目4頁目5頁目)" 
  2. ^ 12月は各球団の戦力編成は基本的に終了している時期であり、自由移籍と再入団の弊害となるため。
  3. ^ a b c d e TBSテレビ『プロ野球戦力外通告~クビを宣告された男たち』取材班 (2015年12月29日). “プロ野球「トライアウト」一発逆転勝負の本質”. 東洋経済オンライン. https://toyokeizai.net/articles/-/98271 2018年11月10日閲覧. "全4頁構成(→2頁目3頁目4頁目)" 
  4. ^ a b c d e f g h i j 本郷陽一(論スポ、スポーツタイムズ通信社) (2016年11月13日). “甲子園トライアウトにファン1万2000人の異常人気。ショー化への是非。”. Yahoo!ニュース. THE PAGE. https://news.yahoo.co.jp/articles/a721dcb0cd1bec2b28b5a8813563159ec9f8ede3 2018年11月10日閲覧. "全2頁構成(→2頁目)" 
  5. ^ 中島大輔(スポーツライター) (2013年12月29日). “プロ野球界の”リストラ”を描き続けた男”. 東洋経済オンライン. https://toyokeizai.net/articles/-/27432?page=3 2018年11月11日閲覧. "全5頁構成で、当該ページは3頁目(→1頁目2頁目4頁目5頁目)" 
  6. ^ 上阪正人 (2017年11月13日). “昨年合格3人の狭き門、プロ野球トライアウト 崖っぷちの選手と家族の人間ドラマ…15日にマツダスタジアムで開催”. 産経新聞. https://www.sankei.com/article/20171113-GZIPCWRFSJN5VENGJ6Q7LXY52Q/ 2018年11月10日閲覧. "全3頁構成(→2頁目3頁目)" 
  7. ^ ““元プロ野球選手”発掘へ 競輪界も熱視線”. スポニチ(Sponichi Annex). (2009年11月12日). オリジナルの2009年11月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20091115194131/http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2009/11/12/35.html 
  8. ^ a b “ラグビー吉田氏 プロ野球トライアウトで元オリ梶本スカウト”. スポニチ(Sponichi Annex). (2013年11月23日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2013/11/23/kiji/K20131123007063960.html 2018年11月11日閲覧。 
  9. ^ “プロ野球トライアウト、企業が名刺持って選手にアタック”. 朝日新聞. (2018年11月13日). https://www.asahi.com/articles/ASLCF62HJLCFUTQP03G.html 2018年11月13日閲覧。 
  10. ^ Satozaki Channel 【戦力外通告】プロ野球選手は引退後8割は自己破産する⁉︎なぜトライアウト参加しない選手がいるの⁉︎戦力外になる選手の4つの理由とは⁉︎野球界の疑問を里崎が答える‼︎( Satozaki Channel 〜) - YouTube
  11. ^ “プロ野球のトライアウト 「お披露目」でなく「最終テスト」”. NEWSポストセブン. (2011年10月30日). https://www.news-postseven.com/archives/20111030_67354.html?DETAIL 
  12. ^ Satozaki Channel トライアウトの成績は関係ない!実は〇〇を見られている!【12球団合同トライアウト】( Satozaki Channel 〜) - YouTube
  13. ^ “「巨人だからチャンスがないという選手の環境を変えたかった」元プロスカウト・香坂英典が語るトレード成功のための裏話”. web Sportiva. (2023年12月7日). https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/npb/2023/12/07/post_318/ 
  14. ^ “49選手参加のトライアウト 「心の整理」「引退試合」と区切りの場にする選手も”. デイリースポーツ. (2022年11月8日). https://www.daily.co.jp/baseball/2022/11/08/0015791247.shtml 
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関連項目

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