2016年リオデジャネイロオリンピックのジョージア選手団
オリンピックのジョージア選手団 | ||||
ジョージアの国旗 | ||||
IOCコード: | GEO | |||
NOC: | ジョージア国内オリンピック委員会 公式サイト | |||
2016年リオデジャネイロオリンピック | ||||
人員: | 選手 40人 | |||
旗手: | アブタンディル・チリキシビリ | |||
メダル 国別順位: 38 位 | 金 2 | 銀 1 | 銅 4 | 計 7 |
夏季オリンピックジョージア選手団 | ||||
1996 • 2000 • 2004 • 2008 • 2012 • 2016 • 2020 • 2024 (2012まではグルジアとして出場) | ||||
冬季オリンピックジョージア選手団 | ||||
1994 • 1998 • 2002 • 2006 • 2010 • 2014 • 2018 • 2022 (2014まではグルジアとして出場) | ||||
関連選手団 | ||||
ソビエト連邦 (1952-1988) EUN (1992) |
2016年リオデジャネイロオリンピックのジョージア選手団は、2016年8月5日から8月21日にかけてブラジルのリオデジャネイロで開催された2016年リオデジャネイロオリンピックのジョージア選手団の名簿。
概要
[編集]今大会は金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル4個の合計7個のメダルを獲得した。
射撃では、ニーノ・サルクワゼと彼女の息子ニーノ・サルクワゼの同時出場が実現した。国際オリンピック史学会の元会長ビル・マロンは、近代オリンピックの歴史において父親と息子、父親と娘、母親と娘が同一の大会に出場した例はあるが、母親と息子の組み合わせには前例がないとしている[1]。
選手団
[編集]- 人員: 選手 40人
- 開会式旗手: アブタンディル・チリキシビリ
メダル獲得者
[編集]メダル | 名前 | 競技 | 種目 | 日付(現地) |
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金 | ラシャ・タラハゼ | ウエイトリフティング | 男子105kg超級 | 8月16日 |
金 | ウラジミール・キンチェガシビリ | レスリング | 男子フリースタイル57kg級 | 8月19日 |
銀 | ヴァルラーム・リパルテリアニ | 柔道 | 男子90kg級 | 8月10日 |
銅 | ラシャ・シャフダトゥアシビリ | 柔道 | 男子73kg級 | 8月8日 |
銅 | イラクリ・トゥルマニゼ | ウエイトリフティング | 男子105kg超級 | 8月16日 |
銅 | シュマギ・ボルクヴァゼ | レスリング | 男子グレコローマン66kg級 | 8月16日 |
銅 | ジェノ・ペトリアッシュビリ | レスリング | 男子フリースタイル125kg級 | 8月20日 |
種目別選手・スタッフ名簿及び成績
[編集]アーチェリー
[編集]デンマークのコペンハーゲンで開かれた2015年アーチェリー世界選手権の女子リカーブ団体において、Khatuna Narimanidze、 Kristine Esebua、Yulia Lobzhenidzeの3名からなるジョージアのチームは5位入賞を果たした[2]。上位8チームという選考基準を上回ったため、ジョージアの女子アーチェリーは個人、団体双方において出場枠を獲得した[3][4]。
選手 | 種目 | ラウンド得点 | ラウンド順位 | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝/3位決定戦 | 順位 |
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クリスティン・エセブア | 女子個人 | 612 | 45 | インド クマリ L 4–6 | 1回戦敗退 | |||||
ユリヤ・ロブチェニゼ | 女子個人 | 594 | 57 | メキシコ ヴァレンシア L 4–6 | 1回戦敗退 | |||||
カトゥナ・ナリマニゼ | 女子個人 | 625 | 34 | ウクライナ シチェニコワ L 1–7 | 1回戦敗退 | |||||
クリスティン・エセブア ユリヤ・ロブチェニゼ カトゥナ・ナリマニゼ | 女子団体 | 1831 | 12 | - | メキシコ L 0–6 | 1回戦敗退 |
陸上競技
[編集]選手 | 種目 | 予選 | 決勝 | ||
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結果 | 順位 | 結果 | 順位 | ||
ダヴィティ・カラジシビリ | 男子マラソン | - | 2時間20分47秒 | 72位 | |
ベニク・アブラミヤン | 男子砲丸投げ | 18.72m | 31位 | 予選敗退 | |
バカナ・コラワ | 男子走り幅跳び | 7.77m | 19位 | 予選敗退 | |
ラシャ・トルグヴァイゼ | 男子三段跳び | 記録なし | 予選敗退 | ||
ヴァレンティナ・リアシェンコ | 女子走り高跳び | 1.80m | 32位 | 予選敗退 |
カヌー
[編集]選手 | 種目 | 予選 | 準決勝 | 決勝 | |||
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結果 | 順位 | 結果 | 順位 | 結果 | 順位 | ||
ザザ・ナディラゼ | 男子スプリントカナディアンシングル200m | 41秒423 | 4着 | 40秒146 | 1着 | 39秒817 | 5位 |
フェンシング
[編集]今回、ジョージアにとって初参加となったアトランタオリンピックにおけるアルチル・ロルトキパニゼ出場以来のフェンシングの出場となった。サンドロ・バザゼはチェコのプラハで開かれたヨーロッパ最終予選男子サーブル個人の部を上位4位で通過し、出場選手枠を勝ち取った[5]。
選手 | 種目 | 1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝/3位決定戦 | 順位 | |
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サンドロ・バザゼ | 男子サーブル個人 | ブラジル アグレスタ W 15–3 | 韓国 金政煥 L 14–15 | 2回戦敗退 |
新体操
[編集]ドイツのシュトゥットガルトで開かれた2015年世界新体操選手権を上位15位内で通過したため、ジョージアは個人総合の部で新体操選手1名を認定した[6]。
選手 | 種目 | 予選 | 決勝 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フープ | ボール | クラブ | リボン | 合計 | 順位 | フープ | ボール | クラブ | リボン | 合計 | 順位 | ||
サロメ・パザワ | 個人 | 17.233 | 17.783 | 17.433 | 16.666 | 69.115 | 14 | 予選敗退 |
トランポリン
[編集]デンマークのオーデンセで開かれた2015年世界トランポリン競技選手権女子トランポリンの部で上位8名を通過したため、ジョージアは1名の選手を認定した[7]。
選手 | 種目 | 予選 | 決勝 | ||
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結果 | 順位 | 結果 | 順位 | ||
ルバ・ゴロビナ | 女子 | 98.285 | 8 | 51.010 | 7 |
柔道
[編集]選手 | 種目 | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 敗者復活戦 | 決勝/3位決定戦 | 順位 |
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アミラン・パピナシビリ | 男子60kg級 | (bye) | カナダ ペッソア W 011–000 | ブルガリア ゲルチェフ W 000–000 | 日本 高藤直寿 W 100–000 | ロシア ムドラノフ L 000–100 | (bye) | ウズベキスタン ウロズボエフ L 000–001 | 5 |
バジャ・マルグベラシビリ | 男子66kg級 | (bye) | スロベニア ゴムボッチ L 000-100 | 2回戦敗退 | |||||
ラシャ・シャフダトゥアシビリ | 男子73kg級 | (bye) | キューバ エストラダ W 100–000 | スリランカ ダーマワードハナ W 100–000 | 日本 大野将平 L 000–010 | - | ロシア ヤルツェフ W 100–000 | イスラエル ムキ W 100–000 | 銅 |
アブタンディル・チリキシビリ | 男子81kg級 | (bye) | キューバ シルバ W 001–000 | エルサルバドル トゥルシオス W 001–000 | イタリア マルコンチーニ W 011–000 | アメリカ合衆国 スティーブンス L 000–100 | (bye) | 日本 永瀬貴規 L 000–001 | 5 |
ヴァルラーム・リパルテリアニ | 男子90kg級 | (bye) | タジキスタン ウストピリヨン W 100–000 | ナウル ウエラ W 100–000 | モンゴル ルハグバスレン W 000–000 | 韓国 郭同韓 W 100–000 | (bye) | 日本 ベイカー茉秋 L 000–001 | 銀 |
ベカ・グビニアシビリ | 男子100kg級 | (bye) | イギリス フレッチャー W 100–000 | ベルギー ニキフォロフ W 101–000 | フランス マレ L 000–010 | - | 日本 羽賀龍之介 L 000–000 | 敗者復活戦敗退 | 7 |
アダム・オクルアシビリ | 男子100kg超級 | - | 日本 原沢久喜 L 000–000 | 1回戦敗退 | |||||
エステル・スタム | 女子70kg級 | - | モンゴル ツェンドアユシュ W 011–000 | カナダ ズパンシック L 000–000 | 2回戦敗退 |
射撃
[編集]選手 | 種目 | 予選 | 準決勝 | 決勝 | |||
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得点 | 順位 | 得点 | 順位 | 得点 | 順位 | ||
ツォトネ・マチャワリアニ | 男子10mエアピストル | 574 | 29 | - | 予選敗退 | ||
男子50mピストル | 552 | 15 | - | 予選敗退 | |||
ニーノ・サルクワゼ | 女子10mエアピストル | 377 | 34 | - | 予選敗退 | ||
女子25mピストル | 584 | 3 | 14 | 6 | 準決勝敗退 |
競泳
[編集]選手 | 種目 | 予選 | 準決勝 | 決勝 | |||
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結果 | 順位 | 結果 | 順位 | 結果 | 順位 | ||
イラクリ・レヴィシヴィリ | 男子400m自由形 | 4分00秒56 | 45位 | - | 予選敗退 | ||
テオナ・ボスタシヴィリ | 女子100m平泳ぎ | 1分22秒91 | 43位 | 予選敗退 |
テニス
[編集]選手 | 種目 | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝/3位決定戦 | 順位 | |
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ニコロズ・バシラシュヴィリ | 男子シングルス | ウルグアイ クエバス L 3–6, 7–6(10–8), 3–6 | 1回戦敗退 |
ウエイトリフティング
[編集]選手 | 種目 | スナッチ | クリーン&ジャーク | 合計 | 順位 | ||
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結果 | 順位 | 結果 | 順位 | ||||
ギオルギ・チヘイゼ | 男子105kg級 | 170 | 14 | 途中棄権 | 170 | - | |
イラクリ・トゥルマニゼ | 男子105kg超級 | 207 | 4 | 241 | =4 | 448 | 銅 |
ラシャ・タラハゼ | 男子105kg超級 | 215 | 2 | 258 | 1 | 473 (世界新) | 金 |
アナスタシーア・ホトフリード | 女子75kg超級 | 113 | 11 | 135 | 12 | 248 | 12 |
レスリング
[編集]選手 | 種目 | 1回戦 | 2回戦 | 準々決勝 | 準決勝 | 敗者復活1回戦 | 敗者復活2回戦 | 決勝/3位決定戦 | 順位 |
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ブラディメル・キンチェガシャビリ | 男子フリースタイル57kg級 | (bye) | カザフスタン サナエフ W 3–1 PP | アゼルバイジャン アリエフ W 3–1 PP | ブルガリア デュボフ W 3–1 PP | (bye) | 日本 樋口黎 W 3–1 PP | 金 | |
ズラビ・イアコビシビリ | 男子フリースタイル65kg級 | (bye) | ナイジェリア ダニエル W 3–1 PP | イタリア カミゾ L 1–3 PP | 準々決勝敗退 | 10 | |||
ヤコブ・マカラシビリ | 男子フリースタイル74kg級 | (bye) | ブルガリア イワノフ W 3–1 PP | アゼルバイジャン ハサノフ L 0–4 ST | 準々決勝敗退 | 11 | |||
サンドロ・アミナシビリ | 男子フリースタイル86kg級 | (bye) | ポーランド バラノフスキー L 1–3 PP | 2回戦敗退 | 14 | ||||
エリズバル・オディカゼ | 男子フリースタイル97kg級 | (bye) | アルメニア ケトエフ W 3–1 PP | カザフスタン イブラギモフ W 3–1 PP | アメリカ合衆国 スナイダー L 1–3 PP | (bye) | ルーマニア サリトフ L 0–4 ST | 5 | |
ゲノ・ペトリアシビリ | 男子フリースタイル125kg級 | ブルガリア クムチェフ W 4–0 ST | ウクライナ ザセイェフ W 3–1 PP | イラン ガセミ L 1–3 PP | - | (bye) | カナダ ジャーヴィス W 3–1 PP | アメリカ合衆国 ドラグネフ W 4–0 ST | 銅 |
シュマギ・ボルクヴァゼ | 男子グレコローマン66kg級 | (bye) | フィンランド ヴァリマキ W 3–0 PO | イラン ノルージ W 3–0 PO | セルビア シュテファネク L 0–5 VT | (bye) | 日本 井上智裕 W 3–0 PO | 銅 | |
ズラビ・ダトゥナシビリ | 男子グレコローマン75kg級 | カザフスタン カルチコフ L 0–3 PO | 1回戦敗退 | 18 | |||||
ロベルト・コビアシビリ | 男子グレコローマン85kg級 | メキシコ レイヴァ W 3–0 PO | ドイツ クドラ L 1–3 PP | 2回戦敗退 | 9 | ||||
レヴァジ・ナダレイシビリ | 男子グレコローマン98kg級 | (bye) | ブルガリア グリ L 1–3 PP | 2回戦敗退 | 10 | ||||
イアコビ・カジャイア | 男子グレコローマン130kg級 | ブラジル ソーゴモニアン W 4–0 ST | ウクライナ チェルネトスキ W 5–0 VT | ロシア セメノフ L 0–3 PO | 準々決勝敗退 | 7 |
脚注
[編集]- ^ “Mother, son set to compete in same Olympics for first time”. NBC SPORTS. (3 May 2015) 20 May 2016閲覧。
- ^ 2015 World Archery Championships – Women's Team Recurve参照。
- ^ Pavitt, Michael (28 July 2015). “Olympic gold medallists Italy hold nerve in shoot-off to secure Rio 2016 quota spot at World Archery Championships”. Inside the Games 29 July 2015閲覧。
- ^ “Rio 2016 team quota places awarded in Copenhagen”. 世界アーチェリー連盟. (28 July 2016) 29 July 2015閲覧。
- ^ 詳細はFencing at the 2016 Summer Olympics – Qualification参照。
- ^ “Rhythmic Gymnastics: 2016 Olympic Games, 2016 Olympic Test Event and The World Games 2017 qualifiers confirmed”. 国際体操連盟. (12 September 2015) 17 September 2015閲覧。
- ^ “Trampoline Gymnastics: 2016 Olympic Games, 2016 Olympic Test Event and The World Games 2017 qualifiers confirmed”. 国際体操連盟. (1 December 2015) 3 December 2015閲覧。
出典
[編集]外部リンク
[編集]- 2016年リオデジャネイロオリンピックのジョージア選手団 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
- 2016年リオデジャネイロオリンピックのジョージア選手団 - Olympedia(英語)
- 2016年リオデジャネイロオリンピック公式資料