HN-6 (ミサイル)

HN-6
種類 携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS)
製造国 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
設計 中国精密機械進出口総公司(CPMIEC)
性能諸元
ミサイル直径 72mm
ミサイル全長 1.495m
ミサイル重量 10.77kg
(※システム全体:16kg)
射程 0.5–6 km (0.27–3.24 nmi)
射高 150–3,500 m (490–11,480 ft)
推進方式 単段式固体ロケット・モーター
誘導方式 赤外線ホーミング(IRH)
(冷却PbS素子)
飛翔速度 600メートル毎秒
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HN-6(紅纓-6、红缨六号、HongYing-6)あるいはFN-6(飛弩-6、飞弩-6、FeiNu-6)は、中国で開発された携帯式防空ミサイルシステム。中国精密機械進出口総公司(CPMIEC)により、同様のシステムである前衛と同時期に開発されたもので[1]、輸出名称としてFN-6が使用されている。

HN-5と同様の赤外線ホーミングミサイルであり、低空をカバーするミサイルである[2]。開発にあたってはロシア製の9K34が参考にされたと考えられており、誘導方式も同様で、冷却措置を施した硫化鉛(PbS)焦電素子によるパッシブ赤外線ホーミング(IRH)を採用している。

発展型としてFN-16が存在している。FN-16では二波長光波ホーミング(IR/UVH)誘導が採用されたといわれている[3]

派生型

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HN-6/FN-6
初期型。
FN-16
改良型。
FB-6A
車載型。

採用国

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中国人民解放軍に少数が導入済みと見られる[1]
KS-1A導入後に提案され、2004年7月に有償での技術移転が合意に達した[4]
2009年10月25日のパレードにおいて、カンボジア国営放送でカンボジア軍の兵士がFN-6およびFN-16を装備している姿が放映された[5]
陸軍が採用。
2023年時点で、カタール空軍がFN-6を保有している[6]
スーダンへの売却は推測されていたが、2007年の独立記念日のパレードにFN-6が登場した[7]
ペルー海軍向けに2009年7月、110万ドルで少数の導入が決定された[8]
自由シリア軍が装備。

脚注

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  1. ^ a b SinoDefence.com(2010年8月11日閲覧)
  2. ^ Janes.com(2010年8月11日閲覧)
  3. ^ Worldwide Defence (2011年4月10日). “FN-16 datasheet / technical data China” (英語). 2011年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年7月2日閲覧。
  4. ^ Malaysia to purchase Chinese missiles”. Daily Express. 2005年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月11日閲覧。
  5. ^ Cambodia's Chinese Weapon on Parade.”. China Defense Blog. 2010年8月11日閲覧。
  6. ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. p. 350. ISBN 978-1-032-50895-5 
  7. ^ China ships more advanced weapons to Sudan”. UPI通信. 2011年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月11日閲覧。
  8. ^ Armada Peruana adquiere de misiles MANPADS”. MGP-Club. 2010年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月11日閲覧。

外部リンク

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