Kubuntu

Kubuntu
Kubuntu 24.04 "Noble Numbat"
開発者 Kubuntu Members
OSの系統 Unix系LinuxUbuntu
開発状況 開発中
ソースモデル FLOSS
初版 2005年4月8日 (19年前) (2005-04-08)
最新安定版 Kubuntu 24.04 "Noble Numbat"[1] - 2024年4月25日 (5か月前) (2024-04-25) [±]
使用できる言語 多言語(55以上)
アップデート方式 PackageKit, APT
パッケージ管理 dpkg
プラットフォーム x86, x64, ARM
カーネル種別 モノリシックカーネルLinuxカーネル
ユーザランド GNU Core Utilities
既定のUI KDE Plasma
ライセンス 各種(GNU GPLGFDLなど)
ウェブサイト www.kubuntu.org
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Kubuntu(クブントゥ、/kuːˈbuːntuː/; koo-BOON-too[2][3])は、Ubuntuデスクトップ環境KDEに置き換えた、Linuxディストリビューションの一つである。 現在のKubuntuは、Kubuntuコミュニティにより開発されている。日本語を含む多言語に対応している。

名称の由来

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Kubuntuという名称は、派生元のLinuxディストリビューションであるUbuntuKDEデスクトップ環境の K を組み合わせたものであり、ベンバ語では他者への思いやりを持つ: towards humanity)を意味する[4]。偶然にも、Kubuntu という単語はルンディ語においては無料という意味もある。

KubuntuとUbuntuの比較

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二つのディストリビューションの主な共通点と相違点は、次の通り。

ソフトウェア Ubuntu Kubuntu
カーネル & Core Linux Kernel & Ubuntu Core
ウィンドウシステム X.Org ServerまたはWayland
サウンド PulseAudio
マルチメディア GStreamer
デスクトップ GNOME Plasma Desktop
ツールキット GTK Qt
ウェブブラウザ Firefox
オフィススイート LibreOffice
電子メール & PIM Thunderbird Kontact

必要環境

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デスクトップ版

  • プロセッサ:2 GHzデュアルコア(x86)
  • 2GBのメモリ
  • 25GBのディスクスペース
  • 1024×768の解像度が利用可能なグラフィックスカード

歴史

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バージョン8.04までは、Ubuntuと同じように日本におけるUbuntuのローカルコミュニティチーム Ubuntu Japanese Teamにより、日本語サポートを強化した日本語ローカライズ版のKubuntuが作成されていた。

Kubuntu 8.04以前はKDE 3を搭載していた。Kubuntu 8.04 KDE 4.0 Remix[5]及びKubuntu 8.10以降はKDE 4を搭載している。

2012年2月7日、カノニカルはKubuntuの金銭的サポートを終了し、完全にコミュニティーベースの開発になった[6]。 その後、Blue Systems英語版がKubuntuプロジェクトの新たなスポンサーに就いた[7]

スクリーンショット

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脚注

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  1. ^ Kubuntu 24.04 LTS” (英語). www.kubuntu.org (2024年4月25日). 2024年5月5日閲覧。
  2. ^ aKademy 2006 - Sponsors
  3. ^ Frequently Asked Questions | Kubuntu[リンク切れ]
  4. ^ Gray Pilgrim (2010年8月6日). “Kubuntu Vs Ubuntu” (英語). Buzzle.com. 2010年9月26日閲覧。
  5. ^ Kubuntu 8.04 Released
  6. ^ 英Canonical、Kubuntuプロジェクトへの金銭的支援を打ち切る”. OSDN Corporation (2012年2月6日). 2013年4月8日閲覧。
  7. ^ Canonical ending support for Kubuntu, reassigning lead developer” (英語). Kubuntu (2012年4月10日). 2013年4月8日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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