Lego Mindstorms NXT 2.0

NXT 2.0を組み立てたロボット
NXT知能ブロックとセンサー、サーボ

Lego Mindstorms NXT 2.0は、2009年8月に発売されたLego Mindstorms NXTの後継のプログラム可能なロボットや他の機械、または対話システムを組むためのレゴ社の商品セットである。

概要

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2009年6月29日にver2.0発表、8月1日発売開始[1]。パーツ数が619に増え、2個のタッチセンサーと1個の超音波センサーと新型の色センサーが導入された。NXT 2.0 は浮動小数点演算を使用するが、初期の型では整数演算を使用した。[2] キットの値段はおよそUS$280だった。

2010年11月に、ソフトウェアがNXT 2.1にバージョンアップされた。

レゴプログラミングのマインドストームとは?学べる内容をご紹介

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レゴプログラミングの「レゴ®マインドストームEV3」とは、LEGOとマサチューセッツ工科大学(MIT)が共同で開発した教育(Education)向けプログラミング教材です[3]

昨今では、プログラミング的思考法を身につけるため、さまざまな教育機関でプログラミング学習が進められています。なかでも、遊び感覚で学べるレゴプログラミングは近年注目を集めている学習教材です。

とはいえ、レゴプログラミングには多種多様な種類があり、「WeDo 2.0」「SPIKE ベーシック/プライム」「Education BricQ」「デュプロ(duplo)」「エデュケーションBrickQ」「マインドストームEV3(Mindstormsev3)」など豊富な選択肢が存在します。さまざまな種類を比較検討している方もいるかもしれません。

この記事では、レゴプログラミングのマインドストームとはなにか、拡張セットを含めた内容や、できること・学べることを解説します。

レゴロボットプログラミングの無料体験授業はこちら

目次 [閉じる]

  • 1 レゴプログラミング「マインドストーム」とは?
  • 2 マインドストーム拡張セットも
  • 3 レゴプログラミング「マインドストーム」でできることは?
  • 4 レゴプログラミング「マインドストーム」で学べることは?
  • 5 レゴプログラミングとは?
  • 6 レゴプログラミングを学ぶならプログラミング教室がおすすめ
  • 7 プログラボはレゴプログラミングを使ったプログラミング教室!
  • 8 プログラボのレゴプログラミング教室とは?
  • 9 レゴプログラミングならプログラボへ! 
  • 10 ロボットプログラミングを体験できる東京メトロ・プログラボの教室
    • 10.1 東京都のロボットプログラミングが体験できる教室
    • 10.2 千葉県のロボットプログラミングが体験できる教室
    • 10.3 神奈川県のロボットプログラミングが体験できる教室

レゴプログラミング「マインドストーム」とは?

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出典:https://www.lego.com/ja-jp/themes/mindstorms/about

レゴプログラミングの「レゴ®マインドストームEV3」とは、LEGOとマサチューセッツ工科大学(MIT)が共同で開発した教育(Education)向けプログラミング教材です

インテリジェントブロックやレゴブロック、モーターなどを活用してロボットを作れたり、センサーを用いて科学実験の応用を楽しめたりと、プログラミングに関するさまざまな基礎知識を学べます。

また、センサーにはカラーセンサーや超音波センサー、モーションセンサーなどの機能もあり、工夫次第で遊び方が広がるのも魅力です。USBケーブルで接続できる充電式バッテリーやBluetooth接続のUSBドングルもあり、説明書付マインドストームEV3基本セットだけでさまざまな学習に必要なキットを手に入れられます。

さらに、ソフトウェア開発でも用いられるPython(パイソン)、C言語、Java(ジャバ)などのプログラミング言語に対応しているのも特徴です。レゴプログラミングマインドストームは、実践的なプログラミングスキルを学びたい方にもおすすめだと言えます。

なお、レゴプログラミングにはさまざまなシリーズが登場しており、産業向けロボティクスのDOBOT seriesとも連携させられるなど、幅広い動作を実現できます。

⇒レゴプログラミングロボットの種類やできることについて詳しくはこちら

マインドストーム拡張セットも

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出典:https://afrel-shop.com/view/item/010002000003

レゴプログラミングマインドストーム(型番:45544)には、Toolkitだけでなく拡張セット(型番:45560)も登場しており、より複雑なロボットプログラミングを学習できます。ロボットアームなど追加のパーツによって、象型や犬型、タンクボット・スティアークライマー型などさまざまなロボティクス(robotics)の組み合わせを実現できます。

レゴプログラミング マインドストームで学んだ基礎を活かしつつ、創造性を高めてさまざまな作品を制作できるのが魅力です。8歳などの小学生から基本的なプログラミングを学び、より発展的なスキルを身に着けたい時にも役立ちます。

使い方を工夫すれば、レゴマインドストームEV3とChainerを組み合わせたディープラーニング(deep learning)学習も行えます。

基本的にはタブレットやスマートフォンなどで稼働できるものの、動作環境には「MacOS x」や「Mac OS catalina」が含まれていないためご注意ください。

レゴプログラミング「マインドストーム」でできることは?

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レゴプログラミング「マインドストーム」では、センサーやモーターを活用してロボットを作り、操作できます。レゴブロックを用いた物理的なロボット作成と、プログラミングソフトを通して稼働するサーボモーターにより、遠隔操作が可能なロボットを作れるのが魅力です。

温度や距離もセンサーを使って計測できるほか、タッチセンサー(touch sensor)やジャイロセンサーなどの計測値に応じて、インタラクティブにモーターの稼働を制御するシステム作りもできます。

また、レゴプログラミングマインドストームは、初めてロボットプログラミングに触れる方でも、Scratchベースの専用ソフト「EV3 Classroom」により直感的でわかりやすくプログラミングを学べるのが特徴のひとつ。ユーザーライクなinterfaceで学習ハードルを引き下げられます。

迷路を完走させたり、カラーセンサーで線路を読み取ってレースをしたりと、工夫次第でさまざまな遊びを実現できます。

さらに、WRO(World Robot Olympiad)やETロボコンに出場できるスペックを保持しているのも魅力です。ロボコン出場への足掛かりになる教材としても人気を集めています。

レゴプログラミング「マインドストーム」で学べることは?

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レゴプログラミング「マインドストーム」なら、プログラミング的思考法を通して「問題解決能力や論理的思考力」を学べます。プログラミングを通して「課題がなにか」を認識する能力が高まるほか、ステップごとに物事を考え、どのように解決するのかを導くクセがつけられるのがメリットです。

加えて、レゴプログラミングには「レゴブロックを使って遊び感覚でロボットを組み立てられる」魅力もあります。子どもが持つ想像力や創造性を最大限に引き出せるため、独自性を育みながら自分の内なるイメージを表現する能力を育めます。

また、レゴプログラミングマインドストームは、教育機関向けに制作された教材です。そのため、STEAM教育にも最適な教材に仕上がっています。STEAM教育とは科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、数学(Mathematics)の5つの領域を対象にした教育理念で、「新しい価値」を創出する能力が身につけられるとされています。

AIなどの台頭により、今後は「みずから作っていく能力」が重要視されているのも事実です。問題の解決能力を育めるSTEAM教育を受ければ、将来的にも活躍する人材育成に繋がるとされています。レゴプログラミングマインドストームなら、「論理的思考法を身につける」「創造性を育む」「STEAM教育を学ぶ」ことが可能です。

⇒レゴプログラミングの教育効果について詳しくはこちら

⇒レゴプログラミングがおすすめの理由はこちら

レゴプログラミングとは?

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レゴプログラミングとは、LEGO社が開発した知育玩具の総称です。ブロックやパーツを組み立てるだけでなく、プログラミングすることで自由にロボットを動かすことができます。さらに、プログラミングだけでなく、コンピューターサイエンス・ITリテラシーなど幅広い分野を学べるのが特長です。

⇒レゴプログラミングについてこちらの記事でも解説しています

⇒小学生向けレゴプログラミングキットについてはこちら

レゴプログラミングを学ぶならプログラミング教室がおすすめ

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レゴプログラミング学習は自宅でも進められますが、習い事としてプログラミング教室に通わせるのも一つの方法です。プログラミング教室なら、ロボットプログラミングの専門知識がある講師が子どもの理解度に合わせて指導してくれるため、挫折しにくくなるのが大きなメリット。

他の子ども達と一緒に学ぶことで、コミュニケーション能力や協調性も合わせて身につけられます。

⇒レゴプログラミングのおすすめ教室や教材の選び方について詳しくはこちら

プログラボはレゴプログラミングを使ったプログラミング教室!

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全国各地に教室を開校しているプログラミング教室「プログラボ(ProgLab)」では、レゴプログラミングロボットを活用したプログラミング授業を行っています。

入会金や教材費は無料で、月謝のみで学べるのが嬉しいポイント。

「レゴプログラミングを学ばせたいけど教材費が高すぎる」と感じている方におすすめです。ちなみに、プログラボでは休んだ際に同じ週内であれば授業を振り替えられるので、急な用事があっても安心。

プログラボでは無料体験レッスンを開催していますので、お子様に合うかどうか見極めるためにも、ぜひ実際に足を運んでみてください。

レゴプログラミングの無料体験授業はこちら

⇒ロボットプログラミングの体験はプログラボへ

⇒プログラボのレゴプログラミングコースはこちら

プログラボのレゴプログラミング教室とは?

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プログラボのロボットプログラミング教室は、レゴブロックを使いながらロボットプログラミングを楽しく学べる教室です。幼い子どもにも人気の「レゴ」を使ってロボットプログラミングを体験するため、飽きにくく、通うことを継続しやすいメリットがあります。

プログラボのロボットプログラミングは、入会金&教材費が共に0円でご利用いただけます。月謝以外の費用は掛からないほか、無料体験会も実施中です。

プログラボの無料体験会では、「ロボット制作+プログラミング」「生徒と同じ実際の授業体験」をご体験いただけます。授業のご見学のみも承っておりますので、興味をお持ちいただけましたらお気軽にお問い合わせください。

レゴプログラミングならプログラボへ! 

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プログラボでは、レゴロボットを活用したプログラミングレッスンを行っています。年齢や経験に合わせた、入門〜上級者向けのカリキュラムをご用意しているため、プログラミング未経験のお子さまでも安心してスタートできます。

入会金や教材費は無料で、月謝のみで学べるため、お子さまと教室の相性を確認しながら受講できます。

お子さまに創造・想像力などクリエイティブな能力を高め、かつ論理的思考や問題解決能力を伸ばしたい方は、ぜひご検討ください。

⇒プログラボのレゴプログラミングコースはこちら

実際の教室の様子を見学されたい方向けに、ロボット製作とプログラミングができる無料体験会を実施しています。ご兄弟・姉妹やお友達とご一緒にぜひ、お気軽にご参加ください。

プログラミング言語

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Actor-Lab
言語: 独自のフローチャート風の言語
Ada Interface to MindStorms
言語: Ada
brickOS
言語: C/C++[1]
GCC
言語: C/C++, Objective C, Fortran, Java, Ada among others
GNU Toolchain for h8300
言語: C/C++, ASM
LabVIEW Toolkit for NXT
言語: LabVIEW
コメント: A toolkit for LabVIEW permitting development of custom native blocks for use in the Mindstorms NXT software.
Lego.NET
言語: Anything that can compile to .NET, works best with C#[2]
コメント: コンパイラ無し。バイトコードをマシンの命令に変換する。
leJOS
言語: Java
librcx
言語: C/C++
コメント: GCC用のライブラリ
Logitech SDK
言語: Visual Basic, Visual C++
コメント: Can be combined with an RCX control library such as spirit.ocx from the MindStorms SDK to make use of the Lego Cam
NQC
言語: NQC, a C-like language
コメント: 非オフィシャルの言語の中では、もっともよく使われている。
Official MindStorms SDK
言語: Visual Basic, Visual C++, MindScript, LASM
コメント: You don't need VB to use the VB features as MS Office comes with a cut down version of VB for making macros
OnScreen
言語: A custom language which can be programmed directly on the RCX
pbForth
言語: Forth
PRO-BOT
言語: A kind of Visual Basic/spirit.ocx-based language
コメント: Designed for robots which are in contact with the workstation at all times
QuiteC
言語: C
コメント: A library for use with GCC and comes with GCC for Windows.
RCX Code
言語: RCX Code, a custom flowchart-based language
ROBOLAB
言語: A flowchart language based on LabVIEW
コメント: This is the programming environment offered to schools who use MindStorms, supports the Lego Cam
SqLego
言語: Squeak[3]
TclRCX
言語: Tcl
Terrapin Logo
言語: LOGO
TinyVM
言語: Java
The Transterpreter
言語: occam
Vision Command
言語: RCX Code
コメント: Lego Cam と一緒に使うオフィシャルのプログラミング言語
XS
言語: Lisp
LegoLog
言語: Prolog
コメント: Uses an NQC program to interpret commands send from the pc running the Prolog code
PBrickDev
言語: PBrickDev, a flowchart based language.
コメント: Has more fuctionality than the RIS language, such as datalogs and subroutines/multithreading.

参考文献

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脚注

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  1. ^ The New LEGO MINDSTORMS NXT 2.0 is coming!
  2. ^ Lego Robotics FAQ” (2009年). 2010年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2 March 2010閲覧。
  3. ^ レゴプログラミングのマインドストームとは?学べる内容をご紹介 - プログラボブログ - proglab”. proglab.tokyo (2024年2月7日). 2024年11月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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マインドストーム NXTの公式サイト:

様々なリソースとポータル:

プログラミング言語とOS:

サードパーティの拡張デバイス:

チュートリアル:

日本における技術サポート:

マインドストーム NXT のリンク: