糧秣
ウィキペディアから無料の百科事典
糧秣(りょうまつ)とは、軍事用語で、兵員用の食料(糧)及び軍馬用のまぐさ(秣)を指す兵站に関する用語である。
尋常糧秣
[編集]日本陸軍の場合、尋常糧秣1日分において、
- 人の場合は、精米(640g、4合5勺)、精麦(200g、1合6勺)、缶詰肉(150g、40匁)、食塩(12g、3匁)、醤油エキス(20g、5匁)、野菜類・漬物類・調味品(若干)である。合計で約3,800kcal(≒15,900kJ)に相当した。
- 馬の場合は、乗馬・輓駄馬は大麦(5,250g、5升)、干草(3,750g、1貫匁)、藁(3,750g、1貫匁)、行李・輜重の輓駄馬は大麦(4,200g、4升)、干草(3,750g、1貫匁)、藁(3,750g、1貫匁)であった。
参考文献
[編集]- 陸軍大臣 白川義則『軍隊衛生学』昭和14年。アジア歴史資料センター C01002310400