はばたけ黄金の翼よ
宝塚ロマン[1][2][3]『はばたけ黄金の翼よ』(はばたけおうごんのつばさよ)は宝塚歌劇団のミュージカル作品。雪組[1][2][3][4]公演。原作は粕谷紀子・作『風のゆくえ[1][2][3]』(週刊『セブンティーン[1][3]』連載(集英社))1985年、本公演当初、風のゆくえ(漫画文庫1980年)、コバルト文庫ノベライズ版→風のゆくえ再会編(セブンティーンコミックス1985年)→総集編(SGコミックス)→現在、全3巻(電子書籍にて)。宝塚[1]・東京[2]は22場(本公演)。宝塚[1]・東京[2]における本公演の併演作品は『花夢幻』、1985年の地方公演[3]は『フル・ビート』。脚本・演出は阿古健[1][2][3]。宝塚・東京は麻実れいのさよなら公演であった。 2019年の全国ツアーの併演作品は『Music Revolution!』。
公演期間と公演場所
[編集]- 1985年1月1日 - 2月12日[1](新人公演:1月22日[4]) 宝塚大劇場
- 1985年4月4日 - 4月29日[2](新人公演:4月16日[4]) 東京宝塚劇場
- 1985年9月3日・新潟、4日・前橋、6日・金沢、7日・松任、8日・鯖江、10日・甲府、11日・昭島、13日・瀬戸、14日・静岡、15日・豊田、16日・刈谷、18日・町田、19日・浜松、21日・武蔵村山、22日・仙台、23日・習志野、24日・調布 (地方公演[3])
- 2019年10月12日〜14日・川崎、17日・桐生、19日・川越、20日・川口、22日・新潟、24日・長野、26日〜27日・静岡、29日・日進、30日・豊田、31日・三重、11月2日・彦根、3日〜4日・羽島、6日・倉敷、8日〜10日・大阪
ストーリー
[編集]※宝塚公演のもの[5]
時は中世の北イタリア。隣国・ボルツァーノと覇権を争うイル・ラーゴの領主ヴィットリオは、ボルツァーノの新領主となったジュリオが提案した和平の条件、ジュリオの異母妹・クラリーチェとの結婚を要求する。結婚式の夜、クラリーチェはすきを見てヴィットリオに短剣をむける。敵同士の二人が真の愛により結ばれるまでの物語。
主な楽曲
[編集]- ああ君を愛す
- 栄光のアラドーロ
- 輝ける明日
- クラリーチェの嘆き
- はばたけ黄金の翼よ
- ヴィットリオのために
(作詞:阿古 健 作曲:寺田瀧雄)
スタッフ
[編集]宝塚・東京 ※氏名の後ろに「宝塚」「東京」の文字がなければ両劇場共通。
- 作曲・編曲:寺田瀧雄[1]・高橋城[1]
- 音楽指揮:橋本和明(宝塚)[1]、北沢達雄(東京)[2]
- 振付[1]:喜多弘・羽山紀代美
- フラッグ振付:山本富男[1]
- 擬闘:金田治[1]
- 衣装:任田幾英[1]
- 装置[1]:石浜日出雄・関谷敏昭
- 照明:今井直次[1]
- 小道具:榎本満春[1]
- 効果:川ノ上智洋[1]
- 音響監督:松永浩志[1]
- 演出監督:美吉左久子[1]
- 演出助手[1]:谷正純・日比野桃子
- 制作:武井泰治[1]
- 製作担当:横山美次(東京)[2]
主な配役
[編集]宝塚・東京 (1985年・配役)
[編集]下記のデータは宝塚・東京[2]両劇場共通。「()」は新人公演・配役。
- ヴィットリオ・アラドーロ - 麻実れい[1](杜けあき[4])
- ファルコ・ルッカ - 平みち[1](古代みず希[4])
- ジュリオ・デル・カンポ - 杜けあき[1](明都ゆたか[4])
- クラリーチェ・デル・カンポ - 一路万輝[1](紫とも[4])
- グリエルモ伯爵 - 尚すみれ[1](文月玲[4])
- アルベルト伯爵 - 真咲佳子[1](光木裕[4])
- ルッカ伯爵 - 沙羅けい[1](名月かなで[4])
- ジョバンニ - 北斗ひかる[1](高嶺ふぶき[4])
- ロレンツォ - 青樹りょう[1]
- アントニオ - 千城恵[1]
- ロドミア - 草笛雅子[1](立原かえ[4])
- レオノーラ - 美風りざ[1]
- エリザベート - 北いずみ[1]
- カタリーナ - 鳩笛真希[1](美月亜優[4])
- ビアンカ - 毬谷友子[1]
- サンドラ - 銀あけみ[1]
- シントラ - 晃みやび[1](早原みゆ紀[4])
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- ノビーレの男、ドルチェS、紳士 - 麻実れい[1]
- ノビーレの男、紳士 - (杜けあき[4])
- ドルチェ、歌手 - 平みち[1]・杜けあき[1]
- 歌手 - 毬谷友子[1]
- ノビーレの女 - 一路万輝[1](紫とも[4])
- ドルチェS[4] - (安輝ひさと・一路万輝・高嶺ふぶき)
地方公演 (1985年・配役)
[編集]全国ツアー (2019年・配役)
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 企画・構成・執筆:橋本雅夫、編集統括:北川方英『夢を描いて華やかに -宝塚歌劇80年史-』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。