ら抜きの殺意
『ら抜きの殺意』(らぬきのさつい)は、永井愛作の戯曲。1997年12月、テアトル・エコーで初演。永井は本作品と『ら抜きの殺意』により芸術選奨文部大臣新人賞を受賞した[1]。1998年、第一回鶴屋南北戯曲賞を受賞した。
あらすじ
[編集]通販会社"ウェルネス堀田"にバイトで入った「ら抜き言葉」を嫌う男・海老名とそこの社員で「ら抜き言葉」を使う男・伴。二人の間には次第に殺意に似たものが漂い始める。
登場人物
[編集]- 海老名 俊彦
- 「ら抜き言葉」を嫌う男。
- 伴 篤男
- 「ら抜き言葉」を使う男。
- 堀田 与平
- ウェルネス堀田社長。
- 堀田 八重子
- 与平の妻で掃除婦兼経理兼副社長。
- 遠部 その子
- 健康食品を扱う会社の社員で伴の彼女。
- 宇藤 樹里
- ウェルネス堀田社員。
- 雨宮 尚人
- ウェルネス堀田配送係。
- 日下 勉
- 日系三世。
- 殿村 金弥
- ウェルネス堀田早朝部バイト。
単行本
[編集]而立書房 (1998/02) ISBN 978-4880592497 光文社文庫 (2000/06) ISBN 978-4334730208
脚注
[編集]- ^ “「見よ、飛行機の高く飛べるを」”. 東京芸術劇場. 2024年2月12日閲覧。
外部リンク
[編集]テアトル・エコー|50年のあゆみhttps://web.archive.org/web/20111007220601/http://www.t-echo.co.jp/aniv50.html