エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター 最後の反撃

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エルム街の悪夢4
ザ・ドリームマスター 最後の反撃
A Nightmare on Elm Street 4: The Dream Master
監督 レニー・ハーリン
脚本 スコット・ピアース
ブライアン・ヘルゲランド
製作 ロバート・シェイ
レイチェル・タラレイ
製作総指揮 セーラ・リッシャー
スティーヴン・ダイナー
出演者 ロバート・イングランド
リサ・ウィルコックス英語版
チューズデイ・ナイト
音楽 クレイグ・セイファン
撮影 スティーヴン・ファイアーバーグ
編集 マイケル・N・ヌー
Chuck Weiss
製作会社 ヘロン・コミュニケーションズ
スマート・エッグ・ピクチャーズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ニュー・ライン・シネマ
日本の旗 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1988年8月19日
日本の旗 1989年4月22日
上映時間 94分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $13,000,000
興行収入 $49,369,899[1]
前作 エルム街の悪夢3 惨劇の館
次作 エルム街の悪夢5 ザ・ドリームチャイルド
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エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター 最後の反撃』(エルムがいのあくむフォー ザ・ドリームマスター さいごのはんげき、A Nightmare on Elm Street 4: The Dream Master)は、1988年アメリカ映画

日本公開時の邦題は『ザ・ドリームマスター 最後の反撃』。ビデオソフト化に際し、『エルム街の悪夢4』が追加されている。

ストーリー

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前作から2年、クリスティンはまたもフレディに襲われる悪夢に悩まされていた。そしてとうとうフレディは復活し、クリスティンの仲間は次々と殺され、ついには彼女も惨殺された。だが彼女は死の直前に超能力によって、恋人・リックの妹で友人のアリスを夢の世界に呼び込んだ。アリスは夢を自在にコントロールする「ドリーム・マスター」であり、やがて彼女はフレディとの対決を決心する。

登場人物

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フレディ・クルーガー
人の夢の中に出現し、殺人を続ける殺人鬼。前作で消滅したが、今作でキンケイドの愛犬ジェイソンが、遺体を掘り起こしたため復活する。
アリス・ジョンソン
今作の主人公。デニスの娘でリックの妹。クリスティンの意志を継ぎ、ドリームマスターとしてフレディと戦う。
クリスティン・パーカー
3の主人公で生存者。前作でフレディの悪夢から生還したが、また悪夢に悩まされるようになり、フレディに悪夢の中で焼却炉に投げ込まれ、焼き殺される。
リック・ジョンソン
アリスの兄。東洋武術の空手やヌンチャクで体を鍛えている。妹を心配している。友達思いで妹思い。陽気な性格で(ハローベイビー)が口癖。
ダン・ジョーダン
アリスと同じクラスにいる男性。アリスと共にフレディと戦う。このときはまだスピードマニアではない。
デビー・スティーヴンス
アリスの友人。アリスとは一緒のバイトの職場。陽気でサバサバした性格。フレディにゴキブリにされ、無残な最期を遂げてしまう。
シーラ・コペッキー
アリスの友人。物理の試験中、フレディの悪夢に会ってしまう。持病があり、喘息持ち。見た目によらず、真面目な性格。
ジョーイ・クルーセル
3の生存者でクリスティンの友人。4では二人目の犠牲者となる。女好き。クリスティンの警告を無視したためフレディに無残に殺害される。
ローランド・キンケイド
3の生存者でクリスティンの友人。ジェイソンという名前の犬を飼っており、ジョーイと共にクリスティンの警告を無視する。夢の中でジェイソンがフレディを復活させた為、4での最初の犠牲者となってしまった。フレディに腹を爪で刺され死亡。ジョーイ同様、若くして命を落とす。

キャスト

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役名 俳優 日本語吹替
テレビ東京
フレディ・クルーガー ロバート・イングランド 青野武
アリス・ジョンソン リサ・ウィルコックス英語版 井上喜久子
クリスティン・パーカー チューズデイ・ナイト 玉川紗己子
リック・ジョンソン アンドラス・ジョーンズ英語版 松本保典
ダン・ジョーダン ダニー・ハッセル 中田和宏
デビー・スティーヴンス ブルック・ゼイス英語版 麻上洋子
シーラ・コペッキー トイ・ニューカーク 松岡ミユキ
デニス・ジョンソン ニコラス・メレ英語版 城山知馨夫
エレイン・パーカー ブルック・バンディ英語版 滝沢久美子
ジョーイ・クルーセル ロドニー・イーストマン英語版 鳥海勝美
ローランド・キンケイド ケン・サゴーズ英語版 塩屋翼
その他 大谷育江
梁田清之
火野カチコ
種田文子
真殿光昭
西村知道
岡部政明
演出 向山宏志
翻訳 島伸三
調整 高久孝雄
効果 リレーション
制作 東北新社
初回放送 1992年9月3日
木曜洋画劇場

スタッフ

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評価

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映画は1765館の劇場で公開され、初週末に1280万ドルを稼いだ。 国内の興行収入は4930万ドルで、『エルム街の悪夢』シリーズでは『フレディVSジェイソン』に次いで二番目に高い。

レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは30件のレビューで支持率は53%、平均点は5.00/10となった[2]Metacriticでは10件のレビューを基に加重平均値が56/100となった[3]

第9回ゴールデンラズベリー賞で最低主題歌賞にノミネートされた。

サンプリング

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1991年、オランダを拠点とするDJ ポール・エルスタックがメンバーであり、ヒット作「James Brown Still Alive!!」を出したことで知られるハードコアテクノユニットHOLY NOISEが、ベルギーのダンスミュージックレーベルであるHithouse Recordsから、フレディのものなど劇中の音声をサンプリングした作品「The Nightmare」をリリースした。元ネタは『エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター 最後の反撃』の主人公と決闘するシーン等であるが、権利者からサンプリングの使用許可が下りていたかどうかは不明である。

このレコードは人気があり、複数のバージョンが存在する。1992年にオランダのハードコアテクノレーベルであるRotterdam Recordsやベルギーの大手ダンスミュージックレーベルZYX Recordsにライセンスされ、新たにリミックスした上でリリースされた。

日本では1992年にavex traxから発売されたRotterdam Recordsのコンピレーションアルバム「ROTTERDAM TECHNO IS HARD HARD HARD!!」にこの曲(誰が聴いても明らかに『エルム街の悪夢』だとわかるPower Mixと名づけられたリミックスバージョン)が収録されており認知度は高い。

脚注

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  1. ^ A Nightmare on Elm Street 4: The Dream Master (1988)” (英語). Box Office Mojo. 2010年4月27日閲覧。
  2. ^ "A Nightmare on Elm Street 4: The Dream Master". Rotten Tomatoes (英語). Fandango Media. 2023年4月8日閲覧
  3. ^ "A Nightmare on Elm Street 4: The Dream Master" (英語). Metacritic. Red Ventures. 2023年4月8日閲覧。

外部リンク

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