ゴーゴ (ホッキョクグマ)
生物 | ホッキョクグマ |
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性別 | オス |
生誕 | 2004年12月3日 ロシア ペルミ |
飼い主 | ペルミ動物園(2004年 - 2006年) 大阪市天王寺動物園(2006年 - ) |
親 | ユーコン アンデルマ |
外見 | 白(地肌は黒) |
名の由来 | 551蓬莱 |
ゴーゴ(露: Гого)は、ホッキョクグマのオスの個体である[1][2][3][4][5]。2006年(平成18年)から大阪市天王寺動物園で飼育されている[2]。体長は約250センチメートル、体重は約300キログラムである(2018年11月30日時点)[6]。
ロシア共和国、ペルミ動物園で母(Амдерма)と同居していた頃の名称はКрай (クライ)
家族
[編集]母親のアンデルマ(露: Амдерма)は、1980年(昭和55年)頃に生まれたとされており、2018年(平成30年)2月7日に死亡している[7][8]。父親は、ユーコン(露: Юкон)である[7]。
兄に当たるメンシコフ(露: Меньшиков)は、1988年(昭和63年)に生まれ、2016年(平成28年)10月4日に死亡している[9]。1998年(平成10年)12月には、双子の兄姉が生まれ、それぞれペルミアク(露: Пермяк)、ロシンカ(露: Росинка)と名付けられている[10]。
来歴
[編集]2004年(平成16年)12月3日、ロシア・ペルミにあるペルミ動物園で生まれる[1][2][5]。2006年(平成18年)3月15日、企業の蓬萊から大阪市天王寺動物園に寄贈され、入園する[11][2][5][12][13]。蓬莱は、551蓬莱を店舗展開しており、この「551」にちなみ、ゴーゴという名前が付けられた[13]。2010年(平成22年)、遊び道具の棒を用いてエサの肉を取って食べる様子が確認される[14]。
2011年(平成23年)3月2日、日本動物園水族館協会によるホッキョクグマの繁殖プロジェクトに基づく動物の貸借契約であるブリーディングローンで、スウェーデン・コルマーデン動物園生まれのバフィン(露: Баффин)が、ゴーゴの花嫁として浜松市動物園から天王寺動物園に来園する[15][2][11][1][16][17][18]。
2013年(平成25年)3月、バフィンとの交尾行動が初めて確認される[19][16]。2014年(平成26年)11月25日、ゴーゴとバフィンの間にメスのホッキョクグマが生まれ、モモ(百々、露: Момо)と名付けられる[20][15][16][18]。天王寺動物園では16年ぶりのホッキョクグマの誕生であった[21]。
2015年(平成27年)3月2日、ブリーディングローンによって和歌山県にあるアドベンチャーワールドに貸し出される[6][2][5]。2016年(平成28年)6月13日、バフィンがモモとともに浜松市動物園に帰園する[22]。2018年(平成30年)12月3日、天王寺動物園に帰園する[2][1]。検疫が行われた後、2019年(平成31年)1月3日より公開が開始された[13]。2020年(令和2年)2月25日、繁殖を目的として、イッちゃんとの同居が開始される[23]。同年3月12日、イッちゃんとの交尾行動が初めて確認される[23]。
脚注
[編集]- ^ a b c d “トレンド特急便 「ゴーゴ」帰ってきたよ”. 大阪日日新聞. (2019年1月23日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g “ホッキョクグマの「ゴーゴ」が天王寺動物園に帰ってきます”. 大阪市 (2018年11月30日). 2019年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月20日閲覧。
- ^ “Сотрудники японского зоопарка показали, как живет белая медведица Шилка”. Вести Новосибирск. (2018年8月25日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ “Уехавшей в Японию медведице Шилке нашли жениха”. НГС. (2017年2月17日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ a b c d “天王寺動物園でホッキョクグマ「ゴーゴ」のお帰りイベント サケをプレゼント”. あべの経済新聞. (2019年1月28日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ a b “こころにスマイル 未来創造パークホッキョクグマ「ゴーゴ」が天王寺動物園へ帰ります”. アドベンチャーワールド (2018年11月30日). 2020年6月20日閲覧。
- ^ a b “Самая старая в России белая медведица умерла в пермском зоопарке”. Интерфакс. (2018年2月16日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ “В пермском зоопарке умерла старейшая в России белая медведица”. Комсомольская Правда. (2018年2月15日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ “27-летний белый медведь Меньшиков умер в Ленинградском зоопарке”. Интерфакс. (2016年10月6日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ “ВИКТОРИНА КО ДНЮ БЕЛОГО МЕДВЕДЯ”. ペルミ動物園. 2020年6月20日閲覧。
- ^ a b “グラフZOO - バフィンさん ようこそ天王寺動物園へ!”. 大阪市天王寺動物園 (2011年4月). 2020年6月20日閲覧。
- ^ “Мороженое весом 75 кг получил по случаю жары русский медведь в японском зоопарке”. ARMENPRESS. (2010年7月26日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ a b c “天王寺動物園に帰ってきたホッキョクグマ「ゴーゴ」公開 ファンが「おかえり」”. あべの経済新聞. (2019年1月4日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ “サルより賢い?シロクマ・ゴーゴ…道具使います” (2010年4月15日). 2010年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月21日閲覧。
- ^ a b “Медведицу Шилку «выдали замуж» в Интернете”. Комсомольская Правда. (2017年2月17日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ a b c “天王寺動物園のホッキョクグマ「モモ」が生後半年 国内最高齢で繁殖成功”. あべの経済新聞. (2015年5月27日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ “「バフィン」帰郷へ 繁殖で大阪に「お嫁入り」 愛娘の「モモ」と浜松で余生 /静岡”. 毎日新聞. (2016年5月3日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ a b “「バフィンとモモがやってきます!」”. 浜松市動物園 (2016年4月23日). 2017年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月20日閲覧。
- ^ “最初はふがいなかったゴーゴもやっと父親に… 「最後のチャンスかも」飼育員も喜ぶ”. 産経新聞. (2014年11月27日) 2020年6月20日閲覧。
- ^ “ホッキョクグマ・モモの成長記録”. 大阪市天王寺動物園 (2015年7月). 2020年6月20日閲覧。
- ^ “ホッキョクグマ、 ゴーゴとバフィンの4年間を振り返って”. 大阪市天王寺動物園 (2015年3月). 2020年6月20日閲覧。
- ^ “グラフZOO - バフィンとモモの思い出”. 大阪市天王寺動物園 (2016年6月). 2020年6月20日閲覧。
- ^ a b “大阪市天王寺動物園「なきごえ」WEB版”. 大阪市天王寺動物園 (2020年4月). 2020年6月20日閲覧。