ジゴキシゲニン
ジゴキシゲニン | |
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3-[(3S,5R,8R,9S,10S,12R,13S,14S,17R)-3,12,14-trihydroxy-10,13-dimethyl-1,2,3,4,5,6,7,8,9,11,12,15,16,17-tetradecahydrocyclopenta[a]phenanthren-17-yl]-2H-furan-5-one | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 1672-46-4 |
PubChem | 15478 |
ChemSpider | 14728 |
ChEBI | |
ChEMBL | CHEMBL1153 |
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特性 | |
化学式 | C23H34O5 |
モル質量 | 390.51 g/mol |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ジゴキシゲニン(英: digoxigenin、DIG)は、ジギタリス属の植物 Digitalis orientalis や Digitalis lanata の花や葉に存在するステロイドである。ジゴキシンのアグリコン。
概要
[編集]分子サイズが小さいこと、生体分子に結合させることが比較的容易であること、ジゴキシゲニンを検出する抗体が存在することなどから、生化学における研究ツールとして用いられている。フルオレセインと共に、非放射性標識 in situ ハイブリダイゼーションにおける最も一般的なプローブ標識として用いられる。ジゴキシゲニンはRNAのヌクレオシド三リン酸のうちの1種類(ウリジン三リン酸 uridine triphosphate、UTPが一般的)に結合され、RNAプローブを合成する際にプローブに取り込まれる。